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2004年12月07日

 アロマセラピストの医療への関わり方 その1

こんにちは。とうとう12月に突入!早いですね~。
日曜日にアロマテラピーの学校第5回オープンセミナーがありました。テーマは「統合医療と女性のためのアロマテラピー」で私は薬剤師の立場からということでパネラーとして参加させて頂きました。 アロマトリートメントは、「癒し」ではありながら「治療」ではない、というグレーゾーンに存在しています。しかし、「癒し」が治療にも勝る効果を発揮することだってあるんだと思うのです。

私はアロマセラピストではないですから、それを本業としてご活躍されている方、もしくはこれから本業でやっていこう、と思っている方がどういう葛藤や希望を抱いているのかということについて考えたことがありませんでした。しかし、今回医療の現場でアロマトリートメントの施術をされていらっしゃる方や、個人サロンの経験がある方のお話を聞くことが出来て、立場は違いながらも「薬剤師に近いなあ」となんとなく感じました。

話は変わりますが、私が今年一番感動した言葉は、10月の青森の日本薬剤師会学術大会に参加したときに諏訪中央病院の鎌田先生のご講演にあった言葉でした。
・その人がその人らしく生きるために医療は存在する
・「がんばらない」けど「あきらめない」ということ
・医薬品には確かにエビデンスがある。しかし何かエビデンスを超えた力も
 同時に存在する。

特に調剤薬局に従事する薬剤師は、医師との連携もほとんどなく、患者さまのお話を「聞く」ということ が情報収集のほとんどであると言っても過言ではありません。薬の簡単な作用を医師から説明を受けている患者さまは、もっと詳しく薬の作用機序について知りたいでしょうか?いつも貰っている薬で同じような説明・質問を繰り返すことが有益でしょうか?私はそうは思いません。もちろん患者さまが望めば、お薬の詳細についても飲み方についても説明します。「がんばる」という医療は医療従事者側からの押しつけの医療でしかないと、鎌田先生はお話になります。その人がその人らしく生きていく、患者さまが望むことって何だろう?そこは「治療」を超えた範囲でありながらも、薬剤師が汲み取ってあげていい部分なのではないかと思うのです。長くなりましたのでまた来週に続きます。

投稿者 tsukamoto : 15:58 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月14日

 アロマセラピストの医療への関わり方 その2

さて、早速前回の続きからはじめます。 最近、医薬品同士の相互作用もコンピュータがチェックし、薬剤師っていったい何をするものなのだろう?とふと思い始めていたのです。調剤だってアメリカの「テクニシャン」のように調剤補助の方がやっても良いと思うのです。では何が出来るの?というと心の支えになれることではないかなって考えました。心の支えなら心理療法士がやればいいと思うかもしれません。しかしもっと身近なところで、薬の話も交え、他愛ない話から健康に関する事まで、たまにはアロマやハーブなどのツールを使いながら話す事、患者さまのニーズに合ったものを提供することは必要であると思うのです。
だいぶ話がそれましたが、私達はそういった「あたたかい医療」を提供することが大切なことなんだと痛感したのです。「あたたかな医療」はきっと医薬品のエビデンスを超えたプラスαの部分を導いてくれるに違いないと鎌田先生はおっしゃいます。私は薬剤師でそういう立場にありたいと思ったのですが、アロマセラピストはどうなんでしょう?
私は薬剤師にない「強み」があると感じました。それは実際に「癒しの手」を持っているということです。患者さまは「治療」でなく「受け止めてくれる存在」を求めていることがあります。別に心を痛めてしまった人に限りません。「誰かにちょっと気にかけて貰いたい」そんなことを感じる時ってみんなあると思うのです。それを受け止めた上で、癒しを提供するということは、私達薬剤師が医薬品にプラスαの効果を提供出来ればと願うように、アロマセラピストは治癒効果を高める、恒常性の維持を図るという、プラスαの部分でその人の健康に貢献出来ると思うのです。特に不定愁訴などではその傾向が強いように感じます。私もアロマのサロンにたまに行きますが、自分を解放できるひとときです。混合診療賛成・反対などと騒がしくもある医療の現場ですが、ちょっと現場から離れたところから誰かを支えてあげられる・受け止めてあげられるアロマセラピストは国民の健康の一旦を担っているのだと思います。いろいろな立場から押し付けにならずに誰かを支えていける存在になれたらいいなあと感じたセミナーでした。

