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薬剤師のキャリアチェンジで押さえるべきポイントやメリット・デメリット

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薬剤師として仕事をする中で、物足りなさや将来に対する不安を感じることはありませんか?そんなとき、多くの方が考えるのがキャリアチェンジです。しかし、単なる転職以上に、キャリアチェンジは生活に大きな影響を及ぼすため、異業種へと転職するときにはしっかりと計画を練る必要があります。

そこで今回は、薬剤師の職種別の特徴やキャリアチェンジのメリット・デメリットを詳しく解説します。また、キャリアチェンジの実例や転職を成功させるポイントも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

1. 薬剤師のキャリアチェンジにおすすめの転職先

薬剤師のキャリアチェンジにおすすめの転職先

薬剤師がキャリアチェンジをするときには、どのような職場があるのでしょうか。ここでは、薬剤師の職場として、以下の8つの職場の特徴とポイントを解説します。

  • ・調剤薬局
  • ・ドラッグストア
  • ・病院薬剤師
  • ・MR(医薬情報担当者)
  • ・CRC(治験コーディネーター)
  • ・研究職
  • ・大学の教員
  • ・メディカルライター

それぞれの職種について、詳しく解説します。

1-1. 調剤薬局

薬剤師がキャリアチェンジする職種の1つ目は、調剤薬局です。調剤薬局は、とくに30代や40代の薬剤師には非常に人気です。理由としては、「労働環境のよさ」「安定した収入」「転職や配置転換がしやすい」といった特徴があることが挙げられます。

平均年収は約450万~550万円ほどが目安です。さらに、管理薬剤師など役職がつくと手当がつき、年収が大きく増加する傾向にあります。

1-2. ドラッグストア

薬剤師がキャリアチェンジする職種の2つ目は、ドラッグストアです。薬局と同様に人気がある職場で、全国の店舗数も多く、薬剤師の需要も一貫して高いので、転職活動がしやすいという特徴があります。

平均年収は約515万~600万円と薬剤師の中では高い水準を保っています。基本的には休日も出勤があり、店舗によっては夜遅くまで営業していることもあるため、勤務の仕方によっては深夜手当がつくことがあります。正社員だけでなく、アルバイトやパートといった非正規雇用の求人があるのも特徴です。

1-3. 病院薬剤師

薬剤師のキャリアチェンジ先には、病院もあります。病院薬剤師の主な職務内容は、患者さまへの服薬指導や調剤業務、治験業務など多岐に渡ります。また、患者さまの家族に対する説明など、医師や看護師と連携したチーム医療のサポートもおこないます。

平均年収は約390万~500万円と幅があります。当直や夜勤の有無など、病院により働き方が異なるためです。薬剤部長や薬局長になると、昇給を見込めます。また、認定薬剤師や専門薬剤師といった資格を取得し、専門性を高められるのも病院薬剤師の特徴です。

1-4. MR(医薬情報担当者)

MRは、製薬企業で、医師や薬剤師に対して自社医薬品の有用性、品質、安全対策等を紹介する役割を担う仕事です。薬剤師の専門的な知識があると役立ちます。

しかし、調剤薬局や医療機関に勤める薬剤師とは違い、営業のスキルが求められます。企業にもよりますが、一般的に営業のインセンティブがつくこともあり、平均年収は約550万~700万円と高めです。コミュニケーションスキルやプレゼンテーション力がある人には、とくに適している職種といえます。

1-5. CRC(治験コーディネーター)

CRCは、治験業務の進行管理や、患者さまの支援をおこなう仕事です。CRCになるには、特定の資格は必要ありません。医療関係者や被験者とその家族と対面する機会が多いため、コミュニケーションスキルが求められます。平均年収は約550万~700万円です。

同様に人気のある関連職種として、臨床開発モニター(CRA)があります。CRAは、新薬の有効性や安全性を調べるための進行管理をおこなう役割で、CRCと同じく、人気のある職業の1つです。

1-6. 研究職

薬剤師は、製薬企業や食品製造会社、化粧品メーカーなどで、研究者として働く機会もあります。主に、科学的な結果を導き出すために、連日実験や分析をおこないます。平均年収は約700万円~900万円で、希望者が多く、競争率は高めです。博士の学位が必要な場合も少なくありません。

研究成果が具体化するまでには時間がかかることもあり、忍耐力が求められる職種ですが、未来の医療貢献できるやりがいのある分野です。「未来の医療に貢献したい」という強い意志を持つ方には、おすすめの職種です。

1-7. 大学の教員

薬剤師は、薬学部の教員としても働くこともあります。薬学部の教員は、薬学部の学生向けに授業をしつつ、研究活動にも参加することが可能です。平均的な年収は約600万円~800万円です。

職場によっては、教授や准教授といった上位の職階に昇進することも考えられます。教員になるには、多くの場合、博士の学位が必要です。薬剤師としての専門性や技術を十分に発揮でき、次世代の薬剤師育成に興味がある人にとっては、やりがいのある職種といえるでしょう。

