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2006年12月05日

 今週休業のお知らせ

申し訳ございません。
今週はお休みさせて頂きます。
楽しみにしてくださった方、本当にごめんなさい!

投稿者 tsukamoto : 16:06 | コメント (0) | トラックバック

2006年12月12日

 精油の体内動態 その1

 こんにちは。
先週から第2回、薬剤師のためのアロマセミナーが東京・大阪で開催されました。
大勢の方にご参加いただき、とっても嬉しく思っています。
今回はグリーンフラスコ株式会社の林真一郎先生にご講演頂き、
内容的にも充実したものであったと思います。

仙台の方、来月を楽しみにお待ちくださいね♪

さて、今回は1回目の内容を少々ご紹介しようと思います。

アロマテラピーではいくつかの経路で精油が体内に運ばれます。
1.鼻から脳へ
2.皮膚から全身へ
3.肺から全身へ
4.口から全身へ
実際日本で行われているのは、主に1と2の方法です。

ますは1の方法についてお話させて頂きます。
鼻から脳へという経路はアロマテラピーでは最も重要な経路と言っても過言ではありません。

人間には触覚・嗅覚・味覚・視覚・聴覚の五感がありますが、
嗅覚は認知・判断といった大脳新皮質を介さずに、本能や記憶の脳である
大脳辺縁系に直接働きかけ、「快」反応が視床下部から自律神経や内分泌系、免疫系の
バランスを調整し、良い反応をもたらしてくれると考えられています。

その経路は、精油の揮発性芳香分子(おおよそ分子量500以下のもの)が
嗅上皮にある嗅粘膜に付着して、溶け込みます。
溶け込んだ精油分子を、嗅粘膜にある嗅毛がキャッチして、嗅細胞に伝えます。
(ここまでは精油の分子が関与しています)

嗅細胞に伝えられた香り分子の情報は、嗅細胞が興奮し、電気信号となって
嗅神経線維を通して、嗅球、嗅索を経て、大脳辺縁系に伝えるのです。

この反応は経皮吸収に比べて早く脳に働きかけをしますが、
年齢・性格・性別・体調・月経周期・精神状態などといった個人的要因に左右されやすいので
ある特定の香りが一定のエビデンスを得ることは非常に困難とも言えます。

ラベンダーの香りが心地よいと感じる方には、良い反応が現れても
嫌いと感じる方には良い反応は現れず、また嗅ぎ続けることはストレスにすら
感じられます。

年齢的に見れば、働き盛りの方で夜も次の日の仕事について考えていたり、
せかせかとお忙しくされていらっしゃる方の方がラベンダーは好む傾向にあるようです。
ラベンダーの成分中の酢酸リナリルが35%以上含まれていると気分を鎮めてくれる
働きがあると言われています。
気分を鎮めることによって、精神的なバランスが保てる方もいらっしゃれば、
落ち込んでいる方には気分を明るくしてあげる香りが好まれます。

精神状態は一例に過ぎず、こういった多くの個人的要因に左右されるので
なかなかその人のお悩みに合った香りを選び、そしてその香りを好きだと感じて
頂くのは困難なことです。
様々なことをお伺いし、自分の経験を信じてオススメしています。
(こうなるとエビデンスでもなく、自分の経験則になってしまいますが)

次回は精油の経皮吸収についてお話いたします。

投稿者 tsukamoto : 18:22 | コメント (0) | トラックバック

2006年12月19日

 精油の体内動態 その2

200612181403000.jpg

こんにちは。そろそろ年も押し迫り、
「来年はどんな年になるかな?」
なんて考える人も多くなる頃ですね。

雑誌を見ても来年の運勢について占いの特集があちこちで組まれています。
いつもだったら私はスルーしてしまうほうなんですが、
これだけは素通り出来ませんでした。

その名も「アロマ星占い」!!