投稿者 tsukamoto : 14:33 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月21日

 重曹あれこれ その1

こんにちは。みなさんはどのような1年を過ごされましたか?
私は取材と講演が多かった1年でした。先日も3件程取材を受け、そのうちの2件が重曹。昨年監修した「安心素材でナチュラル生活」という日本薬局方収載の薬品を使った快適生活レシピの数々が、雑誌社で注目されたようです。その本の中に重曹の項目があったので、まるで「重曹の達人」のように思われるのでしょうか?本の威力ってすごいものだと実感しました。 そんなわけで(?)、今回は重曹についてお話します。

日本薬局方の重曹は500g入りのもの500円くらいで手に入ります。食品用やお掃除用などありますが、私はスキンケアにも飲用にも使える日本薬局方のものを使っていますし、おすすめしています。薬剤師が重曹というと「胃酸の中和」「痛風発作の予防」くらいを思い浮かべるのではないかと思います。私自身、こんなに使いまわしが出来るとは出版に関わるまで知りませんでした。重曹は水に溶けにくく、粒子が比較的細かいこと、弱アルカリ性というのがポイントです。

まずはスキンケア。皮脂の汚れはアルカリ性でよく落ちます。重曹を少量の水でペースト状にして軽くこするとスクラブ効果も加わってスッキリします。洗顔料を泡立ててその上に重曹を少し加えるとお肌をこすりすぎるという負担も少なくて良いと思います。私は寝不足や飲みすぎでお肌がザラザラしている時にやっています。ラベンダーの精油を1滴落として加えると香りがお肌のストレスを緩和してくれるように思えておすすめです。

それから重曹適量と精油を5滴以下加えて混ぜたものを入浴剤として使うと皮脂汚れがとれてさっぱりします。私はヒバやシダーウッドなど森林の香りの精油と重曹の組み合わせが好きでよく使っています。ヒバに含まれるヒノキチオールは抗菌作用が強いことでも知られています。シダーウッドはヨーロッパでは入浴時によく使うのだそうです。また、ミイラを作る時にミルラと共に使われていたともいいますから、やはり抗菌効果は高いのでしょうね。冬は各種感染症にかかりやすい時期ですから使ってみるといいかもしれません。どちらの香りもとても落ち着く香りですのでおすすめです。 次回は大掃除に重曹大活躍!についてお話しますね。

投稿者 tsukamoto : 14:34 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月28日

 重曹あれこれ その2

こんにちは。ちょっと前から視力の低下を感じ、疲れ目対策で目薬をこまめに使い始めました。ビタミンB12は神経の伝達に関与するために疲れ目の目薬にはだいたい入っています。私はサッパリした差し心地が好きなので、メントールが入っているものを選びます。 いつも箱のうしろに書いてある成分を確かめて買いますが、なんと成分表示のところに「ベルガモット油」「ゲラニオール」があるものを発見!今使っているのですが、ほのかに良い香りがします。ひとつ気になるのはベルガモットの光毒性。瞳の紫外線ダメージに関与しないのでしょうか?微量だから反応しないのかもしれないですね。私は日中つけて歩いても何もトラブルなく快適で香りも良く満足しています。

さて、前置きが長くなりましたが本題です。 今日は重曹の快適生活使いまわし術についてです。そろそろ大掃除もしないと・・・っていう時期ですよね。お掃除に重曹が大活躍するんです。私も先日魚焼きグリルのお掃除をしました。コゲがこびりついたりしてなかなか取れない・・・こんなとき、重曹と水を1:1で混ぜた重曹ペーストにレモンの精油を加えた「重曹クレンザー」をスポンジにとってこすり洗いします。レモンと重曹の消臭効果で魚のイヤな臭いも消え爽やかな香りが広がります。 また重曹の細かい粒子は、汚れを落とすのに最適です。これでも汚れが落ちない時には、重曹に熱湯を加えて発泡させた液を汚れが落ちない場所にかけてつけ置きします。しばらくしたらスポンジでこすると汚れ落ちがアップします。これは重曹(炭酸水素ナトリウム)が熱湯によって炭酸ナトリウムというアルカリ性が強くなったものに変化するからです。 私自身試してみてこの効果にはビックリしました。しかしpHが12近くになるためにじかに手を入れると手がぬるぬるして溶けてきます。ゴム手袋などでしっかりとガードしましょう。

また、重曹の2%溶液を作りスプレー容器に入れて手あかがついたところや、ちょっとニオイが気になるところにスプレーして拭くのも効果的です。 絨毯のお掃除などには重曹ペーストで軽くこすった後に重曹が乾いたら、掃除機で吸い取るとキレイになりますよ。この他にもいろいろな使いまわしが出来ますが、まずは簡単なものからお試しください。 ※今年のアロマコラムはこれで終了になります。また来年もどうぞよろしくお願い致します。

投稿者 tsukamoto : 14:35 | コメント (0) | トラックバック