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2005年08月30日
タイム
こんにちは。最近ではスーパーでも様々なハーブが売られていますね。
ローズマリー、バジル、ペパーミント、セージ、タイムなど食事のちょっとしたアクセントに今では抵抗なく使われているように思います。
今日はそんなお料理にもよく用いられるタイムについてお話します。
タイムの学名は「Thymus vulgaris」で、“勇気”をあらわすギリシャ語の「thumos」が語源で、古代ギリシャでは「タイムの香りがする」というのは男性にとって最高の誉め言葉だったそうです。
タイムにはチモール、カルバクロールなどのフェノール類を含有するので抗菌力が非常に高く、はるか昔から邪気や憂鬱な気分を取り除いたり、死体の防腐処理などに使用していたようです。また、ギリシャ・ローマではタイムを焚いて室内をタイムの香りで満たし、害虫を寄せ付けないように工夫していたこともあるようです。
タイムを濃く煎じたものはフケや抜け毛にも良いといわれています。これもきっとタイムが持つ抗菌作用によって皮膚を清潔に保つということによるのでしょうね。
現在精油では「タイム・リナロール」「タイム・ツヤノール」「タイム・ゲラニオール」
「タイム・チモール」「タイム・サツレオイデス」などのケモタイプが存在するようですがだいたいのものは各種感染症を中心に短期間用いることが多いようです。
タイムには作用が強い分、神経毒性なども考えられ、妊婦には禁忌のものが
ほとんどですが、タイム・ゲラニオールは子宮の収縮を調整してくれるので
分娩時に有用であると言われています。タイム・リナロールはフェノール類の含有量も少なく、使い勝手は一番良い精油だと思います。
しかし、治療として自己判断で使用することはもちろん危険性を伴いますので
不可です。
ハーブ(食事)として適量を妊婦が摂取することは、精油の含有量も少ないので危険ではありませんの安心してくださいね。
ちなみにタイムはワイルドタイムから分化して出来たもので、歴史的にはワイルドタイム(セルピウム)の方が古いようです。
素敵な伝承として聖アグネスの祝日の前日(1月20日)に若い女性が靴の片方に
タイムの枝を入れ、もう片方にローズマリーの枝を入れておくと将来の夫の姿が
夢に現れるというものがありました。確か似たような言い伝えがセントジョーンズワートにもありましたが、ロマンティックなお話ですね。
(しかし若い女性とはいったいいくつまで?笑)
投稿者 tsukamoto : 2005年08月30日 10:28
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