サポートを受ける

お電話でのご登録・ご相談も承っております。

フリーコール 0120-332-290

月~金曜(祝・祭日を除く) 9:00~20:00

  1. 薬剤師の求人・転職情報ならアポプラス薬剤師
  2. 薬剤師の転職お役立ち情報
  3. 薬剤師の働き方(スキル・資格)
  4. 薬剤師のスペシャリストともいえる「専門薬剤師」、実際どのくらいの種類があるの?

薬剤師のスペシャリストともいえる「専門薬剤師」、実際どのくらいの種類があるの?

登録日:

こんにちは、薬剤師転職のアポプラス薬剤師ライターチームです。

日本の医学や薬学の進歩といった背景を元に生まれた、専門薬剤師。
専門薬剤師がどんな仕事を担っているのかについては、以前もお話ししました。
https://www.apo-mjob.com/blog/cat33/08.html
今回は、専門薬剤師にはどんな種類があるのか、専門薬剤師の問題点や今後についてお話ししたいと思います。

日本における専門薬剤師
現在は10種類

現在6つの認定組織が合計10種類の専門性をもつ薬剤師を認定しています。

  • 日本病院薬剤師会
    がん専門薬剤師、感染制御専門薬剤師、精神科専門薬剤師、妊婦・授乳婦専門薬剤師、HIV感染専門薬剤師
  • 日本医療薬学会
    日本医療薬学会認定薬剤師
  • 日本臨床薬理学会
    日本臨床薬理学会認定薬剤師
  • 日本生薬学会/日本薬剤師研修センター
    漢方薬・生薬認定薬剤師
  • 日本糖尿病学会
    糖尿病療法士
  • 日本静脈栄養学会
    NST専門療法士

▼日本学術会議 薬学委員会専門薬剤師分科会(平成20年8月28日)資料参照
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t62-12.pdfPDF

専門薬剤師という言葉がつくのは日本病院薬剤師会が認定している5種類になりますが、その他の5種類についても専門薬剤師に相当すると位置づけられています。

日本とアメリカで違う
専門薬剤師の認定方法

日本では、専門薬剤師の認定方法を各認定組織が独自に決めています。
たとえば日本病院薬剤師会の5種類の制度については、指定された研修単位を満たすなどして認定薬剤師となり、そのうえで実務経験を積みさらなる認定試験に合格、最後に研究論文の発表等を経て専門薬剤師となることができます。
一方、日本医療薬学会認定薬剤師は学会活動、発表論文数などとあわせて、認定試験に合格する必要があります。
このように日本では共通の決まりがないのに対し、アメリカではすべての専門薬剤師について同一の第三者機関が認定試験を実施しています。
日本の認定制度に一定の基準がないことについては、現在問題であると考える意見もあり、アメリカのような第三者機関を設けるべきとの見解もでています。

専門薬剤師の導入は
国内外で有益な結果をもたらしている

専門薬剤師が薬物療法に関わることによって効果や安全の面で有益であることは、国内外で報告されています。
たとえば、

  • 虚血性心疾患、糖尿病などの入院患者に対し、薬剤師が薬剤管理指導を実施することによって、総コレステロール値やHbA1c の改善において統計学的に有意であった。
  • 臨床薬剤師(専門薬剤師が多い)の数を10倍にすることによって病院内死亡が43%低下した。

など。
さらにアメリカでは、専門薬剤師の投入によって投与ミスが65%減少した例や、経費の削減に成功した例なども報告されています。
専門薬剤師の存在が欠かせないものであることは明白で、今後専門薬剤師をさらに育成していくことが日本の課題と考えてよいのではないでしょうか。

専門薬剤師もうひとつの問題点
認知度の向上

日本の専門薬剤師の認定について一定の基準がないことは、問題のひとつであるとお話ししましたが、もうひとつの問題点として「認知度」が上げられます。

現在は残念ながら、一般的にも医療関係者の間でも専門薬剤師の認知度は低く、社会的な評価が高いとはいえません。
専門薬剤師の認知度をあげ、医療機関で標ぼうすることが可能になれば、医療機関からの評価を高めることにつながります。

専門薬剤師の認定制度に一定基準を設け、それを認定する第三者機関は厚生労働省から承認される。
この仕組みを作り上げることで、専門薬剤師の地位も向上し、日本の専門薬剤師の数を増やすことにもつながっていくのではないでしょうか。

今回の内容は、以下の資料を参考にさせていただきました。
▼専門薬剤師の必要性と今後の発展―医療の質の向上を支えるためにー
日本学術会議 薬学委員会専門薬剤師分科会(平成20年8月28日)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t62-12.pdfPDF

薬剤師専門の転職サポート!30年の実績!

転職サポートに登録(無料)
過去の記事 未来の薬剤師の育成のために!薬剤師の先生とも言える指導薬剤師とは...?
新しい記事 海外に憧れる薬剤師の方は必見!海外で活躍するために必要な3つのこととは・・?

アポプラスキャリアの登録メリット

  1. 1
    「登録者限定求人」をすぐにご紹介します! 全体の80%以上がWEB公開していない求人。登録後、人気求人を優先的にご紹介します。
  2. 2
    あなたの希望条件により近づける調整をします! 求人条件はあなたの「最終条件」ではありません。より希望に近づける調整が可能です。
  3. 3
    応募から面接、就業条件の交渉まで全てお任せ! 就業中・育児中でもラクラク。企業とのやりとりは全てコンサルタントにお任せください。