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2005年12月06日
風邪をひきました
こんにちは。みなさんは風邪をひいたりしていませんか?
私は先週の金曜日にノドに激痛が走り、目が覚めました。
どうやら10年ぶりに風邪をひいてしまったようです。
10年も風邪をひかないと「自分は絶対風邪をひかないんだ!」という思い込みを
するようになり、風邪の患者さんがたくさんいらっしゃる薬局で服薬指導をしても
マスクなどの防御をしようと思わなくなるんですね。自業自得でした。
今回はそこにヘルペスも併発したのでもう大変!
弱り目に祟り目とはまさによく言ったものです。
風邪くらいであれば(しかもノド痛のみ)であれば普段手持ちの消炎鎮痛剤で
済ませてしまいますが、ヘルペスはそうはいきません!
出来てしまったら早速薬を飲むことが大切です。
慌てて受診して薬を処方して貰いました。
しかしあっという間に水疱が広がってしまう可能性があるため、
とっさに受診するまでのためにとティートリーを綿棒に数滴つけてヘルペスの
部分に塗布しました。
ティートリーのテルピネン4-オールには、抗ウィルス作用が知られており、
薬を飲むまでの間の進行を食い止めるにはいいかなと思ったのです。
精油の原液塗布は正しい使い方とは言えません。
あくまでも私は自己判断で応急処置のためです。
そのせいか、薬を処方して貰うまでには広がることはありませんでした。
このまま、なくなってくれればいいと思うのですが。
ノドが痛いとノドが乾いたような感じに似ていて、どうしても水分を多くとりたく
なってしまいます。
しかも食欲もなくなって、なんとなくだるい。。。気持ちもちょっとふさぎがちに。
私は今回私はリンデン+カモミール+レモングラスのハーブティにレモンの
輪切りを厚めに切って飲みました。
リンデンには穏やかな利尿作用や抗不安作用が知られていますし、
カモミールは気分をゆったりさせてくれ、レモングラスは消化促進に効果的です。
レモンの果汁で味を濃い目にしてあげると更に飲みやすくなりますし
クエン酸が疲労回復にも役立つことでしょう。
なんだかホンワカした気分になりました←暗示にかかりやすい?
エルダーフラワーなどノドの炎症を抑えてくれるような働きのハーブも
風邪の時にはいいでしょうね。
是非、いろいろお試しになってください♪
投稿者 tsukamoto : 10:49 | コメント (0) | トラックバック
2005年12月13日
ブス
こんにちは。今回はイキナリなタイトルでのスタートでごめんなさい。
先日、 とあるアロマのセミナーに参加してきたのですが、そこで先生が
面白いことを余談でおっしゃってました。
「『ブス』 という言葉は一般的に醜い女性のことをさすと辞書に書いてありますが、
これは『附子(ぶし・ぶす)』 が語源となっているのです」とのことでした。
「附子」 というのはトリカブトのことです。
トリカブトでは以前保険金殺人にも使われたことで有名になりましたから、
そう聞くとピンとくる方もいらっしゃるでしょう。
トリカブトの毒成分はアルカロイドのアコニチンで、 これは摂取することにより
嘔吐・下痢・呼吸困難などを引き起こし、 場合によっては死に至る猛毒です。
また、 神経系の機能が麻痺して無表情になることもあるのだそうです。
その無表情の様子が醜い人を指す「ブス」 の語源になったとのこと。
これは全く知らなかったのでちょっとオドロキでした。
狂言の「附子」の中によく出てくることは知られていますが、
実は調べてみると「四谷怪談」 で民谷伊右衛門が、新しい仕官先と美しい
お嫁さんが手に入ることとなって邪魔になったお岩さんに少しずつ
毎日与えた毒がトリカブトであったそうです。
ちょっと横にそれますが、京極夏彦の 「嗤う伊右衛門」はちょっと違った
純愛もの(?)でとても感動しました。映画にもなりましたね。
さて、この附子ですが、 こんなに毒性が強いのに漢方薬によく使われて
いるんです。大丈夫なの? って思いますよね。
漢方薬の中に「附」 の字がついているものには「附子」が入ってます。
(ついていなくても入っているものもありますが)
漢方では根の部分を使い、強心作用や鎮痛作用がありますが、
とにかく毒性が強いので加圧加熱処理などをしておよそ1/150くらいに
弱毒化しています。
なかなか見かけることはないでしょうが、 そのまま口にするのは大変危険です。
葉よりも根の部分に特にアコニチンが多く含まれていますが、ヨモギと間違えて
食べて中毒を起こした人もいるみたいですから、山菜・キノコ類は本当に
注意して食べたいものです。
投稿者 tsukamoto : 10:53 | コメント (0) | トラックバック
2005年12月20日
更年期 その1
さて、
今回は18日に更年期におけるケアという感じで少しお話してきたのでそれをまとめてみようか
と思います。「更年期と薬剤師の関わり」というテーマを頂いていましたが、薬局で更年期障害を
訴える方は非常に少なく正直困ってしまいました。
(これはうさぎ薬局に高齢者が多く来局されるからで他の薬局ではご相談も多いのかもしれません)
そのような訳で、症状や治療、おすすめのハーブなどについてお話をさせて頂いたのです。
1.症状
症状は身体症状と精神症状に分けられ、身体症状としてはほてりやのぼせが一番多く、女性の3/4
