APOPLUS 薬剤師 Powered by アポプラスステーション株式会社

サポートを受ける

お電話でのご登録・ご相談も承っております。

フリーコール 0120-332-290

月~金曜(祝・祭日を除く) 9:00~20:00

  1. 薬剤師 求人・転職TOP
  2. 薬剤師転職コンサルティングサービス
  3. コンサルタント対談

コンサルタント対談~薬剤師と職場をつなぐ~

求職者と長く関係を築きながら<br>理想の働き方をともに考えていく

プロフィール

東日本エリア 薬剤師専任コンサルタント
営業推進部 部長
園田 みゆき
銀行、教育、人材業界での個人営業を経て、2012年3月にアポプラスステーション入社。薬剤師専任のコンサルタント。2017年度より社員採用、社内研修、教育事業も手がける。
自身が子育てをしながら正社員として勤務を続け、転職も経験。現在は3歳と1歳の孫がいる子育て経験者でもあるコンサルタント。

西日本エリア 薬剤師専任コンサルタント
大阪営業所 営業所長
種村 弘道
外資系総合人材会社での営業兼コンサルタント経験を経て、2009年にアポプラスステーション入社。大阪営業所の立ち上げに参画し、西日本エリアの強化を図る。現在は大阪営業所の拠点長として、薬剤師専任のコンサルタントとしても従事。

「薬局リアル研修」で薬剤師の働き方をコンサルタントが体験

―「薬剤師専任コンサルタント」として、10年以上のキャリアを持つお二人。スペシャリストとしての強みは何だと思いますか?

  • 種村
    僕が入社した時、医療の知識はまったくありませんでした。薬局・企業を回って転職市場について学び、求職者の方からは、職場環境や働き方のニーズをヒアリングしながら、知識をコツコツと蓄積。薬剤師に特化しているからこそ、人材紹介の経験がそのまま自分にとって貴重な知見となります。
  • 園田
    この2年で弊社コンサルタント向けの社員研修の充実化を図っています。2017年4月には私が兼務する採用研修グループが発足しました。コンサルタント全員が薬局で薬剤師や医療事務とともに終日就労体験をする「薬局リアル研修」など、専門性を深める機会が増えています。
  • 種村
    転職マーケットや薬剤師のニーズの変化をとらえることはもちろん、実体験として「薬剤師の仕事の大変さ」を知ることが大事ですよね。
  • 園田
    まさにそうですよね。「薬局リアル研修」では終日薬局で、調剤業務以外の仕事を薬剤師の方と一緒に担当します。いらっしゃる患者さまの様子や、薬剤師同士のやりとり、立ち仕事の大変さなどを、身を持って学ぶことで、求職者が職場に求める条件をより実感を持って聞くことができるのです。実践的な研修以外にも、Eラーニングシステムを使って医療知識を学んでおり、スペシャリストとしてますます強みを発揮しやすくなったと思います。

―転職マーケットや、薬剤師に求められる役割の変化などはありますか?

  • 種村
    薬剤師を巡る大きな変化は、2006年から薬学部が(従来の4年制から)6年制になり、2012年に初めて、6年制課程の卒業者を対象に新しい薬剤師国家試験が実施されたことです。今では、6年制を卒業した有資格者が市場に多くいることで、彼らを求める企業ニーズが高くなっています。従来の薬剤師資格を持った方は、人となりやスキル、実績、転職回数、退職理由などを厳密に見られるようになり、転職のハードルは上がっていると思います。
  • 園田
    国の政策で、いわゆる「門前薬局」の調剤報酬を減らし、「かかりつけ薬局」「健康サポート薬局」を増やす方向へと変化していることも大きいですよね。薬剤師に求められる役割が、「調剤薬局で薬を調合する仕事」から、「地域の健康サポート」「在宅患者を対象にした、かかりつけの薬剤師」へと変わってきています。6年制を卒業した有資格者の方は在宅や健康サポートについての教育をされていますが、6年制以前の方は、調剤薬局内での業務イメージが強い方も多い。セルフメディケーションの推進のために、地域に密着した薬局へという国のニーズと、薬剤師の意識とのギャップがまだまだありますね。
  • 種村
    そうですね。調剤薬局の中から出て、個人宅にかないといけないのですから、コミュニケーション能力が求められます。
  • 園田
    患者さまのご自宅にある“在薬の管理”も担うことになりますからね。高齢者の残薬が国の医療費予算を圧迫しているので、残薬の調整や薬の重複、飲み合わせによる健康被害を防ぐなど適切な服薬支援を行うことも薬剤師に求められています。そうなると、調剤薬局カウンターやご自宅で患者さまと信頼関係を築き、どんなお薬を飲んでいるのかヒアリングした上で、有効期限や残薬はどれくらいあるか、薬の重複はないかなど、処方箋だけでは読み取れない患者さまの置かれている背景まで聞き取る力が必要となってきます。

働き方のニーズを整理、一緒に優先順位を考える

―多様化するニーズの中で、コンサルタントとしてできることは何だと思いますか?

