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2003年04月01日
スポーツジムでの講習会 その2
こんにちは。先週は福島の地方局番組の取材を受けました。
"ラズベリーのパワー"がテーマのようです。グレーププルーツのようにラズベリーの成分中の芳香成分"ラズベリーケトン"が 脂肪の燃焼を促進するとか・・・。こちらも化粧品メーカーさんが一生懸命やっていましたが、その効果はほぼグレープフル ーツ並のデータでした。(しかもラズベリーケトンのみでなく、ギムネマなんかも入っていたようですが) 私は、ラズベリーではなく"ラズベリーリーフ"という葉の部分についての効果を説明したので、特にダイエットには関係ない 部分でしたけれども、やはりダイエットに世の女性は関心が高いですよね。もちろん私もそのひとりですが。
・・・というところで前回の続きです。
運動をして疲れをためないようにするにはどうしたらいいのか、ここからお話しますね。 本当のところ、前回お話した"ダイエット"部分の方が参加者の反応は良かったんです。 テレビでもダイエットネタがうけるのは分かる気がしました(笑)
疲労物質の原因とされるのは乳酸です。嫌気的反応で乳酸生成が促進されます。運動が進むにつれて酸素を充分に補給出来なく なりますから、乳酸も増大します。筋肉運動では特に酸素を必要としないので疲れもたまりやすいですよね。
そこで、ハーブティで乳酸排泄促進。オススメはハイビスカスです。ハイビスカスにはクエン酸、リンゴ酸が含まれていて クエン酸回路の活動を活発化します。クエン酸回路の活動が促進されれば解糖系で出来た乳酸も分解されやすくなるわけですね。 (難しい話になってくるので、参加者はあまり好みません。簡単な言葉でさらっと話すのが一番ですが、自分はそのメカニズムを きちんと把握していないと他人には説明出来ませんから、勉強し直しにも正直時間がかかりました)
また、運動時にはビタミンCの消費も増大するので、ローズヒップもブレンドすることを勧めました。薬局で患者さんに試飲して 頂くこともあるのですが、一番人気はローズ、ローズヒップ、ハイビスカスのこのブレンドなんです。飲んだ方は、たまに”梅干 っぽい”という方もいらっしゃいます。これは梅干にもハイビスカス同様にクエン酸を多く含むからです ね。私はあまり、梅干のようとは感じなかったのですが・・・。ちなみに梅干が嫌いな私にも美味しく飲めます。ハチミツを少し 足すとさらに美味しいです。
実際この後に、マッサージオイルを作って頂きました。グレープフルーツを使用する方が多かったので、 ”光毒性”についてきちん と説明し、注意を促しました。
グレープフルーツ+ジュニパー
ラベンダー
グレープフルーツ+ローズマリー
ラベンダー+ペパーミント
など様々なバリエーションで楽しんで頂き、作り終わったあとに作った目的を発表して貰い、マッサージオイルもみんな納得がい くものが出来たようでした。その後、ラベンダーを0.5%くらいにキャリアオイルで希釈したマッサージオイルを使用し、簡単 なハンドマッサージの講習をしました。
精油自体に効果があると言われるわけですから、塗布するだけでも充分に効果が期待できるのですが、優しく人に触れられれば血 流も良くなり、癒し効果倍増。家に帰って、やってあげようと言う方もいらっしゃれば、自分が教えてやって貰うんだという方も いらして、とても楽しく講習を終えることが出来ました。
投稿者 tsukamoto : 14:53 | コメント (0) | トラックバック
2003年04月08日
食とハーブについて
アポプラスステーション㈱が経営するフレンチレストラン”ボングー”のシェフが、先日言ったことですが
「ハーブの歴史や知識がない料理人がハーブを組み込んだ料理をしても、もともと香草に馴染みのない日本人には なかなか受け入れられにくい。下手をすると嫌いになってしまうこともある。ハーブは上手く使えば素晴らしい 料理になるのにもったいないことだ」と。
また、「外人は香りで料理を楽しみ、日本人は目で料理を楽しむ。だから外人はまずにおいをかいで食材を選ぶ」 とも言っていました。確かにそうだなあ、と思いました。
