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2003年07月01日

 虫除けスプレーな季節

最近、うさぎ薬局ではゼラニウムの精油がラベンダーの精油と同じくらい売れています。
つい先日も"ゼラニウムの精油は置いてありますか?"と聞かれたばかりです。何に使うのかと言うと"虫除けスプレー"。口コミでいいらしいと去年もこの時期は売れ行き好調でした。

作り方は至って簡単。スプレー容器(50ml)にグリセリン2ml、ゼラニウムの精油を4~5滴入れ、5mlほど水を入れてからふたを閉め、一度良く振り、全量で50mlになるようにまた水を加えてよく振れば出来上がり。テレビでも何度か取りあげられたことがあり、この時期は知るひとぞ知る、ラベンダーの次に人気の精油と言っても過言ではありません。

ゼラニウムの香りは特に蚊よけになるようです。ゼラニウム中のシトロネロールが効果を発揮するかと思われます。化学物質を一切使わず(うさぎ薬局ではグリセリンも植物性グリセリンを使用しているため)お子様にも安心と好評です。しかもゼラニウムにはローズの精油と同じ成分のゲラニオールも含まれ、これをこのまま化粧水としても美肌効果が期待されます。

ゼラニウムの香りは嫌いだ、と言われる方も多いのですが、希釈して使用するとほんのり柑橘系のような香りになり、とても良い香りです。ただし防腐剤が入っていないので長期間の作りおきは出来ません。冷蔵庫に保存して2週間くらいを目安に使いきります。

そろそろ"グレープフルーツでダイエット"やローズヒップのブームは去ったようですが毎年この時期になるとゼラニウムは爆発的ではないにしろ、ひそかなブームになっているのです。これから山登りなどをされる方やハイキングに行く方にもオススメしたい虫除けスプレーでした。

投稿者 tsukamoto : 15:11 | コメント (0) | トラックバック

2003年07月08日

 マイナスイオンとアロマテラピー

先日、日本アロマテラピー協会の総会に参加してきました。
そこで記念講演があったのですが、とても興味深かったのは「アロマイオンセラピー」で"マイナスイオン"と"アロマテラピー"という2つのものの関連性についてのお話。森林や滝にマイナスイオンが多い、と言いますが一体何がそんなによいのでしょうか?

まずはマイナスイオンについてのお話がありました。

・血液中のナトリウム及びカルシウムのイオン化量を増大させ、
  酸性化している血液を弱アルカリ性にすることで細胞を活性化
・脳内β-エンドルフィンの活性化や副交感神経からのアセチルコリンの分泌促進
・活性酸素に自らの電子を与え、還元作用により活性酸素を抑制
・末梢血管を拡張させ、血流を促進させることにより老廃物の排泄促進

・・・とまあだいたいこのような作用があるそうなのですが、よくよく考えていくと確かにアロマテラピーやハーブと関連性があります。

例えばイランイランの精油はエンドルフィンを放出すると言われていますし、ハーブにはフラボノイドが多く含まれていることから活性酸素除去作用があると考えられています。講演でのお話は、「香りは匂いのあるイオンであり、イオンは匂いのない香りだ」「イオンも香りも同じように空気分子から成り立ち、その時の用い方で興奮性や逆に鎮痛効果をもたらす」などといったことでした。

リラックス効果があるアロマやハーブはマイナスイオン効果と類似し、交感神経を活性化するようなそれはプラスイオンに類似しているようです。最近はやりのマイナスイオンと関連があるという新たな解釈に、またアロマテラピーの道も広がってきたかな、と思う私でした。おまけに、女性はマイナスイオン、男性はプラスイオンという捉え方もあるようです(笑)

投稿者 tsukamoto : 15:12 | コメント (0) | トラックバック

2003年07月15日

 裏付けのまったくない話 その1

夏といえば、"恋の季節"といっても過言ではないような気もしないでもない(笑)、ということで、恋愛における香りの効果についてのお話です。

昔から、香りは色々なことに使われてきました。宗教儀式であったり、自分の存在をアピールするためであったり・・・。平安時代では、それぞれ自分で自分のための香りを調合し、着物に焚きしめていたそうです。

香に使われる植物はは、白檀(サンダルウッド)、沈香、伽羅、桂皮(シナモン)、大茴香(ハッカク)、丁子(クローブ)、パチュリ、安息香(ベンゾイン)などですが、精油として販売されているものも数多くみうけられます。確かに配分や種類を変えることで何万通り、それどころか無限にすら感じられる香りのバリエーションがあるわけですね。

平安時代には男性が夜、女性のもとへしのんで逢いに行くと暗くて顔も見えないため、焚きしめた香りを女性にさりげなく匂わせて、自分が来たと示したそうです。ちなみに、香によく使われる植物の精油を自分でブレンドしてみましたが、なんとなく香のような、なんとなく違うような、微妙な感じがしました。配合によっても違うので、これからいろいろ試してみたいと思います。