1-8. メディカルライター

薬剤師のキャリアチェンジとしては、メディカルライターになる方法もあります。製薬会社で、医薬品の説明文書や治験に関する文書を編集・執筆するのが主な業務です。MRが医療機関に持参する資料なども、業務の一環として含まれます。

また、医療系広告代理店で、医療テーマのマガジンやWEB記事を作ったりすることもあります。フリーランスで働く選択肢もありますが、会社員として働く場合の平均年収は約400万〜900万円程度です。わかりやすい文章に加えて、正確な内容を求められる職種です。

2. 薬剤師のキャリアチェンジ体験談

薬剤師のキャリアチェンジ体験談

キャリアチェンジを伴う転職をするときには、実際の体験談を見ると参考になります。ここでは、薬剤師のキャリアチェンジ体験談を、以下の2つ紹介します。

  • ・Aさん:企業→ドラッグストア(OTC〈一般用医薬品〉のみ)
  • ・Bさん:調剤薬局→ドラッグストア(調剤薬局併設)

2-1. Aさん:企業→ドラッグストア(OTC〈一般用医薬品〉のみ)

薬剤師のキャリアチェンジ体験談_01

製薬会社に勤務していた60代男性のAさんは、定年を目前に控えていましたが、まだ働く意欲がありました。とくに、薬の販売や服薬指導に関わりたいという希望があり、ご家族もAさんの新たな挑戦を支援したいと考えていました。一方で、年収が大幅にダウンすることにも不安があったようです。

そこで、転職エージェントは、研修制度や教育体制が整っているドラッグストアの職場を提案しました。数社に応募したのち、Aさんは「土日も勤務可能」「定年制がない」という大手ドラッグストアのOTC(一般用医薬品)部門への転職を実現しました。

年収は多少減ったものの600万円台を維持したいというAさんの希望も叶えることができました。定年後も、薬剤師として新たなキャリアが築けた好事例です。

2-2. Bさん:調剤薬局→ドラッグストア(調剤薬局併設)

薬剤師のキャリアチェンジ体験談_02

40代女性のBさんは、月に約160時間、調剤薬局でパートとして働きながら、新卒と同水準の給与で、賞与や退職金がないことに悩んでいました。中学生の2人の子どもがいるため、19時までしか働けない制約がありましたが、収入と待遇のよい職場で働きたいと希望していました。

そこで、転職エージェントは「正社員で19時まで勤務」という選択肢もあると提案し、調剤併設型のドラッグストアを紹介しました。結果的に、Bさんはこれまでの経歴を高く評価されて、即座に内定を得ることができました。

この転職成功の要因は、本人が気づいていなかった本来の目的にあった転職先を、転職エージェントが客観的な目線で見つけたことです。転職するときに、自分で設定した条件にこだわると目標達成ができない場合もあるため、第三者に相談してみるのも方法の1つです。

3. 薬剤師がキャリアチェンジするメリット

薬剤師がキャリアチェンジするメリット

薬剤師がキャリアチェンジするには、主に以下の3つのメリットがあります。

  • ・調剤以外のスキルを身につけられる
  • ・経験業務が増えることで視野が広がる
  • ・業種によっては高収入が見込める

それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

3-1. 調剤以外のスキルを身につけられる

薬剤師がキャリアチェンジするメリットの1つ目は、調剤以外のスキルを身につけられることです。違う職種にキャリアチェンジすることで、今持っている調剤のスキル以外の知識や技術を身につけることができます。

例えば、製薬会社のMR(医薬情報担当者)に転職すれば、営業力やコミュニケーション力が身につきます。CRC(治験コーディネーター)であれば、医療チームとの連携や折衝力がつくでしょう。調剤以外にも特定のスキルを持つことは、いずれ転職を考えたときにも有利に働きます。

3-2. 経験業務が増えることで視野が広がる

薬剤師がキャリアチェンジするメリットの2つ目は、経験業務が増えることで視野が広がることです。例えば、これまで調剤薬局に勤めていた薬剤師が製薬会社に転職することで、薬の開発から市場への供給までの全体像や重要性が理解できるようになるでしょう。薬品や医療業界に対する知見と幅広い知識は、貴重な財産です。

一方で、全く違う業界に飛び込んだ場合でも、多様な経験を積んでいる人は、臨機応変に対応できる力が身につきます。1つの職業に特化して専門性を磨く方法も有効ですが、枠に捉われずに多様な仕事を選ぶのも、今後のキャリア形成の役に立つかもしれません。

3-3. 業種によっては高収入が見込める

薬剤師がキャリアチェンジするメリットの3つ目は、業種によっては高収入が見込めることです。製薬会社の研究職や薬剤師職は高い報酬が見込めます。

一般の薬局やドラッグストアでの給与が低い傾向にある一方で、異業種での薬剤師の収入は、勤続年数や実績に応じて大きく増加する傾向にあります。別の職種に転職して初めのうちは下がることもありますが、長い目で見れば収入は上がり、将来的に安定することも少なくありません。

