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か行抗凝固薬(こうぎょうこやく)

ワーファリンとは

ワーファリンとは
心臓や血管の病気があると、血液が固まりやすい状態になります。そうしたリスクを予防するためにワーファリンを用いることがあります。その使用方法は少々難しいとされています。まず、薬の色は、ワーファリン1mgの場合は、赤黒い包装の中に入っている白色の錠剤です。一方、散剤(粉末)はオレンジ色の薬です。このように色が異なります。また、血液の固まりやすさは個々により違うため、一人一人血液の固まる時間を随時検査して、ワーファリンの量を決めます。どんな薬にでもいえることですが、正しい量を決められた回数で飲むことが重要です。また、飲み忘れた場合、一度に2回分や3回分を飲むなどまとめて飲むことは避けるべきです。仮にそのような飲み方をしてしまった時は医師や薬剤師に相談しましょう。また、ワーファリンにはさまざまな副作用があります。鼻出血、歯ぐきの出血、傷口からの多量の出血、月経過多、血痰、赤色またはコーラ色の尿、赤色または黒色便、皮膚の内出血、吐き気、嘔吐、頭痛、手足に力が入らないなどです。普段とは違う症状場合はすぐに医師に相談しましょう。

新規抗凝固薬

新規抗凝固薬は投与量が一定であり効果発現も早く、食事制限もありません。当然ながら注意すべき併用薬はありますが、効果増強や抑制作用が少ないという点がメリットでしょう。ワーファリンと比較した場合のメリットとしては、服薬中止による効果消失までの時間が短いこと、服薬再開後の作用立ち上がり時間が早いことなどがあげられます。小規模の手術に対する新規抗凝固薬の継続は、ほとんどのケースにおいて安全性が証明されています。また、短期休薬(術前2日、術後1日)についても同様に安全性が確認されています。ただ、内視鏡検査や抜歯といった検査については、安易に抗凝固療法を中止してはなりません(これはワーファリンも同様です)。出血のリスクを踏まえた場合、24時間前には投与を中止することが一般的ですが、検査が終了した後は迅速に再開すべきです。

新規抗凝固薬のデメリット

新規抗凝固薬のデメリットとしては、高度腎機能障害例や消化管出血歴があったり、抗血小板剤を2剤以上服用したりしている人に用いると、出血リスクが高くなることがあげられます。また、ワーファリンに対するビタミンKのように、直接的な拮抗薬が存在しないため、過量投与状態にならないようコントロールを厳密に行うことが必要となります。高血圧であったり、転倒しやすかったりなど、出血リスクが高い人に使用する際には、十分に検討を行い、新規抗凝固薬を用いなければなりません。

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