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た行第三類医薬品(だいさんるいいやくひん)

第三類医薬品の定義

医師の処方箋が不要で、一般の人が薬局・薬店で購入し自分自身の判断で使用できる医薬品が一般用医薬品です。これらは、主に副作用のリスクとその程度によって3つに分類されていますが、第一類・第二類に相当するもの以外が「第三類医薬品」に分類されています。

副作用リスクは比較的低いとされ、取り扱いに関わる規制も緩やかですが、まったくリスクがないというわけではありません。厚生労働省の定義によれば「日常生活に支障をきたす程度ではないが、身体の変調・不調が起こるおそれがある成分を含むもの」とされています。不快な症状を治療・改善するというよりも、健康増進や疾病予防のための医薬品が多く含まれています。

眠気覚ましや栄養ドリンクなど、身近な医薬品

副作用のリスクが比較的低いことから、販売に関する規制は3分類の中で最も緩やかです。登録販売者でも扱いが可能ですし、販売者からの情報提供は原則不要で、購入者から質問を受けた場合にのみ応答する義務が発生します。そのためスーパーやコンビニなどにも多く置かれています。

具体的には整腸剤、消化剤、ビタミンBやビタミンCを含有する保健薬などのほか、眠気覚まし、二日酔い・飲みすぎの胃腸薬、栄養ドリンクなどがこの分類に含まれます。これらは一般の市民による使用頻度も高いものとみられ、購入の容易さもあいまって、身近な医薬品ということもできるでしょう。

2014年の改正薬事法施行以前では、唯一ネット販売が可能だったのが、この第三類医薬品です。第一類、第二類と同様に分類の妥当性については厚生労働省によって情報が蓄積され、検討されていますので、分類変更に関する最新の情報に敏感になっておく必要があります。

複数分類にまたがる商品ブランドの存在

眠気覚ましや二日酔いの改善薬、栄養補給のためのドリンクなどは、同一のブランドネームで複数の商品が発売されていることが多く、またその中に第二種医薬品と第三種医薬品が混在しているケースも見られます。特に栄養ドリンクについては滋養強壮をうたう生薬を配合したものが多数あり、これらはその原材料のために第二種医薬品に分類されています。

また眠気覚ましや二日酔いの改善薬などのほかに、のどの調子を整えるいわゆる「のどあめ」にも、医薬部外品から指定第二類医薬品までの、すべての分類にあてはまる商品が混在しています。これらの商品を扱う際には、その管理状況とともに、購入者への情報提供が必須となる場合があります。店頭での販売にあたっては混乱の起こりやすいところですが、それぞれの商品の分類をはっきりと区別した上で、適切に取り扱うことが求められます。

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