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2003年10月21日
フィトテラピーのサロンに行ってきました その2
さて先週の続きですが、そのフットバスに入りながら読んでいた本は、薬剤師が書いている アロマテラピーの本でした。その中に病気で落ち込んだ人へ持っていったレモンの話があり、 とても興味を持ったのです。
病気で落ち込んだ患者さまは、気力の低下から、免疫力も低下しやすくなります。ガン患者 さまに"治そうと言う気力が大事"とよく言っているシーンを見かけますが、それは本当で 「気力」が「免疫力」をアップさせるからなんだと本当に思いました。ちなみに笑顔も(心か ら笑っていなくても)免疫力をアップさせるそうで、これは実証も済んでいるそうです。
話は少しそれてしまいましたが、その本に載っていた症例(?)の方は少しうつ気味にな っていたようでお見舞にレモン(だけではないと思うのですが)を持っていったところ、 そのレモンの香りで元気になったというような事が書いてあったのです。
柑橘系の精油は果皮の窪みに精油が含まれているため、"圧搾法"といって皮を(現在は機械で) 絞って精油を抽出しています。果皮の窪みにたまっている香りですから、置いておくだけ でも充分に効果が期待できます。
ちょっと手に取っただけでも、爽やかないい香りを楽しむことができますよね?
その時に不快感を感じる人はあまりいないでしょう?レモンには神経を活性化させる作用が あると広く知られています。うつ傾向の方や、やや痴呆気味の方などにはレモンがおすすめ 出来ます。
そういえば、と思ったのが"智恵子抄"の中の"レモン哀歌"です。
レモン哀歌 高村光太郎
そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白いあかるい死の床で
私の手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
トパアズいろの香気が立つ
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱつとあなたの意識を正常にした
あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
あなたの咽喉に嵐はあるが
かういふ命の瀬戸ぎはに
智恵子はもとの智恵子となり
生涯の愛を一瞬にかたむけた
それからひと時
昔山巓(さんてん)でしたやうな深呼吸を一つして
あなたの機関ははそれなり止まつた
写真の前に挿した桜の花かげに
すずしく光るレモンを今日も置かう
頼まれもしないのに丸暗記したくらい私が大好きだった詩です。病室の白とレモンの黄色。 静寂の中に小さなともしびがあるような・・・。
それはさておき、注目したいのは精神を病んでしまっていて記憶が混乱していた智恵子が レモンを噛んだ一瞬、混濁した意識を正常に戻したというところです。噛んだ時の"トパアズ いろの香気"こそがレモンの精油。アロマテラピーの知識が無かったと思われる高村光太郎は ありのままを書いたのでしょうが、まさにアロマテラピー効果です!と、とても気が付いて 感動したので皆さんにもご報告しました(笑)
で、結局のところフィトテラピーはどうだったのか、というと特に足を重点的にマッサージ して(リフレクソロジーですね)足がとってもスッキリ、上半身もマッサージでスッキリし たのですが、精油を使ったトリートメントですので他のサロンと施術の点は変わりなかったです。
終わった後にまたカウンセリングがあるのが普通ですが、どこが凝り固まっていたとか、 施術はいかがでしたかとか施術者ももう少し自分のスキルアップのためにもクライアントの 反応をみるべきだとは思いました。
投稿者 tsukamoto : 2003年10月21日 15:30
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