の方が体験するそうです。その他、しびれや動悸・息切れ・めまい・頭痛・肩こり・腰痛などがあります。
精神症状としてはイライラ・抑うつ・不安・ヒステリーなどです。
精神症状はPMSの方にも当てはまりますね。
2.薬物療法
ほてり・のぼせに一番効果的と考えられているのは「ホルモン補充療法」で、エストロゲンを補充する
方法ですが、エストロゲンのみを服用すると子宮内膜癌などのリスクが高まるのでプロゲスチンという
プロゲステロンに似た合成ホルモンも服用します。
めまいには自律神経調整剤、肩こり・腰痛・頭痛などには鎮痛剤、こりをほぐすのにビタミンE、
しびれなどにはビタミンB12、などをよく使います。特にビタミンは長期に服用しないと作用が現れ
にくいために効果を実感するのはなかなか難しいですが、体に合えば改善がみられます。
精神症状には抗うつ剤・抗不安剤・向精神薬などを用います。
上記の方法は「対症療法」と言ってその症状のみを抑えるために服用するのであって
根本の改善にはなりません。そのため、体質的な改善(全体的な症状の緩和)には漢方薬が
いいのかと思います。
更年期に適応のある漢方薬は 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・加味逍遥散(かみしょうようさん)・
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・ 温清飲(うんせいいん)・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などがあります。特に
「女性のための漢方」としては最初の3つが有名です。これは月経不順やPMSにも使われる
漢方薬です。
今回はハーブやアロマの話が出ませんね、と思っている方もいらっしゃると思いますが
ここで登場です!生薬とハーブは呼び方が違うものの、重複しているものが多いのです。
ではでは。長くなりそうなのでまた来週に続きます♪
投稿者 tsukamoto : 10:33 | コメント (2)
2005年12月27日
更年期 その2
こんにちは。もうちょっとで今年も終わりですね。
だいたいの方は29日からお休みになるかと思いますが、私もそうです。
お休みになってからゆっくりと大掃除をしようかと思います。モチロン、重曹を使って!
さて、今回は先週の続きですね。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、その名のとおり「トウキ」「シャクヤク」が入っています。
その他にも生薬はいろいろ入っているのですが、ハーブと関連づくものだけお話していきますね。
「トウキ」はハーブでは「アンジェリカ」と呼ばれ、子宮の強壮などとして使われています。
「トウキ」の効果は漢方では、血行不良や冷え性、強壮に用いていますのでほぼ同様の効果と
考えて良いでしょうね。「シャクヤク」には鎮痛や平滑筋の弛緩などが知られていて、めまい・肩こり・
動悸などに効果があると考えられています。
これらが配合された当帰芍薬散は更年期にもPMSなどにも体質に合えば効果的ですね。
ちなみに比較的細身で体力がないタイプの方に適した漢方です。
加味逍遥散(かみしょうようさん)は「カンゾウ」「トウキ」「ショウキョウ」「ハッカ」などの
生薬を含んでいます。カンゾウはハーブで言えばリコリスでグリチルリチンなどの成分を含み、
炎症を抑えたり、アレルギーの緩和などに役立ちます。トウキは前述の通りで、
ショウキョウはショウガのことです。生薬では発汗・解毒・吐き気などに用います。
ハッカはご存知の通りペパーミントの近縁種です。消化不良や頭痛、めまいに
使われるようなのでやはり更年期にはもってこいの生薬でしょう。
ペパーミントも同様にハーブティで使えますよね。
これは細身で自律神経のアンバランスが特に気になる方に向いています。
精神的に不安定な方にもよく使われる漢方です。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は「ケイヒ」「シャクヤク」が含まれています。
ケイヒはハーブで言えばシナモンで、発汗・解熱・鎮痛などに用いられます。
シナモンというと冬場はホットワインを作るのに入れたりしますが、体を温める飲み物として
ヨーロッパではよく知られたポピュラーな飲み物です。同様に発汗作用を期待したものなのでしょうね。
この漢方は比較的体格が良く、体力があり、肩こりやのぼせなどのある方によく用いられます。
この私もその昔、月経不順(無月経)だった時にこの漢方薬を処方されました。
そんなに体格良いのかなあとちょっとショックを受けました(笑)
温清飲(うんせいいん)は特にのぼせに、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は動悸・めまい・吐き気など
をともなった不安神経症に使われることが多いです。
このように漢方とハーブは西洋と東洋と文化や場所は違っても同じように用いられているものが
多いのです。古来から植物の力の恩恵を経験則的に受けてきたのですね。
さてこの話、まだ続きますが今年はここまでですね。
みなさん、良いお年をお迎えくださいね!来年は1月10日からスタート予定です♪
投稿者 tsukamoto : 17:50 | コメント (0) | トラックバック