初めて転職活動をしている薬剤師に伝えたい!よくある疑問への回答や成功のコツ
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初めての転職活動では、多くの疑問や不安が出てくるものです。とくに、薬剤師の転職は一般企業とは異なるため、転職の時期や面接での返答などに悩むこともあるでしょう。転職活動をスムーズに進めるためには、今のうちに転職に対する不安を払拭しておくことが大切です。
そこで本記事では、初めての転職活動によくある疑問に対する回答、就職活動と転職活動の違い、転職を成功させるためのコツをお伝えします。
目次
1. 初めて転職する薬剤師によくある疑問や悩み
初めて転職する薬剤師によくある悩みには、以下の7つがあります。
- Q. 転職活動にかかる期間は?
- Q. 転職のタイミングはいつがいい?
- Q. 働きながら転職活動をしても大丈夫?
- Q. 面接は何社ぐらい受けるといい?
- Q. 転職エージェントは使ったほうがいい?
- Q. 自分のアピールの仕方がわからない...
- Q. 給与や待遇の交渉が不安...
それぞれの疑問に対する回答を見ていきましょう。
1-1. Q. 転職活動にかかる期間は?
薬剤師の転職活動は、情報収集から内定まで2カ月程度と見込んでおきましょう。例外として、特定の地域やポジションへの入社を希望し、3カ月以上かけて転職活動をおこなう場合もありますが、大抵の場合は、短期間で転職先が決まります。
状況にもよりますが、内定を得るまでには、企業の選定、面接の日程調整、面接、内定通知まで、各ステップに1週間程度かかります。また、内定を受けてから今の職場を辞めるまでの期間も考慮する必要があります。退職を申し出る時期は企業によって異なるため、事前に今の職場の就業規則を確認しておきましょう。
1-2. Q. 転職のタイミングはいつがいい?
初めての転職では、1月から3月のタイミングをおすすめします。薬剤師の求人が増えるシーズンであるためです。複数の募集を比較できるので、自分に合った職場を見つけやすい時期といえます。
ただし、応募者も増えるため、求人の競争率が高まることがあります。履歴書のブラッシュアップや面接対策を行い、他の応募者と差をつけることが大切です。
1-3. Q. 働きながら転職活動をしても大丈夫?
今の職場で働きながら、転職活動を進めましょう。理由としては、もし理想の企業が見つからなかった場合でも、経済的な不安や焦りを覚えにくく、妥協を避けられるためです。
働いていると面接や職場見学などは、平日の仕事の後や休日に限られますが、計画を立てて実行すれば、仕事をしながら取り組むことは十分に可能です。
1-4. Q. 面接は何社ぐらい受けるといい?
薬剤師の転職の面接は、少なくとも3社以上は受けるとよいでしょう。条件の似ている職場を複数受け、比較検討し、納得したうえで転職先を決めることをおすすめします。気になる企業があれば、積極的に応募してみましょう。
1-5. Q. 転職エージェントは使ったほうがいい?
薬剤師が転職活動をするときには、転職エージェントの利用をおすすめします。初めて転職活動をされる方の中には「転職エージェントを使わないで直接応募したほうが、採用されやすいのでは?」と思う方もいるかもしれません。転職エージェントを通さなければ、企業側は仲介手数料を削減できるためです。
しかし、直接応募では、企業に関する情報は、求人広告や求人票から得られるものだけに限られてしまいます。求人票だけでは、職場の環境や残業の状況などを正確に知ることは難しいため、必ずしも応募者のメリットになるとは限りません。
転職エージェントを利用すれば、コンサルタントを通じて詳細な情報が得られ、転職先を見極めるのに役立ちます。また、非公開の有利な求人を紹介してくれたり、面接対策を行ってくれたりする転職エージェントもあるため、初めて転職活動をされる方は活用するとよいでしょう。
1-6. Q. 自分のアピールの仕方がわからない...
薬剤師が自分のアピールをするときには、企業が求めているスキルや人物像と自身の強みをかけ合わせて考えましょう。一般的に、年齢によって期待される役割には違いがあります。
例えば、20代の薬剤師には最新の薬学知識と学習意欲、30代の薬剤師では実務経験とチームでのリーダーシップ力などが重視される傾向にあります。
自分の強みを最大限にアピールする戦略がわからない場合は、転職エージェントを活用するのも有効です。転職のプロのアドバイスを受けることで、自分自身をより魅力的に伝える方法がわかるでしょう。
1-7. Q. 給与や待遇の交渉が不安...
