【薬剤師】仕事内容・役割活躍の場は多岐に...医療の現場と対峙する病院薬剤師はこんな職業だ!

2015年6月16日:
病院で働く薬剤師は、薬を販売したり調剤したりという「調剤薬局」や「ドラッグストア」で働く薬剤師とは少し異なった仕事内容になります。もちろん薬を調剤することもありますが、「調剤薬局」や「ドラッグストア」では 経験できない仕事を任せられることがあるため、"やりがい"があるとして人気の仕事でもあります。
医療の現場と対峙する病院薬剤師の仕事内容についてお話しします。
病院といっても大きく二種類に分かれる
国公立の病院で働く薬剤師の仕事とは?
国公立病院とは、東京大学医学部付属病院や京都大学医学部付属病院などのいわゆる「大学病院」と呼ばれる病院です。ここでは薬の調剤も仕事のひとつですが、医療の現場で診察時に薬剤師として医者と連携を行ったり新薬の開発に携わったりと、業務内容は多岐にわたります。
たとえば医療ミスを防ぐために診察時から薬剤師が同行し、患者さんへ薬の説明をする、どんな薬を使うべきかを医師と相談するなど、臨床薬剤師としての働きが求められます。新薬についていえば、CRC(治験コーディネイター)として治験がうまくいくようチーム全体のサポートを行う仕事などになります。
国公立の病院とは違ったやりがい
民間の病院での仕事とは?
民間の病院では、入院患者に対してどのような薬物治療をしていくべきかを、医師と相談しながら進めるのが薬剤師の主な仕事となります。この病気にはこの薬・・・という一般的なレベルではなく、実際に患者さんと接し病気の進行具合や回復具合をみながら、一人ひとりにあった薬物治療を進めていきます。
患者さんと直に触れあえるこの仕事に、やりがいを感じる薬剤師も多いようです。
病院で働く薬剤師
その未来には専門薬剤師としての活躍も
病院で薬剤師として働くということは臨床の現場に立ち合わなければならない、つまり「臨床薬剤師」としての経験を積むことができます。その中でさまざまな病気と立ち向かうわけですが、「がん」や「感染制御」など専門的な分野の知識も深めることができるようになります。その経験を経て認定薬剤師、さらには専門薬剤師となる道を進むこともできます。
病院で働く薬剤師は、勤務時間などが「調剤薬局」や「ドラッグストア」に比べて不規則である場合も多いですが、努力することで薬剤師としてステップアップすることもできるというメリットもおおいにあると考えられるのです。
病院薬剤師の仕事
経験と努力でステップアップ!
病院で働く薬剤師の仕事が、「薬を販売する」「調剤する」だけではないこと、多岐にわたるということはご理解いただけたでしょうか? 調剤薬局やドラッグストアで働く薬剤師も患者さんの応対はしますが、「医師から処方されたとおりの薬を提供する」「一般に販売されている薬の説明をする」ことが仕事。一方、病院で働く場合は患者さんを診察するところから立ち合い、業務が始まる場合もあるので、より患者さんと向き合う仕事をしているという実感をおぼえることができるでしょう。病院薬剤師の仕事は「医師や看護師とともに医療に携わる」重要な業務といえます。
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