  • 種村
    まずは、園田さんが言ったような市場ニーズの変化を知らない方が比較的多く、実態をきちんと伝えることだと思います。その上で、どんな働き方をしていきたいか、キャリアをどう描いているかをヒアリングして一緒に考えていく。それが人材紹介会社のあるべき姿だと思っています。また、求職者が想像してない新しいキャリアプランや転職先も提案します。人と人をつないていくのが僕たちコンサルタントの役目ですから。
  • 園田
    そうですね。求職者と面談をして話を聞くと、「家から30分以内の場所で働きたい」「年収はこれくらい欲しい」といった条件面の要望をたくさんいただきます。始めはそうでも、もともと何がしたくて薬剤師になったのか、5年後にどうなっていたいのか、といった質問をしながら話を深めていくと、条件よりも大事な要素が見えてきます。例えば「転職したい」というニーズを分解していくと、「単科の処方せんのみ扱ってきた。他の科の知識をもっと広げたい」という成長意欲が垣間見られることも。「家から少し遠いけれど、複数の科の処方せんを扱える、こんな調剤薬局がありますよ」と紹介して喜ばれたこともあります。あるいは、正社員として働きたいという方に対して、「パートと派遣の雇用形態を組み合わせて働く形もありますよ」と提案し、それが実は最適な働き方だったと気づいたという方もいました。
  • 種村
    コンサルタントには、ご本人の要望を整理し、優先順位を立てるサポーターのような役割があります。僕も、「年収」「勤務地」「職場の雰囲気」などあらゆる希望条件をまずはすべて聞いた上で、何が一番優先なのかを話をしながら本人に組み立ててもらうようにしています。整理できた段階で、さまざまな薬局・企業から話を聞き、現場の様子を見に行って、ご本人に合いそうなところを提案します。
  • 園田
    「長いブランクを経てまた働きたい」というニーズもありますよね。子育てで現場を離れていた女性など“休眠薬剤師”と呼ばれる方は多くいらっしゃいます。その方たちに向けて、当社グループでは「調剤実技研修」を月に1回実施していますので、研修を利用して、再就職を目指す道筋を立てるのも、私たちの役割。この研修は、実際に活躍している薬剤師を講師に、4日間で調剤薬局業務の基本的な流れを学ぶものです。当社が研修申込の窓口にもなっているので、お問い合わせいただいた方への働き方のご提案もできます。
  • 種村
    求職者のニーズとしては、調剤薬局に勤務していた方が製薬会社に転職したいというキャリアチェンジのケースもありますね。「平日の9時~17時勤務という働き方がしたい」など働き方に関して明確な要望を持った方が多くいらっしゃいますが、ニーズに合った働き方が実現できる調剤薬局を提案することもあります。企業であれば、薬を管理する業務、コールセンター業務など、薬剤師だからできる仕事は多岐にわたります。本人が知らないキャリアの道を見せることが、僕らの仕事だと思っています。

中長期的な関係を築き、求職者の人生に関わっていく

―新しい道を提案した事例を教えてください。

  • 園田
    まさに“休眠薬剤師”の事例で、15年のブランクがあった40代の女性の再就職をサポートしたことがありました。以前、製薬会社での分析業務を担当し、調剤での経験がない方でした。「調剤実技研修を受けて、復帰する道を探したい」という相談をいただき、自宅近くの調剤薬局で週2日パートとして働き始めることになったんです。紹介が決まったあとも定期的にフォローしていたところ、他の科も経験したいという声をいただき、転職ではなく派遣社員として他の調剤薬局で週2日増やす働き方を提案。中長期的にフォローしていたからこそ、ご本人の希望に合った道を示せたかなと思います。
  • 種村
    いい事例ですね。当社は、求職者の方と長く関係を築くコンサルタントが多いですよね。僕も、以前転職をサポートした女性の方から「結婚、出産を機に、雇用形態を正社員からパートに変えたい」という相談を受け、再会したことがあります。その時お子さんを連れてきていて、「時間が経ったんだな」としみじみ。また自分を信頼して相談に来てくれたということが何よりもうれしかったですね。
  • 園田
    種村さんは、求職者の方との距離が一段と近いですよね。
  • 種村
    面談でも、9割はプライベートの話を引き出していますから(笑)。その方の人となりを理解するために、仕事だけじゃなくいろんな価値観を知りたいんです。企業側に「こんな素敵な人がいます」と話をする際、僕がその人柄をどれだけ理解できているかが肝だなと思います。そういえば、相談を受けた求職者の男性と女性の方に同じ勤務先を紹介し、その二人が結婚したこともありました。ちなみに婚姻届けの知人欄に僕がサインしたんです(笑)。
  • 園田
    それはすごい! 種村さんがそこまで求職者の方と近くなれる理由って何だと思いますか?
  • 種村
    “ビジネス”として捉えていないところでしょうか。最初は求職者とコンサルタントとして接しますが、紹介後は“人と人”としてつながっていきたいんです。つながりがあるからこそ、紹介した勤務先について教えてもらうこともありますし、自分が開拓していない薬局・企業の情報が思いがけず飛び込んでくることもあります。「こういうところで求人探しているみたいですよ。社長を紹介します。」と、人脈が広がっていく。長期的な関係を築いていきたいと思うからこそ、安易な気持ちで就職先を紹介できませんし、求職者の方に合っていないと思う薬局・企業はお勧めしたいと思いません。仮に紹介するとしても「こういう職場環境だよ」と正直に実態を伝えます。本人が納得してもらえるような情報をきちんと提供し、人生の選択に責任を持てるような存在でありたい。そんな風に思っています。
  • 園田
    なるほど。種村さんを頼ってくる方の多さに、納得がいきました!

