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2003年06月03日
あなたもチャレンジ、飲みにくいハーブティ
先月、うさぎ薬局に栄養士さんが2名入りました。
まだ若くて元気一杯!羨ましい限りです(笑)
これから薬局で糖尿病患者に対する栄養指導など積極的に行っていきたいということで入った訳ですが、もちろんアロマテラピーやハーブは薬局での強みですので、うさぎ薬局に入った以上は勉強していただきましょう、と基礎知識研修をしました。
もちろん栄養士さんどちらもアロマテラピー、ハーブに関しての知識は殆どゼロ。
ハーブとアロマテラピーの違いは何だろう、というところから教えました。
“オックスフォード英和辞典”では“葉、または茎と葉が、食用、薬用に使われたり、
においや香味が利用されたりする植物のこと”だそうで、“広辞苑”には“薬草、香辛料とする草の総称”とあります。
ハーブを定義することは難しいですが、“甘草”は“リコリス”、“当帰”は“アンジェリカ”、“ウイキョウ”は“フェンネル”というふうに生薬名をハーブ名(?)に置き換えただけ、というふうに考えれば“西洋の漢方”という捉え方も可能です。
そういった方が分かりやすいので、私が初心者に聞かれた時にはそのように説明しています。
もちろん、ハーブでも薬効は同じですので、“アンジェリカ”は女性の不調に、“フェンネル”は胃もたれに使ったりします。
今回、それで面白かったのは、ハーブティを沢山飲んでその味を知らなければ、栄養士としてお料理に生かすことも、販売員として薬局でお客様にすすめることも出来ない訳ですから、いろいろ試してみましょう、といって様々なブレンドハーブティを作ってもらったことです。
私のようになまじっか知識のあるものでは想像もつかないようなブレンドが出てきました。“アーティーチョーク”と“ルイボス”というブレンドは特に面白かったです。
“アーティーチョーク”の葉の成分中には“シナリン”という成分があり、コレステロールを下げたり、胆汁の分泌を促進し、肝臓の働きを助けるとも言われています。
ルイボスは活性酸素除去作用があるとして有名なお茶です。
効能を考えたものでも、味のバランスを考えたわけでもなく、思いつきでブレンドされたのですが、思いつきもしなかった組み合わせにビックリ。
それにアーティーチョークはイタリアンで花床を輪切りにして食べたりしますが、ハーブティとして使用するのは葉の部分で、葉は吐き気を催すほど苦く、まずいのです。“良薬は口に苦し”といいますが、これはひどい、と私の中では“味のワースト”的なハーブでした。
しかしながら、おそるおそるブレンドティを飲んでみると、ルイボスの紅茶のような味が前面に出ていて、なんとも飲みやすく仕上がっていたのです。
“きっとあまりアーティーチョークをいれなかったせいですよ”なんてルイボス3に対してアーティチョーク1の割合でブレンドして、ニコニコしていた栄養士さんでしたが、悲劇はそのあと起きました。
こういうブレンドで、私も飲みにくいアーティーチョークをすすめよう、なんて言いながら一口飲んだ先程のブレンドハーブティに違和感を覚えました。
徐々に苦味が口の中に・・・。
そして最後にはアーティーチョークの味が口の中を支配し始めました。
冷めてくるとやはりアーティーチョークの味は、勢力を増したようです(笑)
誰かいい飲み方ご存知でしたら教えてください。
投稿者 tsukamoto : 15:03 | コメント (0) | トラックバック
2003年06月10日
白色ワセリンに変わるもの
段々暑くなってきましたね。汗ばむ季節の到来です。
こんな季節になるとべたつきが気になるようで、こんな方がうさぎ薬局にいらっしゃいました。
「乾燥肌でひび割れしてしまうので、医者から白色ワセリンを貰っているんです。
全身につけているのですがこれからの季節、ワセリンのべたっとした感じがとても気になってしまい・・・。何か代用できそうなものはないでしょうか?」
