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2004年09月07日

 化粧品とエバーラスティング

こんにちは。前回まで「吹き出物」に関してお話しましたが、最近私は顔全体に吹き出物がワラワラと・・・。今回はストレスではなくどうもチーズの食べ過ぎのようでした(笑)チョコレートを食べたり、脂肪分が多いものを食べたりするとそういうこともありますよね。それから、化粧品を変えたりすると一時的にそういったことが起こる場合があります。「いつもと違う」ってお肌が一種の抗原抗体反応のようなものを起こすのかもしれませんね。

さて、今回はそんな化粧品の中に含まれている精油のお話です。私は以前から、精油や植物エキスが入った化粧品を使っています。よく「化粧品は自分で手作りしているんですか?」なんて聞かれるのですが、普段は市販品を使っています。どうしてかというと、例えば基材にしても「どうお肌に効果的か」「どう有効成分の浸透性を高めるか」など、お肌に関することはお肌のプロがよく研究しているだろうと思うからです。

例えばお肌にビタミンCを補給することはあらゆる角度から有効であるとみなさんは知っています。しかし、お肌にペタペタとビタミンCをつけたら効果が発揮されるのでしょうか?ビタミンCはリン酸塩の形に加工したものでないと基底層まで届かないのです。あくまでも一例ですが、そんな理由もあって基礎化粧品は市販品です。簡単に出来るのでアロマクレンジングはそのたびに作って使っていますけれども。キャリアオイルを手のひらにとって、ラベンダーやネロリなどその時の気分に合ったものを1滴加えます。よく手の上で混ぜ合わせて、顔に塗って優しくマッサージ。化粧もとれて一石二鳥です。香りも楽しめますし、まさに至福の時です。一度ティッシュで軽くふき取ってから洗顔するとサッパリします。

アロマテラピーの手作り化粧品を否定するものではなく、上手に両方を組み合わせていければいいなあと考えています。医薬品とハーブやアロマも両方を上手に使うことが大切ですしね。また長くなってしまいましたので、肝腎な(?)化粧品に入っている精油の話はまた次週に。

投稿者 tsukamoto : 14:18 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月14日

 エバーラスティング

こんにちは。先週は手作り化粧品や市販化粧品の話をしました。自分の肌質に合わせたアロマコスメを作るのは確かに楽しいですよね。今回「ゆほびか」(マキノ出版)という健康雑誌の方から手作りコスメについての取材を受けました。実際アロマコスメを試していらっしゃる方へコメントさせて頂いたのですが、みなさま本当に精油に対する知識が素晴らしい!「1日でお肌回復」なんていう方もいらっしゃいましたが、楽しく作って試していればそれだけでお肌も元気になるのかもしれないですね。

さて、今週こそは「エバーラスティング」のお話です。私が使っている市販品コスメには「エバーラスティング」が使われています。別名「イモーテル」「ヘリクリサム」などとも言われるキク科の植物です。こちらの名前を聞いてピンとくるほうが多いと思いますが、私は「エバーラスティング(永遠)」という名前が好きです。「永遠に美しく」いられるような気がするからです。この名前はきっとこの精油が持つと言われている細胞成長促進作用によってお肌がいつまでも若々しく保てるからなのであろうと考えていましたが、この植物を乾燥させても形が変わらず、花も黄色を保つためなんだそうです。

実際ハーブティで飲んだことはありますが、確かに鮮やかな黄色を保ちしっかりと形を残していました。ハーブティで飲む場合は強力な抗酸化作用が期待出来るようです。精油の心理的作用としては、抑うつや自己の開放など気分を明るく高めてくれます。私も使ってみてなんとなく幸せな気分に浸っています。私の場合は市販品ですので他の精油もブレンドしてあり、そのものだけの香りではありませんけれど。やはり精神的に健やかでいることがお肌にとっても一番いいことなんですよね。

ちなみに精油の価格は比較的高価ですが1滴で強い香りを放つので充分楽しめそうではあります。精油の薬理作用としてはその他に抗炎症作用や、血栓溶解作用などが期待され、血流を良くしてトラブルの少ないお肌にしてくれるかもしれないですね。「1日でお肌回復!」とはいきませんが好きな香りに包まれるってやっぱりいいものだなって思います。手作りアロマコスメファンの方にも一度おすすめしたい精油でした。

投稿者 tsukamoto : 14:20 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月21日

 ラベンダーが嫌いになった日

こんにちは。まだまだ暑い日が続きますね。私は暑い上にひょんなことから、精神的ストレスを抱え胃に激痛が走りました。とあるH2ブロッカーを服用したところ、1時間半程で痛みが治まりました。こんなに早く効くものなのかとノンキにも薬の効果に感動(?)すると同時に身をもって作用発現時間を今後患者さまに指導できるなあと思うのでした。転んでもタダでは起きない精神ですね(笑)

