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【薬剤師】業界情報高齢化社会に必須の在宅医療。そこでの薬剤師の役割とは・・?

2015年10月8日:

2014年10月1日現在の日本の人口は1億2,708万人、うち高齢者(65歳以上)の人口は3,300万人で割合は26.0%と過去最高となりました。(※内閣府 平成27年版高齢化社会白書より)このように日本は現在高齢化社会となっており、今後も一層高齢化が進むと予想されています。

高齢化が進む一方で「できる限り、住み慣れた地域で必要な医療・介護サービスを受けつつ、安心して自分らしい生活を実現できる社会を目指す」ことが急務とされています。そんな中、薬剤師も在宅医療の現場に必要とされています。具体的な現状と薬剤師の役割についてお話ししたいと思います。

在宅医療を行う人々
現在の問題とは?

在宅医療を行っている人は子世代や孫世代と共に暮らす人ばかりではなく、夫婦のいずれかが要介護者、被介護者となる老老介護をしている場合も多いもの。「薬局まで行くのが大変で薬を入手できない」「薬を飲み忘れてしまう」「複数の病院から多くの薬を処方されており薬の管理ができない」「嚥下(えんげ)機能が低下し薬が飲みにくくなってしまった」など、さまざまな問題を抱えています。

在宅医療を行う人に対し
薬剤師ができること

前のコーナーでご紹介したような患者の悩みを解決するために、薬剤師ができること、求められていることは多くあります。厚生労働省の資料によると、薬剤師の役割として「処方せんに基づき患者の状態に応じた調剤」「患者宅への医薬品・衛生材料の供給」「薬歴管理」「服薬の説明」「服薬状況と保管状況の確認」などが挙げられています。

具体的には「自宅に薬をもって訪問」「患者さんの状況にあわせて飲み忘れのないよう指導」また「飲みやすい薬の調整」などが主な役割といえます。これらは"訪問薬剤管理指導"といいます。

飲み忘れ・飲み残し
薬剤師による残薬整理の実例

薬局に行けず薬を入手できないという問題がある一方で、高齢者になると多種多様の薬を飲んでおり、飲み忘れ・飲み残しによる残薬の多さも問題になっています。

この問題をどう解決すればよいか?ある事例をご紹介します。ある患者さんは複数の病院から処方薬が出されていたため、各処方医に疑義照会を行い、まずは薬の一包化を行いました。さらに個々の患者の能力に応じて薬の管理を提案。
たとえば手製のピルケースを作成、ホワイトボードと磁石での管理、投薬カレンダーの作成など。これにより残薬が改善されたそうです。(※厚生労働省資料「残薬の確認と整理の実例」長野県薬剤師会事例 参照)

在宅医療はチームが大事
薬剤師と介護支援専門員や医師との連携


これらの在宅医療は薬剤師のみで行えることではありません。訪問薬剤管理指導が必要かどうかを見極める場合も、薬剤師だけでなく医師や介護支援専門員、看護師、訪問介護員などと連携する必要があります。

訪問薬剤管理指導の必要性に気付き、管理指導が行われるまでの例としては、以下のような流れがあります。

  • 1)
    介護支援専門員が問題を把握
  • 2)
    薬剤師が訪問して現状を把握
  • 3)
    医師などに情報提供し訪問指示を出してもらう
  • 4)
    患者の同意を得て訪問薬剤管理指導を開始

このように在宅医療は、さまざまな分野の専門家が協力しあうことが重要になります。

在宅医療での薬剤師の役割
高齢化社会においては必然です

ご紹介したとおり、薬剤師が介護医療で果たす役割はさまざまあります。調剤薬局や病院、ドラッグストアでは経験しないような業務が発生します。また在宅医療では「終末期医療」を行うこともあります。この場合も薬剤師は患者や患者家族への服薬指導を行ったり、医師への助言を行ったりすることもあります。

高齢化社会がさらに進む日本で、薬剤師の役割は「在宅医療」を含め多様化していくことが予想されます。薬剤師ができること、薬剤師がするべきことを把握し、それぞれの役割を十分に果たすことが求められているのです。

  • こちらの記事は厚生労働省の「在宅医療における薬剤師業務について」「在宅医療における薬剤師の役割と課題」を参考にしております

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