私はおうし座なので、早速購入して読んでみると・・・。
・・・
・・・
・・・嫌いな香りばっかり。
来年の運気UPは香りに頼らず、自力でいかないとダメなようです(笑)

さて、前回の続きです。
今回は精油の経皮吸収についてお話致します。

精油の経皮吸収は香りをかぐのと大きく異なる点が二つあります。
ひとつは、精油を1%以下に希釈して使用すること。
もうひとつは、精油成分が電気信号に変換されて情報伝達をするのではなく、
成分そのものが血中に入って薬理作用を示すことです。

精油はホホバ油、オリブ油、スイートアーモンド油などの植物油に希釈して
身体に塗布しますが、どの植物油を使用するかによっても
皮膚からの精油の吸収率が違ってきます。

またペパーミントに含まれるメントールは経皮吸収を促進する働きが知られています。

その他、皮膚の温度(高いと吸収が良い)、
角質層の状態(ボロボロだとバリア機能が衰えるために吸収が良くなる)、
などによっても経皮吸収の割合は違ってきますが、
およそ皮膚からは希釈したオイルの4~25%が吸収されるそうです。

経皮吸収された精油は、毛細血管へ入り、静脈から心臓へ入り、
全身を巡って排泄されるという経路をたどります。
経口と違って肝臓を通過しないため、初回通過効果を受けません。

また精油の成分が体内に入ることによって、体内に良い変化をもたらすため、
前回お話した脳経由と違って、個人的要因(性別・性格・体調など)に左右されることも少なく、
一定の反応を示しやすいのも特徴です。

そして全身を巡った精油は肝臓でグルクロン酸抱合などの代謝を受け、
ほとんどが水溶性になって尿中へ排泄されます。

その他、呼気や汗となっても排泄されていきます。
ちょっと前にバラのカプセルを飲んで体が香る、というサプリ(?)のような
ものが売られましたが、それも汗腺から精油成分をほのかに香らせるというもの。
使ったことがないので、本当に香ったかどうかは不明ですけれど。

また、精油の成分は分子量が500以下のものなので
血液脳関門(BBB)や、胎盤関門を通過することも示唆されています。
ですから、精油の脳経由(鼻から電気信号になって大脳辺縁系に刺激を伝える)
以外にも精油成分が脳に直接働きかけをする可能性や
妊婦が使用した場合、胎児に影響する可能性があるのです。

ちょっとこんなことも考えながらやってみると少量で効果的かつ安全な
アロマトリートメントが出来るかもしれませんね。

投稿者 tsukamoto : 14:33 | コメント (0) | トラックバック

2006年12月26日

 良いお年をお迎えください♪

 こんにちは。今年も残すところあと少しになりましたね。
仕事や家の大掃除などでバタバタすることも多いのではないでしょうか?
せわしなく動いているときこそ、ゆったりした時間を持つことも必要です。

私はイライラしたときや、落ち着きたいときには「沈香」を使っています。

よく売られているのは「白檀」「沈香」「伽羅」などです。
白檀は精油成分を含むため、精油では「サンダルウッド」として親しまれています。
沈香はジンチョウゲ科のアクイラリア属のものを使用しますが、
それ自体の芳香は非常に弱く、加熱することによって香りを放ちます。

「伽羅」はその「沈香」の中でも最高級品とされています。
何をどうしたものが最高級なんだろう???とふと思い調べてみましたが
沈香がさらに時間をかけて熟成したような感じといったら良いのでしょうか。

ちなみに沈香は、風雨や水中、病原菌にさらされると、防御反応として樹脂を出し、
それが芳香成分となっているようです。

私は最高級品と言われる伽羅よりも、沈香のほうがお気に入りです。
そこらへんは好みかなって思っていますが、貴重度からすれば
長い年月かかったもの(伽羅)のほうが貴重ですよね。

お香3 

先日、レバノン料理のお店で「水タバコ」なるものにもチャレンジしてきました。
(下の写真です)
中東のほうで行われる喫煙方法のようです。

 photo

私は人生史上初の「喫煙」となったのですが、
アップルやミントなどのフレーバーとタバコの葉を糖蜜で練ったようなものを入れて
加熱したものを水をフィルターにして吸い込むのだそうです。

高さ1mはあろうかという喫煙道具に1mくらいのホースのついたパイプがあって
そのパイプからゆっくりと吸い込みます。
ニコチンが水のフィルターを通すために水中に溶解し、
初めての人でもマイルドで吸いやすいとのこと。

吸うまでの準備にも時間がかかり、また30分も吸えるとのことなので
のんびりした時間にしか現代の日本では吸えないと思います。

タバコとは思えない、甘いお菓子のような香りがし、タバコ臭くなることもなかったです。
喫煙自体はオススメはしませんが、こういうゆったりとした時間が持てるのは
いいことだな、としみじみ思いました。

今日は「師走でも心にゆとりを持とう」をテーマにのんびりアロマ(?)をご紹介しました。

今年のアロマコラムはこれで終わりです。
みなさん、良いお年をお迎えください♪

投稿者 tsukamoto : 16:20 | コメント (0) | トラックバック