買い物をするとき色や形の悪い野菜よりも、見た目で野菜を選んでしまうことが多い気がしませんか? 少なくともにおいをかいで買い物をしている人は殆どいないと思います。
ハーブは”香草”なので香りを楽しむことが出来るのはもちろん、その植物のパワーを体内に取り入れるには お料理にすることが本当は一番いいのかも知れません。
ハーブティで楽しむ場合では、水溶性の成分しか得ることが出来ませんが、”食べる”ということは余すところなく全てを得られる、ということです。 しかし、受け入れられるかどうかはお料理次第、というのは前述した通りなんですね。 あまり大量に用いないで、あくまでもほのかな程度にとどめることも大切です。
サプリメントに頼る現代社会ですが、昔の人はそのようなものに頼らなくても健康に生活出来ていましたよね? ハーブというとなかなか受け入れにくい感じがするかも知れませんが、馴染みのある 身近なハーブだってあるん です。積極的に取り入れて健康増進に役立てたいですね。薬局で服薬指導をするときにも、ひとこと身近な食材 をあげてあげると抵抗がなくなってきます。
我が家でも私以外は香草が苦手。うまく取り入れられないものかと、”きれいになるメソッド (宮川明子先生著 文春ネスコ発行 定価1200円)”を見て奮闘してみました。
私が作ったのは”ローズマリーの肉まん”というものだったのですが、ジャガイモとヤマイモをゆでてマッシュ した生地に、ひき肉とローズマリー、ショウガ、ニンニクなどであんを作り、中に詰めて素揚げしたもので、 モチモチした食感とハーブの爽やかさが家族に好評でした。
効果ばかりでなく、利用法や自分が体験したことなど積極的に話すことによって、お客さん、患者さんが興味を 示してくれることを実感する今日この頃です。
。、::。.::★'゜。、::。.::・'゜☆。.::・'。.::☆講習会があります☆。、::。.::・'゜。、::。.::・'゜☆。.::・'。.::・'★。、::。.
お肌に良いハーブ料理とアロマテラピーの講習会
講習会内容 お肌のための豆知識とクレンジングオイル作り
(お肌に合ったものを作って頂きます!)
日 時 4月19日(土) 12時
場 所 レストラン ボングー
参加費 5000円(税別)
ご興味のある方は、メールにてご連絡ください。
お料理は、クレソンやエルダーフラワーを使用する予定です♪
投稿者 tsukamoto : 14:54 | コメント (0) | トラックバック
2003年04月15日
不眠には一体何が効果あるのか
先日、あるお客さん(50代くらい、女性)に聞かれたことです。
「最近、家族の看護疲れで眠れないのです。不眠に良いのはやはりラベンダーなのでしょうか? また、朝起きるときすっきり目覚められる精油はありますか?」
朗らかな感じの方で、運動をしたりすることも好きだとおっしゃっていましたが、 精神的な疲れが少したまっているな、とお話を聞いていて思いました。どちらかといえば鬱傾向です。 多分、日中は頑張って元気にしている分、夜1人になって眠るとき悲観的なことを考えたりする方 だろうな、そんな感じをうけました。
普段明るく朗らかで自分のなかに感情をためこみがちな人、お年よりは、意外とビターオレンジが 不眠には良いようです。ラベンダーは酢酸リナリルの鎮静作用による不眠改善が知られていま すが、特に鎮静が必要なのではなく、気分を明るくしてあげてクヨクヨ考えないことが一番なんです。
夜になるといろいろ考えてしまって眠れない、考えてしまいイライラするならラベンダーも有効で すが、悲観的な気分に陥りやすいなら、オレンジに元気をもらってぐっすり眠りましょう。
必ずしもラベンダーは不眠に良いと思い込まないことが大切です。必ずその香りをかいで、好きか嫌いか試 していただきましょう。嫌いだと思う香りは、その人が欲していないことが殆どのようです。
また、同じ植物であっても産地や日照条件、抽出条件などによって芳香含有成分が違ってきますの でメーカーによってこのメーカーの香りは好きだが、このメーカーの香りはあまり好きではないと いうこともあるようです。
実際、アロマテラピーに全く知識のない知り合いの薬剤師に何種類かのメーカーの違うラベンダー をかいで頂いたところ、ある1種類のメーカーのみを好みました。
