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2003年11月18日

 紅葉の秘密

すっかり寒くなってきましたね。 うさぎ薬局のある福島県はもう紅葉も終わり、
冬将軍の到来も間近です。関東南部では紅葉がまだ少し見られますよね。
今年は見ていませんが神宮外苑のイチョウ並木もさぞ綺麗だったことでしょう。

さて、今回はそんな「紅葉」がテーマです。
紅葉はモミジの真っ赤も素敵ですが、イチョウの黄色もとても風情がありますよね。
何故植物によって赤や黄色といった違いがでてくるのでしょうか?
これには、葉緑素(クロロフィル)と植物色素に深い関係があるのです。
植物の葉にはクロロフィルが含まれ、特に春から初夏にかけて活発に合成されます。
イチョウの黄色は「カロチノイド」の黄色ですがクロロフィルの合成が活発なときは
その緑色に隠されてしまっているのです。
ところが秋になって、寒さのために葉が養分を運ばなくなり、クロロフィルが合成で
きなくなると隠れていた「カロチノイド」の黄色が現れてくるわけですね。

同じようにモミジの赤もクロロフィルに隠されてしまっているのでしょうか?
これはちょっと違います。モミジの赤は、ブルーベリーなどに含まれる
アントシアニン系の色素で、葉が緑のうちには含まれません。
寒さによって、葉と幹の間で養分のやりとりが行われなくなると、光合成で
ため込まれた糖分からアントシアニン色素が作られていき、クロロフィルの緑の色素
が消失していくことで美しい赤を魅せてくれます。

この他にも、紫色や、茶色などの葉の色がありますが、これらも同じようなしくみによって私たちを楽しませてくれるのです。

投稿者 tsukamoto : 2003年11月18日 15:33

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