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あ行MR(えむあーる)

MRとは

MRとは(Medical Representative:メディカル・リプレゼンタティブ)の略称で、「医療情報担当者」のことをいいます。主に製薬企業の営業部門に所属して働きますが、MR業務の受託会社(CSO:Contract Sales Organization)から派遣されて製薬企業で働く「コントラクトMR」という働き方もあります。また、MRは特定分野の疾患に関する医薬品を専門に扱う領域専門MRと、さまざまな分野の医薬品を担当するMRに分かれます。

MRの仕事内容

MRには期待される役割は2つあります。1つは医療関係者(医師、薬剤師、看護師など)に自分が所属する会社の医療用医薬品を中心とした医薬情報(成分や使用方法、効能など)を提供して、医薬品の適正な使用と普及を図ることです。もう1つが営業目標を達成し、自身が所属する会社の収益を向上させることです。使用された医薬品の効き目や効果的な使い方、副作用などの安全性情報を医療現場から収集して会社に報告することも主な業務にしています。

MRの仕事内容は「厚生労働省令第135号第2条第4項」によって定められています。省令があることからも分かるように、MRは医療への貢献という点から公益性の高い仕事と位置づけられています。そのため、MRの営業活動にはほかの業種ではみられないほど厳しい倫理規定があります。

MRは顧客である医師に対して物品や金銭の提供、接待などが禁じられています。また、製薬会社は医療機関に対する価格決定権を持たないため、薬の価格を値引きすることができません。規模の大きな病院では「訪問規制」と呼ばれる制約もあり、医師に面会できる曜日や時間帯が制限されています。MRはこうした厳しい制約条件の中で自分の会社の医薬品が普及するように活動しなければなりません。また、日本のMRは医薬品の営業を兼ねていますが、欧米ではMRは営業ではなく医療チームの一員として認識されています。

MRになるには

2008年度まで製薬会社またはCSOの勤務経験者しかMRの受験資格は得られませんでした。2009年度からは益財団法人MR認定センターが認定した教育研修施設で、300時間の基礎教育を受講した人も受験資格が得られるようになりました。

MR認定証を取得するには、MR認定センターが実施するMR認定試験に合格し、製薬会社またはCSOに入社して、実務教育(150時間)と実務経験(MR経験)6か月の修了が必要です。MR認定試験は3科目あり、①医薬品情報 ②疾病と治療 ③医薬概論となっています。

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