そう言った彼女は、アトピー性の皮膚炎で首にすこし赤みが見られました。
特に足はうろこ状にカサカサしてしまい、掻きむしりによって出血するほどだそうです。
そのような方にいったい何をオススメしたらよいものか、悩むところではありました。
薬局においてある商品には限りもありましたが、その中から私は"ホホバ油"を選びました。
ホホバ油はワックス類に属します。そのため正確には油脂類でなく、ろう類に分類されますが、
肌への浸透性に優れ、アレルギーも起こしにくく、皮膚のひび割れにも効果があるとされています。
しかしその時に薬局にあったホホバ油は初心者向きのホホバ油でしたので、
本当に皮膚疾患でお悩みの方におすすめする訳にはいかない気がしました。
かといってあまり高価なものをすすめて、肌に合わなかった場合はもったいないとも思いましたので、
品質的にある程度保証されたメーカーのものを取り寄せすることにしました。
お手元に渡るまでに時間はかかってしまうかもしれませんが、本当に使って納得していただきたかったのです。
来週入荷すること、また使う前に必ずパッチテストを行った方がいいと説明し、
納得してくださいました。
乾燥肌、脂性肌という皮脂のバランスが崩れてしまっている方にはだいたい言えることなんですが、水分が不足していることが多いです。
この方も水分が不足気味かも知れないと思い、水分補給をたっぷりして、その上に水分が逃げないように油分(この場合は白色ワセリンやホホバ油)を塗って皮膚にフタをするように説明し、
特に水分が蒸散しにくいようにとグリセリンを手持ちの化粧水に入れたらどうかと、薬局でアロマテラピー用に販売している"植物性グリセリン"をオススメしました。
植物性グリセリンは、やしの油をケン化するときに副産物として得られます。
普通の合成グリセリンと比べて何がそんなに良いものなのか、実のところその違いはデータもないのでハッキリ分からないのですが、使用した人はみな、口を揃えて"とっても良い"とおっしゃるので、
使用感が優れているんでしょうね。
化粧品メーカーでは合成品を使うところと、植物性を使うところとあるようです。
グリセリンは様々な用途で用いられますが、保湿成分もよく知られているところです。
丁度その方がいらっしゃるときにグリセリン入りの化粧水を持ち合わせていましたので、
肌の目立たないところに化粧水を噴霧し、その上にワセリンを塗ってこのようにしたらどうかと
その場で試して頂いたところ、とても気に入って下さったようで、
その日はグリセリンを購入され、お帰りになりました。
後日、別の方が"グリセリンがとても良いと聞いたのですが・・・"とグリセリンを購入されたそうです。
"白色ワセリン"で相談にいらした方から教わったようですが、かなりグリセリンが良かったのでしょうね。ホホバ油のお取り寄せも済んでいますのでまたのご来店お待ちしています(笑)
投稿者 tsukamoto : 15:05 | コメント (0) | トラックバック
2003年06月17日
NPO太極拳の集いにて
今年の1月19日(日)より茗荷谷駅近くの窪町東公園というところで「NPO法人薬と健康を考える会」主催で毎週日曜日10時~11時に太極拳の集いが行われています。太極拳終了後、様々な効果を考えたハーブティを出していますが、毎回変わったレシピで提供するのはなかなか難しくて、苦労しています。
"冬は寒かったので温かいハーブティでも良かったけれど、こう暑くなってくると・・・。"と思い、カモミールのグレープフルーツ割アイスティを出してみた事があったのですが、意外や意外に暑くても温かいハーブティを好まれる方が多く、反応は今ひとつでした。味は美味しいけれど、やはり温かい方がいい、そんな感じでした。