ちょっと話がそれましたが、先週はそれほどまでに気分が落ち込んでいたんです。うさぎ薬局ではアロマ講習会用に28種類の精油を用意していますが、その精油の香りをかいでいたところ、ラベンダーの精油がとても変な香りがしました。「これ、劣化してないですか?」薬局のアロマ担当者に聞いたところ、ラベンダーは人気があるから開封したばかりだし、いつもと同じ香りだと言うのです。しかし、どうしてもいい香りだとその日の私には思えませんでした。精神的な落ち込みから、ラベンダーを敬遠してしまったせいなのでしょう。

自分でもビックリしました。不安感や落ち込みが強い時には鎮静作用があると言われているラベンダーはあまり好まれないとは思っていましたが(もちろんこれ以外の要因で好まれない方もいらっしゃいます)、ここまでいつもの精油の香りに対する感じ方が違うとは驚きでした。不眠で悩む高齢者にラベンダーが好まれないことが多く見受けられましたが、「眠れない」という不安感(すでに気分が一定レベルより落ち込んでいる)が鎮静作用を本能的に拒否するんでしょうね。気分を明るくしてくれるオレンジがマイナートランキライザー的役割を果たすので、老人性の不眠に効果があると言われているのでしょう。

私はこのときに何が好きだったかというとベルガモットでした。いつもは少しシャープな感じがするのですが、不思議とほのかに甘い香りに感じたのです。その方の落ち込みやバックグラウンド、性格によっても「ストレスにおすすめ出来る香り」は違いますので、医薬品のように「この症状にはこの精油」とおすすめ出来ないところにアロマの奥深さ・神秘を感じます。先日もご本人でない方が「ストレスに良い精油」を希望されていらっしゃいましたが、ご本人にいらして頂かないと、どれを勧めていいのかハッキリ分からないと答えました。個人に適した香りがあるはずなのに的外れなものを勧めてアロマテラピーを嫌いになって欲しくないからです。薬局で信用販売をするために常に誠実にお客さまに向かい合いたいと思う私でした。

投稿者 tsukamoto : 14:20 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月28日

 佐賀へ行ってきました

こんにちは。急に涼しくなってきましたね。風邪ひいたりしていませんか?
私はビタミンCの摂取により心も身体も健康体に復活!元気いっぱいです。

週末に佐賀県の久保薬局さんに行き、「セルフメディケーションと調剤薬局の関わり」という内容でうさぎ薬局での実践について少々お話をさせて頂きました。実際香りをかいで、アロマテラピーの心理作用について知って頂きたかったので、カモミール、イランイラン、サンダルウッド、ラベンダー、オレンジなどを持っていきました。

まずはサンダルウッドとイランイランの香りで好みの香りはどちらかを質問してみると、おおよそ半々に分かれました。サンダルウッドを好む方は比較的切り換えが上手で、アグレッシブな男性脳を持った方に多い傾向があるように感じます。それに対し想像力が豊かで、繊細な女性脳を持った方はイランイランを好む傾向が高いようです。イランイランはβ-エンドルフィンの分泌を促進する香りと言われていますので闘争の本能をかき立たせるサンダルウッドの香りとはある意味反対の香りということもできますね。どちらも嫌い、というかたも中にはいらっしゃいますけれど。薬剤師は女性でもサンダルウッドが好きな方が多いようにも思います。(あくまで経験則ですが)

それからカモミールの香りをかいでいただいたのですが、カモミールの香りは強く、個性的な香りでもあるので好まれない場合も多いのですが、とあるメーカーの精油を持っていったところ、「よい香り」と感じて頂けたかたも何人かいらっしゃいました。私自身、カモミールの精油は好きではありませんでしたが、今回どうしてもカモミールについて説明をしたかったので購入したんです。私は精油ごとにお気に入りのメーカーを持っていますが、カモミールの香りは受け入れない香りと考えて(高価ですしね)、購入していませんでした。メーカーによって本当に香りが違うなあ、といつもながら感心してしまった次第です。

久保薬局さんでは、サプリメントやハーブなどにも積極的な取り組みがあり、職員の方々も「セルフメディケーション」にとても関心を持っていらっしゃいました。ところが悲しいことにある意識調査では消費者の4分の1が、「サプリやハーブなどの販売には薬剤師は不要であろうと感じている」というデータがあったことを知り、今後薬剤師がいかにその分野に取り組んでいくかによって、消費者との意識のズレも埋めていけるのではないかと新たに闘志を燃やす私でした。

投稿者 tsukamoto : 14:21 | コメント (0) | トラックバック