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管理薬剤師の平均年収は?一般薬剤師との違いや目指す方法

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薬剤師としてのキャリアを考えたときに、管理薬剤師を目指す人は一定数存在します。管理薬剤師は、薬剤師としての通常業務である調剤業務に加えて、スタッフや医薬品の管理業務などもおこなう重要なポジションです。

調剤薬局やドラッグストア、製薬会社や卸売業では、薬機法により、各薬局や店舗ごとに少なくとも1名の管理薬剤師を配置することが義務づけられています。そのため、管理薬剤師は「薬剤師の管理者」であることに間違いありません。

本記事では、管理薬剤師の年収、一般薬剤師との違いや業務内容、メリット・デメリットを解説します。

1. 管理薬剤師の年収は?一般薬剤師との比較

管理薬剤師の年収は?一般薬剤師との比較

管理薬剤師はどれくらいの年収がもらえるのか気になる人もいるでしょう。ここでは、管理薬剤師の年収を以下の2つの観点から解説していきます。

  • 管理薬剤師の平均年収
  • 一般薬剤師との年収比較

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

1-1. 管理薬剤師の平均年収

厚生労働省が設立した中央社会保険医療協議会の情報によると、管理薬剤師の平均年収は約730万円です。国税庁の調査による全国の平均年収443万円と比べると、287万円も高いことがわかります。

管理薬剤師は、薬局や病院において他の薬剤師やスタッフの管理や指導、調剤業務の監督などをおこないます。また、品質管理、法令遵守など、多岐にわたる重要な業務も担うポジションです。高い責任感が求められるため、給与もそれに見合った額に設定されていることがわかります。

出典:第23回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告|中央社会保険医療協議会
出典:令和3年分 民間給与実態統計調査|国税庁

1-2. 一般薬剤師との年収比較

管理薬剤師の年収は、一般薬剤師と比べてどう違うのでしょうか。一般薬剤師の年収は、勤務先の職種により異なります。職種ごとの平均年収は、下表の通りです。

勤務先 平均年収
国公立病院
民間病院
約390万~500万円
調剤薬局 約450万~550万円
ドラッグストア 約515万~600万円
製薬会社などの
民間企業
約550万~700万円

※アポプラス薬剤師求人サイトに掲載している求人データを参考に、1回分のボーナス(約2ヵ月分として)を算出

勤務先によって差はあっても、管理薬剤師の平均年収約730万円は、一般薬剤師の平均年収約480万円~580万円に比べて150万円〜250万円高いことがわかります。

薬剤師の平均年収について、男女別、都道府県別、業種別などに分けて詳しく解説します。薬剤師が年収を上げるための方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

2. 管理薬剤師の年収はなぜ高い?主な仕事内容

管理薬剤師の年収はなぜ高い?主な仕事内容

管理薬剤師の年収が高いのはなぜなのでしょうか。理由を探るために、管理薬剤師の主な仕事内容を見ていきましょう。管理薬剤師の業務内容は、主に以下の3つに分類できます。

  • 従業員の指導・監督
  • 医薬品の管理
  • 店舗の運営・管理

2-1. 従業員の指導・監督

管理薬剤師の仕事には、従業員の指導・監督があります。薬局やドラッグストアで働く一般薬剤師、パート、アルバイトなど、さまざまなスタッフの育成、監督をおこないます。そのため、管理薬剤師には幅広い専門知識や管理能力、そして多様なスタッフとやりとりするためのコミュニケーション能力が求められます。

2-2. 医薬品の管理

管理薬剤師は、調剤業務の他に服薬指導や薬歴の作成、在庫管理もあります。とくに、在庫管理は医薬品の取り扱いにおいて極めて重要な業務の1つです。

調剤薬局やドラッグストアにおいては、適切に在庫管理をすることで、不正なルートからの供給や粗悪な薬品の流通を防ぎ、薬品の安全性を保つことができます。職務の範囲にもよりますが、医薬品の発注業務を管理薬剤師が担うことも珍しくありません。医薬品の発注は、時期や市場の動向を把握し、未来予測を組み入れながら進める、難易度の高い業務です。

2-3.店舗の運営・管理

店舗の運営や管理も、管理薬剤師の重要な業務の1つです。スタッフのシフト管理、労働環境の整備など、全体的な従業員管理と店舗運営のスキルが要求されます。

業務を進める中で、トラブルの対応をすることも珍しくありません。一般薬剤師では対処できないクレームに対しても、責任者の立場から適切に対応し、問題の解決を図るのが管理薬剤師の仕事です。さらに、ミスが発生したときには、再発を防ぐ具体的な策を立て、それを従業員に周知し、防止策の徹底を図るなどの店舗運営管理も求められます。

3. 管理薬剤師になるための条件

管理薬剤師になるための条件

厚生労働省によるガイドラインによると、管理薬剤師として認定されるためには、薬局における実務経験が5年以上必要であると明記されています。さらに、地域支援体制加算(以前の基準調剤加算)の算定条件としても、管理薬剤師は保険薬剤師として5年以上の勤務経験が必要とされています。