お香でいうと、最近はまっているのですが、沈香がとてもいい香りです。気分をゆったりさせてくれます。東南アジアを原産とする樹脂で、少量しか得ることが出来ない貴重な香りです。この匂いがただよってくると、私はあっという間に眠りについてしまいます。ひどいときは本を持ったまま眠りについているのです。ラベンダーの香りではそういうことはないので、自分でも驚いています。

ちなみに沈香の最高級品(同系統のようです)が伽羅と呼ばれるものだそうです。ちょっと恋愛からははなれてしまいましたが(笑)続きはまた来週。

投稿者 tsukamoto : 15:13 | コメント (0) | トラックバック

2003年07月22日

 裏付けのまったくない話 その2

先週の沈香の話ですが、先日うさぎ薬局にいらした不眠の方に少しお分けしたところとても気に入っ て頂けたようで、買ってきてと言われました。
やはり精油を温めるのは面倒ですし、いくらティッシュに1、2滴落とせばよいと言ってもすぐに香り が飛んでしまう。お香はいつまでも香りが残っていて良いのだ、とその方はおっしゃってました。

確かに精油よりお香のほうが室内に残りやすいです。精油でベースノートのもの(香りの持続が長い もの。例えばイランイラン、サンダルウッド、ローズなど。分子量が大きめ)

でも翌日まで持ち越し、部屋にしみつくことは余程使わなければありません。もともと、お香と精油は香りの抽出方法(お 香は香木、香草類を粉末状にし、練りあわせて香りを作るのに対し、精油は揮発性芳香成分のみを水 蒸気蒸留などによって抽出する)や使用法も異なるので、違いはあるのでしょう。合成品でない、質 の良いお香を薬局に置くことも考えていきたいなあと思い始めたこのごろです。

話をもとに戻して、恋に効く(?)香りについてお話を続けましょう。

インドネシアの新婚カップルのベッドには、イランイランの花びらが散りばめられていると言います。
イランイランとは"花の中の花"という意味で、エンドルフィンを増やすのだそうです。エンドルフィ ンは、内因性モルヒネ様物質で、オピオイド受容体に結合する物質です。特にβの活性が高いと考え られています。

エンドルフィンが増えると、つまりはモルヒネ様の作用があるわけで、不安や不快感の解消、多幸感 など(良いとこ取りで言えばそんな効果)が期待されます。気分が高揚し、開放され、催淫作用をも たらすのでしょうか。恋に効く媚薬として、また古では瞑想などの宗教儀式の香りとして使用されて きました。原産が東南アジアの花なので、特に東洋でもてはやされたようです。

投稿者 tsukamoto : 15:14 | コメント (0) | トラックバック

2003年07月29日

 裏付けのまったくない話 その3

恋に効く媚薬(?)の続きです。実は恋に関係するホルモンにはテストステロンがおおいに関係する、という話を耳にしました。

男性はテストステロンが多いほど、恋愛に積極的になり競争意識や生殖本能も高まり、女性はそのテストステロンに引き寄せ られるのだそうで、テストステロンを出している男性程魅力がある男性だと女性に思われるようです。
植物には誘引効果をもたらす芳香成分を有するものがあり、受粉をしたり、種子を遠くへ運んでもらうために虫や鳥を引き寄せ る香りを放つことがあるのです。逆に忌避効果といって、害虫を寄せつけないようにする香りを放つ植物もありますが。同様に して、人間も引き寄せてしまうフェロモン様の香りがあってもまあ不思議ではないと思います。

"つり橋実験"という話を聞いたことがあるでしょうか?

ある女性をつり橋の真中に立たせておき、そこに男性を通らせると同じ女性と喫茶店で会った時よりも男性は恋に落ち入りやす いのだそうです。つり橋という精神的に不安定な場所でテストステロンは多く分泌され、女性を獲得したいと思うとのこと。
また、ちなみにですが同じ人をずっといると、トキメキが薄くなってくるのは精神的に安定した状態なのでテストステロンの分 泌も少なくなるという理由からだと考えられます。同様に障害のある恋ほど燃え上がるのは逆の理由からでしょうね。

もちろんですが、理屈は分かってもほのかに片思いしている人をつり橋まで連れて行ったりすることは不可能ですよね(笑) ある意味、お化け屋敷などでも怖がりの男性はテストステロンが出そうですが。そこでやっと香りの話に戻るのですが、男性 の腋の下の汗からはアンドロステロンというテストステロンやその他アンドロゲンの代謝産物が分泌されるらしいのですが、 その香りをごくごく薄めていくとサンダルウッドの香りになるそうなんです。ということはサンダルウッドの香りをほのかに まとわせれば、恋に発展することもある、と理論上は考えられます。

実際に実験をした人がおりましたが、サンダルウッドをつけた場合、イランイランをつけた場合、何もつけなかった場合 ではサンダルウッドをつけた女性が一番声をかけられたそうです。女性から発せられるアンドロゲンの香りに男性が通常より もトキメキを感じる、これもまさに誘引効果と言えるのではないでしょうか?

投稿者 tsukamoto : 15:15 | コメント (0) | トラックバック