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2005年12月13日

 ブス

こんにちは。今回はイキナリなタイトルでのスタートでごめんなさい。

先日、 とあるアロマのセミナーに参加してきたのですが、そこで先生が

面白いことを余談でおっしゃってました。

「『ブス』 という言葉は一般的に醜い女性のことをさすと辞書に書いてありますが、

これは『附子(ぶし・ぶす)』 が語源となっているのです」とのことでした。

「附子」 というのはトリカブトのことです。

トリカブトでは以前保険金殺人にも使われたことで有名になりましたから、

そう聞くとピンとくる方もいらっしゃるでしょう。

トリカブトの毒成分はアルカロイドのアコニチンで、 これは摂取することにより

嘔吐・下痢・呼吸困難などを引き起こし、 場合によっては死に至る猛毒です。

また、 神経系の機能が麻痺して無表情になることもあるのだそうです。

その無表情の様子が醜い人を指す「ブス」 の語源になったとのこと。

これは全く知らなかったのでちょっとオドロキでした。

狂言の「附子」の中によく出てくることは知られていますが、

実は調べてみると「四谷怪談」 で民谷伊右衛門が、新しい仕官先と美しい

お嫁さんが手に入ることとなって邪魔になったお岩さんに少しずつ

毎日与えた毒がトリカブトであったそうです。

ちょっと横にそれますが、京極夏彦の 「嗤う伊右衛門」はちょっと違った

純愛もの(?)でとても感動しました。映画にもなりましたね。

さて、この附子ですが、 こんなに毒性が強いのに漢方薬によく使われて

いるんです。大丈夫なの? って思いますよね。

漢方薬の中に「附」 の字がついているものには「附子」が入ってます。

(ついていなくても入っているものもありますが)

漢方では根の部分を使い、強心作用や鎮痛作用がありますが、

とにかく毒性が強いので加圧加熱処理などをしておよそ1/150くらいに

弱毒化しています。

なかなか見かけることはないでしょうが、 そのまま口にするのは大変危険です。

葉よりも根の部分に特にアコニチンが多く含まれていますが、ヨモギと間違えて

食べて中毒を起こした人もいるみたいですから、山菜・キノコ類は本当に

注意して食べたいものです。

投稿者 tsukamoto : 2005年12月13日 10:53

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