参考:「薬局開設者及び医薬品の販売業者の法令遵守に関するガイドライン」について|厚生労働省

4. 管理薬剤師になるメリット

管理薬剤師になるメリット

管理薬剤師になるメリットには、主に以下の3つがあります。

  • 管理者の経験を積める
  • キャリアアップにつながる
  • 仕事にやりがいを持てる

1つずつ、解説していきます。

4-1. 管理者の経験を積める

管理薬剤師になるメリットの1つ目は、管理者の経験が積めることです。調剤薬局、ドラッグストア、病院、製薬会社のどの職場においても、管理薬剤師は一般薬剤師よりも一歩踏み込んだ知識や技能が求められます。

そのため、業界によって職務内容や責任範囲は異なるものの、管理者としてさまざまな経験を積むことが可能です。容易な仕事ではありませんが、その分、責任感と達成感を得られる仕事と言えるでしょう。

とくに、調剤薬局やドラッグストアでの勤務では、店舗運営や経営に関わるチャンスも多く、薬局経営に関する専門知識や法的知識も身につけられます。管理者の経験を積み、スキルを高めたい薬剤師にはおすすめの役職です。

4-2. キャリアアップにつながる

管理薬剤師になるメリットの2つ目は、キャリアアップにつながることです。管理薬剤師として人材の育成や店舗運営に関する実務経験を積むことができます。管理薬剤師としての経験は、転職市場での立ち位置の向上につながり、キャリアパスを選びやすくなるでしょう。

例えば、調剤薬局やドラッグストアでは、管理薬剤師の経験を経て、地域マネージャーに任命されるケースも珍しくありません。さらに、臨床試験コーディネーターや工場・倉庫の管理者といった、薬局や医薬品販売業界以外の道も選べます。経験と能力に応じてキャリアが広がることも、管理薬剤師の魅力です。

4-3. 仕事にやりがいを持てる

管理薬剤師になるメリットの3つ目は、仕事にやりがいを持てることです。専門的な知識を活かし、責任あるポジションで仕事をおこなうことによって、自信が深まるという特徴があります。患者さまやスタッフから頼りにされることで、個人の成長や、自分が果たしている役割への実感も増していく可能性があります。さらに、薬局の経営者から直接アドバイスや意見を求められやすいポジションであるため、充実感や達成感が生まれるでしょう。

5. 管理薬剤師になるデメリット

管理薬剤師になるデメリット

一方で、管理薬剤師になるデメリットには以下の2つがあります。

  • 仕事の責任が重くなる
  • 副業ができない

5-1. 仕事の責任が重くなる

管理薬剤師になるデメリットの1つ目は、仕事の責任が重くなることです。管理薬剤師に昇進すると、これまでの業務に加え、部下への教育や指導、在庫管理などの業務も増えることになります。管理者としての役割を果たすためには、必然的に責任も大きくなります。

なお、管理薬剤師は店舗管理や一般薬剤師の指導の業務が増加するため、調剤業務は減少することが多いです。

5-2. 副業ができない

管理薬剤師になるデメリットの2つ目は、副業ができないことです。これは、薬事法第7条により、薬局の管理者はその薬局以外での実務的な薬事行為が禁止されているためです。つまり、管理薬剤師は1つの調剤薬局・店舗でのみ勤務が可能で、他の薬局での勤務はできません。2つ以上の店舗で薬剤師の仕事はできないことを理解しておく必要があるでしょう。

出典:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律|e-GOV法令検索

6. 管理薬剤師になる方法

管理薬剤師になる方法

管理薬剤師になる方法には、以下の2つがあります。

  • 今の職場で昇進を目指す
  • 管理薬剤師のポジションに転職する

それぞれ解説します。

6-1. 今の職場で昇進を目指す

管理薬剤師になる方法の1つ目は、今の職場で昇進を目指すことです。同じ職場の上司をキャリアのロールモデルにできるため、キャリアパスのイメージがつきやすく、昇進に必要なことなど、相談がしやすい点はメリットと言えます。

ただし、経験豊富な薬剤師が多数在籍している場合や、管理薬剤師のポストが空かない場合など、昇進の機会が限られてしまうことがあります。勤続年数が長くても、なかなか昇進のチャンスが巡ってこないことも珍しくありません。

6-2. 管理薬剤師のポジションに転職する

管理薬剤師になる方法の2つ目は、管理薬剤師のポジションに転職することです。早く管理薬剤師のポジションに就きたい人にとっては、現実的な選択肢となるでしょう。管理薬剤師になるために特別な資格を取得する必要はないため、募集要件を満たせば応募が可能です。ただし、このポジションは責任ある立場であるため、応募条件は厳しいことを理解しておく必要があります。

7. 年収アップを目指して管理薬剤師への転職を成功させよう

年収アップを目指して管理薬剤師への転職を成功させよう

この記事では、管理薬剤師の年収や業務内容、一般薬剤師との違い、メリット・デメリットについて詳しく解説しました。

管理薬剤師を目指すためには、今の職場で昇進を目指すか、転職するかの2つの方法があります。今の職場でキャリアアップが見込めない場合は、薬剤師専門の転職エージェント「アポプラス薬剤師」に相談してみませんか。アポプラス薬剤師では、地域や給与といった条件を絞って、管理薬剤師の求人情報を検索することができます。多数の薬剤師の転職を成功させてきたアポプラス薬剤師のコンサルタントとともに、あなたの希望にあった職場への転職を叶えましょう。

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