私自身もやはり精油の種類によって、購入するメーカーを変えています。
ちょっと話がはずれてしまいましたので、不眠の話に戻します。
不眠とはほぼ無縁な私ですが、海外へ行くと不眠になることがありました。遠足の前日のように(?) 興奮して眠れないようなのです。その頃、まだアロマテラピーの知識などなかったこともあり ハルシオンを服用したのですが、興奮が強くてそれでも眠ることができませんでした(笑)
こんなときはラベンダーが良いのかもと今は思いますが、その後海外でも不眠に悩まされるこ とはありませんでした。ラベンダーはメラトニンの分泌を促進するそうなので、時差のあるとこ ろでの日内変動リズムを整えるのにも良いかもしれません。
また、不眠にはハーブティがとても効果的だと思います。 これはある意味、薬物療法に近いものですね。
ハルシオンを服用して眠れなかった私でしたが(笑)、先日面白半分に不眠ブレンドなるものを購入 してどのくらい効果があるものなのか試してみました。
セントジョーンズワート、パッションフラワー、カモミールなどがブレンドされており、ストレス、 不眠、うつ、などに効果があると言われているものばかりです。 飲んだ結果は、2回飲みましたがどちらも頭がクラクラしました。セントジョーンズワートだけ飲ん でも、フワフワしたような感じになったので、私には強いように思いました。 眠くなる、というよりは睡眠薬服用後、朝起きてまで薬が残っているような感じです。
実はこのハーブティを”リラックスするお茶”として30mlくらいずつ20人くらいの職員に飲んで頂いた ことがあるのですが、特にクレームはありませんでした。
量も少量なら、特に問題もなかったか、たまたまちょっと体調がおかしいのかな、って思う程度でハ ーブティのせいだと思わなかったのか。私はもう飲みたいとは思いませんが、不眠には香りをかぐよ りも効果があるのではないかな、と考えています。
ただ、ハーブティは飲みにくく、試すにはちょっと面倒、ということもあり、なかなか不眠で購入さ れる方はいらっしゃいません。現在はカプセル状になっているものもあるので、手軽に試せて効果に ばらつきが少ないこちらの方が本格的に不眠に悩む方にはおすすめです。
ただ、セントジョーンズワートは特にお薬との相互作用も多いので、勧めるときはお薬服用の有無を 必ず確認しましょう。
ちなみに朝起きるときに目覚めの良い精油としてはレモン、ローズマリー、ペパーミントなどが良く どれも頭脳明晰作用があるとされています。
私は月曜の朝のけだるさをローズマリーの精油を白衣につけることで解消していました。
柑橘系は白い布につけるとしみになることが多いので気をつけてくださいね。
柑橘系ではないですが、ユーカリの精油が花粉症にいいからといって、愛用するあまり白いシャツ の襟元につけていてしみになり、奥さんに怒られた、なんて患者さんもいらっしゃいました(笑)
結局、このご相談のあったお客様は、ローズマリー、オレンジ、ラベンダーを購入され、そのときの用途によって 使い分けるようにする、とおっしゃっていました。
投稿者 tsukamoto : 14:57 | コメント (0) | トラックバック
2003年04月22日
ガン患者にアロマテラピートリートメントを行って良いのか
先日、とある方から聞かれたことです。
「ガン患者にアロマテラピートリートメントを行うことは良いことなのか」と。
ちょっとヘビーな質問に戸惑いました。ガン患者さんともなると話は深刻です。 その方は、脳腫瘍の患者さんのご家族でしたが、オペが済んで経過観察に入っているところとのことでした。
よくホスピスで疼痛緩和のために、アロマテラピートリートメントを行うことがありますが、それはいかに 痛みを緩和して余生を過ごして頂くかなので、そういった方に対するラベンダーやペパーミントの効果など はよく知られています。
MSコンチンの服用ではなく患者ご家族によるマッサージ、そのほうが確かに鎮痛には効果がありそうです よね。ちなみに精油を使用せず、キャリアオイルを使用しただけでもその効果はあるようです。もちろん精油 を使用したほうが相乗効果を期待できますが。
