は行ハイリスク薬(はいりすくやく)
さまざまなとらえ方がある「ハイリスク薬」
ハイリスク薬とは文字通り副作用等のリスクが高く、狭義では「特に安全管理が必要な医薬品」のことです。ですが副作用等のリスクの高低は患者さんの状態によって変わりますから、広い意味でハイリスク薬をとらえたとき、次のようにかなりの幅を持ったものと認識できます。
1)厚生労働科学研究「医薬品の安全使用のための業務手順書」に定められたもの
2)診療報酬算定上、定義されているもの
3)その他、薬剤業務委員会で指定されたもの
投与方法や投与量のわずかな違いがリスクの変動に直結するシビアな薬剤はもちろんですが、既往症や内臓障害、年齢などの生理的な要因によって効果の表れ方が大きく異なる医薬品なども、ハイリスク薬としてとらえるべきものといえるでしょう。
ハイリスク薬に対する薬剤師の関わり方
薬剤師の大切な業務のひとつである、患者さんへの服薬指導。これはアドヒアランスを良好に保ち治療効果を高めるために、とても重要なものです。単に服薬上の注意を「伝える」だけではなく、患者さんにその薬の作用や使用法、リスク等を「理解してもらう」ことが肝要になります。
こうした点について、ハイリスク薬の場合にはより注意が必要になります。特に副作用のリスクとその症状については患者さんが不安に感じないようにしっかり説明して理解してもらい、またそうした症状が表れたときにはどうすればよいか、充分に説明しておくことが肝心です。また副作用情報が入ったときには患者さんに連絡をとり、様子を聞くといったことも必要です。
ハイリスク薬に対しては「特定薬剤管理指導加算」が2010年に新設されており、薬剤師会によるガイドラインも出されています。これらの指針に基づき、副作用を避けつつ治療効果を高め、患者さんが安心して服薬できるよう指導することが重要です。
ハイリスク薬は特別なものではない
チーム医療において、薬剤師は医薬品の専門家と位置づけられます。どのような薬を扱う場合であっても、それは変わりません。患者さんへの処方に関しては、その用法や用量について、医師との連携は不可欠です。また患者さんの状態や服薬状況などの情報を医師にフィードバックすることも必要になります。一方、患者さんに対しては必要充分な情報を伝え、指導を行い、場合によっては患者さんから情報を引き出して疑問や不安に応え、安心して服薬できる環境を整えることが必須です。
医薬分業の流れの中、薬剤師の重要性は今後も増していくものと見られます。その中でハイリスク薬の扱いには特に注意する必要がありますが、それは決して異質なものではなく、薬剤師に求められる本来の役割のひとつにすぎない、ともいえるでしょう。
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