「長期的に見て、高い収入を得たい」「自分のスキルで成功をつかみたい」といったときには、異業種の薬剤師に挑戦することをおすすめします。

4. 薬剤師がキャリアチェンジするデメリット

薬剤師がキャリアチェンジするデメリット

薬剤師がキャリアチェンジする主なデメリットには、以下の3つがあります。

  • ・一時的に収入が減ることもある
  • ・求人数が少ない職種がある
  • ・経験者よりも不利になる

それぞれについて、詳しく解説していきます。

4-1. 一時的に収入が減ることもある

薬剤師がキャリアチェンジするデメリットの1つ目は、一時的に収入が減ることもあることです。薬剤師のスキルが役立つ職場であれば、同じくらいの年収、あるいはそれ以上も考えられますが、全く異なる分野では新卒と同様の扱いをされることもあります。

職場にもよりますが、年収が一時的に大幅に下がる可能性もあるでしょう。家庭を持っている場合、転職前の生活レベルを保ちにくくなることもあるため、慎重に検討する必要があります。転職先での年収を事前に確認して、可能であれば報酬の交渉をおすすめします。

求人広告に明記された年収よりも高い条件を出すのは難しいものですが、転職エージェントを利用すれば、専門のコンサルタントが代わりに交渉をおこなってくれることもあります。もし年収が大幅に減る可能性がある場合は、転職エージェントに相談してみるのも方法の1つです。

4-2. 求人数が少ない職種がある

薬剤師がキャリアチェンジするデメリットの2つ目は、求人数が少ない職種があることです。薬局やドラッグストアは、店舗数があり人材不足に陥っていることもあるため、募集の数は比較的豊富にあります。

一方で、製薬企業などは募集人員の数が限られており、1人の求人に対して薬剤師以外の人も多数応募することも少なくありません。このような状況から、企業での薬剤師に対するニーズは、薬局やドラッグストアよりも少なめだといえます。

実際に、薬剤師専用の転職WEBサイトでも、企業の求人割合は全体の1割程度です。さらに、企業の拠点は主に都市部に集中しており、地方の求人は多くありません。「別の業界で働きたいが、希望する勤務地の求人がない」といった状況も起こりがちです。

そのため、薬局・ドラッグストア以外への転職を希望する際は、求人を探すステップに苦労する可能性があることを理解しておきましょう。

4-3. 経験者よりも不利になる

薬剤師がキャリアチェンジするデメリットの3つ目は、経験者よりも不利になることです。キャリア採用では経験者が優遇される傾向にあり、未経験では、採用が難しくなることも少なくありません。

とくに、転職先が即戦力となる人材を探していた場合、新たな教育やトレーニングが必要な転職者は、どうしても不利になります。そのため、以前の職で培った経験や技術が活かせない場合、転職しづらくなることを理解しておきましょう。

そして、年齢が高くなるにつれて、他の業界への転職は難化する傾向にあることも知っておくべきです。

5. キャリアチェンジを成功させるためのポイント

キャリアチェンジを成功させるためのポイント

キャリアチェンジを成功させるためには、以下の2つのポイントがあります。

  • ・キャリアチェンジの理由や目的を明確にする
  • ・会社が自分に求めていることを分析する

それぞれについて、詳しく解説していきます。

5-1. キャリアチェンジの理由や目的を明確にする

他の業界への転職を成功するためには、キャリアチェンジの理由や目的をはっきりさせることが欠かせません。「どうしてその業界を選びたいのか」「その業界で何を達成したいのか」を、明確にしておくことが大切です。

例えば、病院薬剤師から臨床研究コーディネーター(CRC)に転職する場合には、新薬開発への意欲を伝えて、チーム医療の経験をアピールするといった具合です。

理由と目的がしっかりしていれば、志望理由に説得力が加わり、採用担当者の納得感が得られるでしょう。

5-2. 会社が自分に求めていることを分析する

異業種への転職を考える場合、会社が自分に求めていることを分析することが大切です。応募するときの書類や面接で、求められている能力を持っていることをアピールできれば、採用される確率が上がります。

例えば、CRCのポジションで「薬物管理や患者への指導」の経験が求められていた場合、「調剤薬局の薬剤師として服薬指導をしたスキルは、CRCの仕事でも活かせる」といった形でアピールすることができます。

未経験の業種でも、過去の経験やスキルをうまく活用できれば、採用担当者にとっても魅力的な候補者として映ります。多くの場合、求められるスキルは求人広告や企業WEBサイトで確認可能であるため、事前に調べておきましょう。

6. 薬剤師専門の転職サイトを利用してキャリアチェンジを実現しよう

薬剤師専門の転職サイトを利用してキャリアチェンジを実現しよう

キャリアチェンジに踏み切るのは勇気が必要ですが、綿密に計画して自己分析をしておけば、不可能なことではありません。自分の価値観や目標を明確にし、それに合った職場環境や条件を見つけることが、転職成功の鍵となります。

未来の自分をしっかりとイメージし、それに向かって行動することで、充実した薬剤師のキャリアを築けるでしょう。転職活動のサポートを受けたいと思ったときには、薬剤師専門の転職エージェント「アポプラス薬剤師」に登録しませんか。経験豊富なコンサルタントのアドバイスを受けて、あなたにあった職場環境を探す機会を増やしましょう。

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