ここではトリートメントを行った時にリンパ液の流れが刺激促進されて、転移するのではないか、つまりガン が拡大するのではないかということについて考えていきたいと思います。・・・といっても結局のところそう いうデータはないので、現段階で分かっていることはとても少ないです。
しかし、まずオペで腫瘍を切除する時、腫瘍細胞が分散する恐れがあることが知られているところからしても、 リンパが集中しているところや(この方の場合は脳腫瘍なので首のリンパ)、患部はマッサージを避けたほうが 良いですね。また、転移の可能性が捨てきれないところは説明してあげた方がよいでしょう。軽く手や足に触れ て精油を塗布することは悪いことだとは思えません。何事も程度の問題だと考えています。
ちなみに、これが個人的見解というのは危険でしたので、知り合いの学術的に研究されている方にも相談して ご意見を伺ってみました。
やはり同じような見解でしたので、後日患者ご家族にはそのようにお伝えしました。 ただし、やっぱり行う前には治療の妨げにならないように一言Dr.に断ってからの方が良い、というコメ ントも付け加えて。
お薬に関してもそうですが、特にアロマテラピーは急を要するものではないことが多いので「きちんとしたことが分 かってからお答えする」「ここまでは分かりましたので情報提供します」というスタンスを保って、今後もやってい きたいと思いました。(でも本当にビックリでした)
投稿者 tsukamoto : 14:58 | コメント (0) | トラックバック
2003年04月28日
うさぎ薬局日記 その1
先週はずっと福島県のうさぎ薬局にいました。 久々に、たくさんの患者さんと接し、アロマテラピー、ハーブについても収穫の多い1週間でした。
NHK福島では、ハーブに関する特集が組まれ、それに出演させて頂くことになりハーブティの入れ方や利用法についてを説明しました。 時間との戦いのため、詳しく説明をすることは出来なかったのですが、福島の皆さんにもっと親しんでハーブを使って頂けたらなって思いました。
実際、スパイス(トウガラシ、ショウガなど)や薬用植物(アロエなど)は香らなくても ハーブ(緑の草)として立派なハーブの仲間入りをしています。ハーブというと敬遠されがちなのですが、 実際身近なところで、医食同源、食べ物として取り入れられているものも多いのです。そこら辺がう まく伝えられたら成功かなと思っています。
またある時は、薬局で患者さんへ薬を渡す時に、ローズマリーとフェンネルのハーブティを買って いかれる方がいらして、飲み方の質問をされました。
”どれくらいの量を飲んだらいいの?” ”いつ飲んだらいいの?”
”一日何回くらいだ飲んだらいいの?”
ダイエットで使うんだろうな、とすぐに思いました。そんなに太った方ではなかったのですが。 これから薄着になってくるので気になってくるのでしょうか。
まず量に関して言えば、多く飲んだからといって比例的に効果があがるものではないので、 こまめに何回も飲んで体内に長時間留めておくことが必要なことを話し、(と言っても1日3~4回程度)、 いつ飲んだらいいかという質問には、食後で構わないと答えました。
念のため、どういう目的で使用するのか聞いてみると、やはりダイエットとのことでした。 糖分を多く摂取するのか、脂肪分を多く摂取するのか確認したら糖分だとおっしゃったので それだったら桑の葉を飲むほうが効果的だと説明し、食前服用を勧めました。食後の血糖上昇を抑えるためには 食前服用が効果的なようです。(α-グルコシダーゼ阻害作用があるといわれている為)
間食が多く、その時に甘いものを食べてしまうのだそうです。それなら、間食の前に桑の葉のお茶を飲み、 食後にフェンネル、ローズマリーを飲む、といって買っていかれました。
フェンネルは”ウイキョウ”のことで、ツムラの漢方では5番の”安中散”に含まれています。 主に胃もたれ(消化促進)に良いと考えられていますが、西洋では民間療法的に脂肪分解促進=ダイエットに良いとされて使用されてきました。 そんな補足をしたところ、その患者さんは前述のように飲むんだ、といって買っていかれたのです。結果がちょっと楽しみです。
投稿者 tsukamoto : 14:59 | コメント (0) | トラックバック