面接の場での年収交渉は、ただ希望を申し出るだけでなく、具体的な数字と根拠を伝えるのがポイントです。例えば、「現職では〇〇の業務を担当しており、この経験は御社でも必ず活かせると考えています。年収は〇〇〇万円でご検討いただけないでしょうか」と伝えてみましょう。
年収や待遇などのデリケートな話は、転職エージェントのコンサルタントが間に入ることでスムーズに進められる場合があります。面接前には、担当コンサルタントに希望条件をしっかりと伝え、条件面でのミスマッチが起こらないようにしましょう。
2. 薬剤師が初めて転職するときに知っておきたい"就職活動"との違い
薬剤師の就職活動と転職活動の違いには、主に以下の4つがあります。
- 進捗管理の難しさ
- 採用される職種や枠数
- 評価されるポイント
- 情報収集の難しさ
それぞれについて、詳しく説明していきます。
2-1. 進捗管理の難しさ
薬剤師の転職活動は、就職活動と比べると進捗管理が難しいといえます。新卒の就職活動は、経済団体連合会の方針に従い、多くの企業が同じ就活解禁日に募集を開始します。そのため、薬学生はほぼ同じタイミングで活動を進めます。また、6年次の3月までに就職先を決めるという明確な期限があるため、計画を立てやすいのが特徴です。
一方で、転職は自分で決めたタイミングから始まり、自身が納得する職場とマッチしたときに終わるため、自己管理が苦手な人は行動が遅れてしまいがちです。そのため、自分の転職したい時期を明確に決め、無理のないスケジュールで計画的に進めていくことが大切です。
2-2. 採用される職種や枠数
就職活動の場合は、調剤薬局や病院、大手製薬会社など多くの企業で"新卒採用枠"での採用が一斉におこなわれます。募集される職種や人数は固定的です。
一方で、転職市場では募集が出ている職種は常に変動しており、流動的です。同じ病院でも、マネジメント経験のある薬剤師が募集されたり、臨床試験の経験のある薬剤師が募集されたりと、タイミングによって募集条件が異なる場合があります。
このように転職市場の動きは新卒採用時とは異なり、企業のニーズに応じた経験や専門性を求める傾向があるため、自身の経験やスキルを市場のニーズと照らし合わせて、戦略的に求人を探すことが重要です。
2-3. 評価されるポイント
薬剤師の転職活動は、就職活動とは評価されるポイントが異なります。就職活動では、薬学生に大きなスキルやキャリアの差がないため、やる気や熱意が採用の重要なポイントになります。
一方で、転職活動では、意欲に加えてこれまでに培ったスキルや実績も重視されます。例えば、管理薬剤師の経験、在宅医療の経験、認定薬剤師の資格取得などが、転職市場では評価されるスキルとして挙げられます。
2-4. 情報収集の難しさ
就職活動の場合、活動時は大学生であるため、社会人に比べて業界や企業研究の時間を確保しやすいといえます。また、多くの企業が薬学生向けに新卒説明会を実施し、大手の就活サイトもイベントを開催しているため、情報収集が比較的容易です。
一方、転職の場合は、通常の勤務を続けながら、限られた時間で効率的に情報収集をおこなう必要があります。また、インターネットや知人、転職エージェントなどの限られた情報源から企業研究を進める必要があります。
さらに、転職では採用枠が一律ではなく、珍しい求人が出ることもあるため、条件の比較検討がしにくく、情報収集に時間や手間がかかることもあるでしょう。
3. 薬剤師の初めての転職を成功させるコツ
薬剤師の初めての転職を成功させるコツには、以下の4つがあります。
- 転職の目的を明確にしておく
- 複数の求人を見比べる
- 条件の優先順位を決める
- 不明点はそのままにせず確認する
それぞれについて、詳しく説明していきます。
3-1. 転職の目的を明確にしておく
まずは、転職の目的を明確にしておきましょう。プライベートを充実させたい、将来的にキャリアアップしたい、専門性を高めたいなど、転職の目的は人それぞれです。転職の目的が定まることで、求人探しや職場選びがしやすくなります。
3-2. 複数の求人を見比べる
転職では、複数の求人を比べつ、選考を進めることも大切です。情報を比較しながら、選考を進めることで、各条件を冷静に評価でき、転職成功の確率も高められます。
なお、複数社受けていることを伝えてもマイナスになるケースはほとんどありません。他社から提示されている条件は、交渉材料にもなるでしょう。
また、転職エージェントには公開されていない非公開求人があることもあるため、登録すると選択肢の幅が広がる可能性があります。より自分にあった職場を見つけるためには、転職エージェントの活用を検討しましょう。
3-3. 条件の優先順位を決める
初めての転職を成功させるには、条件の優先順位を決めることも大切です。
給与や通勤時間、休みの取りやすさなど、重要な条件に順位をつけておくことで、転職の軸がブレにくくなります。納得感のある転職のためにも、ぜひおこなってください。
3-4. 不明点はそのままにせず確認する
転職後に「こんなはずではなかった」と思わないようにするために、気になったことは積極的に確認しましょう。例えば、次のような項目は、職場を決める前に質問しておくとよいです。
- 「残業がどの程度あるのか」
- 「職場の雰囲気や人間関係はどうか」
- 「店舗間の異動は頻繁にあるのか」
- 「社員の平均勤続年数はどれくらいか」
新しい職場の条件や待遇、環境に納得できるよう、疑問に思ったことは確認しておきましょう。
4. 転職サイトに登録して初めての転職を成功させよう
薬剤師の転職活動は、進捗管理の難しさや採用される職種、枠数が就職活動とは異なります。また、評価されるポイントや情報収集の難しさも異なるため、転職の目的を明確にして、計画的に進めていくことをおすすめします。
職場を選ぶときには、条件の優先順位を決めて、不明点はそのままにせず確認しておくことも大切です。しかし、一人ではなかなか効率的に情報収集が進まず、履歴書の作成や面接の対策などで悩むこともあるでしょう。
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