いのちの現場をサポートできる喜びがある

―コンサルタントをやっていてよかったと思うときとは?

  • 園田
    薬剤師をなかなか採用できずに困っていた薬局から、「やっと採用できて助かりました。おかげで、休みもしっかり取れるようになりました」と言っていただけるとき。採用成功が何人か続くと「園田さんがいいという方なら、一次面接はしなくても大丈夫です」と言っていただけることもあります。
  • 種村
    分かります。関係性が構築できてくると、企業の人事担当者のようになってきますよね。実際の現場理解が深いから、人柄や経験など最適な方を紹介できます。すると「あなたが紹介する方なら間違いないでしょう」と話がとんとんと進んでいくんです。実際、双方ともにしっかりマッチしたときは感動しますね。
  • 園田
    本当にそう。医療という“いのちの現場”の力になれることが、この仕事を続けている理由かもしれません。

―今後の薬剤師採用のマーケットはどう変化していくと思いますか?

  • 園田
    働く現場は様変わりすると思います。超高齢化社会に突入し、“かかりつけの薬剤師”としての役割が求められる中、「家の近くで週1回働きたい」という意識では生き残れなくなると思います。
  • 種村
    “働き方”の多様化は薬剤師においても進んでいますよね。
  • 園田
    そうなんです。当社では、2012年からママ薬剤師向けの転職サイト「ママ薬」を運営していますが、以前は「パートを探す」というイメージが強いサイトでした。今では「幅広いスキルをつけて働きたい」「将来、こんな風にキャリアアップしたい」「50代、60代でも長く働きたい」などニーズも多様化し、ママに限らず女性の多様な働き方をサポートするサイトとして機能しています。今後は、在宅医療のニーズも増え、コミュニケーション能力はもちろんのこと、より深い知識が必要になります。市場の変化に対応したマインドを育てることも私たちの仕事かなと思います。
  • 種村
    そうですね。男性薬剤師専門の転職サイト「オレ薬」でも、多様な働き方の提案は重要なテーマです。男性薬剤師のニーズは非常に多いのですが、「薬剤師は女性の仕事」というイメージは根強い。男性薬剤師にもっと光を当てていきたいですね。

―求職者がコンサルタントに相談するメリットはどんなところにありますか。

  • 種村
    求人に関する、圧倒的な情報量の多さ・厚みですね。コンサルタントは、薬局・企業と直接やりとりをしていますので、サイトなどでオープンになっている「求人情報」以外の情報をたくさん持っています。その人だけの希望条件に合わせた「オーダーメイド求人」を作ることができるのは、私どもコンサルタントだけです。
  • 園田
    条件交渉においても、求人内容を変えていくこともありますよね。以前、年収500万円の求人に、「管理薬剤師の経験があり、複数店舗を管轄できる」方を紹介したケースがあります。薬局との話の中で「ここまで力がある方なので、年収700万円まで出せませんか」と交渉。能力に見合った額を引き出すことができました。
  • 種村
    求人がなかったとしても「この方はあの薬局に合う」と確信すれば、薬局に全力で提案します。「そこまで言うのなら一度お会いします」と面接を設定してもらい、採用に至ったこともありましたね。
  • 園田
    求職者ご本人の口からは言いにくいことも、私たちが変わりに言うことができますよね。面接に同席する際は、事前に打ち合わせをして「この質問は私から聞きますね」と共有しておくことも。
  • 種村
    そうですね。本人からは聞きにくい条件面の質問を「(コンサルタントとして)知っておきたいのですが」と薬局・企業から話を引き出し、求職者の方が安心できるようにしています。
  • 園田
    薬局・企業や働く現場のことを、コンサルタントは自分の目で見て、生の情報を持っています。転職を希望する薬剤師の方々は、その豊富な情報量と交渉力を、是非うまく利用してほしいですね。