健康増進で太極拳に参加されているので冷たいものを運動後すぐにお飲みになることに抵抗があったのでしょうか。その後は、温かいハーブティを出すようにしました。今後さらに暑くなってくるとどうなるかは分かりませんが、少しぬるいくらいでいいのかもしれませんね。
色々ハーブティのブレンドをしましたが、前回ローズマリーとルイボスのブレンドティを出して、"お肌ツヤツヤブレンド"と命名してお飲みになっていただいたところ、味はハッキリ言ってあまり美味しくありませんでしたが、かなり興味深々でハーブを購入された方がいらっしゃいました。
ちなみにローズマリーの成分のフラボノイド(ジオスミン)が血流を良くし、ルイボスの成分のフラボノイド(ケルセチン)にSOD作用があると言われ、不活性な肌に効果を現すと考えています。ハーブをお渡ししたところ、他に体重も気になるそうで、むくみを感じるか、甘いものが好きなのか、脂肪の摂取が多いのか聞いてみたところ、甘いものがやめられないとのことだったので桑の葉茶をすすめました。
食前10分くらいにお飲みになるように、またこれで痩せられるわけではなく、補助目的であることも説明しました。むくみから太っているように思う方には、利尿効果の高いダンデライオンかハイビスカス、脂肪の摂取が多い方にはフェンネル、代謝が低下している方にはローズマリーをおすすめしたいですね。実際桑の葉にいかほどの効果があるのかそのうち血糖測定をしてみたいと思います。まずは自分の体で(笑)
投稿者 tsukamoto : 15:06 | コメント (0) | トラックバック
2003年06月24日
ハーブのチンキは有効なのか
先日、ローズマリーサークルでチンキの作り方を説明させて頂きました。
ハーブのチンキは、家庭で作る場合、ホワイトリカーやウォッカなどアルコール度数の高い無臭蒸留のアルコールでハーブを抽出したもので、ハーブティでは水溶性成分しか抽出出来ないのに対し、チンキではアルコールに溶解可能な有機化合物も抽出出来るのが大きな違いです。
つまりはハーブを食べるのに近いくらい、ハーブの成分を有効的に摂取できるわけです。しかもハーブティで摂取するよりも、少量の服用で済みます。味は良くないけれども、健康の為にぜひ服用したいハーブを摂取するのにはオススメです。市販ではグリセリンで抽出したチンキをよく見かけます。
私もホルモンバランスが更年期障害レベルまで落ち、病院にも通いましたが一向に改善されず、視床下部からのホルモンの命令系統に不具合があることは検査で分かっていましたので、そういう状態に良いと言われているハーブのチンキをわらをもすがる思いで3ヶ月ほど服用した事があります。
その頃は別の病院に通い、別の治療を受けていたのですが、これだけでは改善されないだろうとお医者さんに言われていたのに、何が良かったのかハーブが補助となったか、血液検査で女性ホルモンがほぼ正常値に戻ったという経験があり、それ以来チンキの力を信じるようになりました。ハーブの力と言った方がいいのでしょうか。もちろん人それぞれで合う合わないはあると思いますので、他の人に押し付けたりはしませんけれども。
今回、ローズマリーサークルといううさぎ薬局が月に1度開催しているアロマテラピーのサークルでチンキを実際作っていただいたのですが、ハーブを4種類用意しました。セントジョーンズワート、カモミール、フィーバーフュー、ローズヒップ。医薬品との相互作用が特に多いとされるセントジョーンズワートについては、薬剤師として特に注意深くどうしていけないのかということを説明しました。しかし、自分が一番気になったのはフィーバーフュー。
偏頭痛に良いとされているハーブですが、プロスタグランジン合成阻害の作用があると考えられています。あまり頭痛に悩まされることはないのですが、実際自分で試してみてみたいなと思って、みなさんと一緒に作ってみました。出来上がりは2週間後。楽しみです。(しかしそのころタイムリーに頭痛が起こるでしょうか?・笑)
投稿者 tsukamoto : 15:07 | コメント (0) | トラックバック