APOPLUS 薬剤師 Powered by アポプラスステーション株式会社

サポートを受ける

お電話でのご登録・ご相談も承っております。

フリーコール 0120-332-290

月~金曜(祝・祭日を除く) 9:00~20:00

  1. 薬剤師 求人・転職TOP
  2. お役立ちブログ
  3. 【薬剤師】業界情報
  4. 薬剤師は都市部に集まりすぎ?過剰と言われている薬剤師の本当の実態とは・・?

【薬剤師】業界情報薬剤師は都市部に集まりすぎ?過剰と言われている薬剤師の本当の実態とは・・?

2015年11月12日

厚生労働省科学研究班による「長期的には薬剤師は過剰となる」という発表をご覧になった方も多いと思います。
確かに「薬剤師需要動向の予測に関する研究」班は、2035年度までの薬剤師需要に関するシミュレーションを行った結果、「10年単位で考えると、今後薬剤師が過剰になるとの予測を否定できるものではない」とする総括研究報告書を2013年に発表しました。
しかし同時に「現時点では地域偏在はあり得るものの、薬剤師の過不足が直ちに問題になるとは考えにくい」ということも発表しています。

厚生労働省が平成24年に行った「薬剤師調査の概況」や、公益社団法人日本薬剤師会がまとめた「薬剤師の将来ビジョン」などを読み解きながら、今後の薬剤師の実態について考察していきます。

薬剤師の地域差とは?
ほんとうに薬剤師は都市部に集まっているのか

薬剤師の数は地域差があるといわれていますが、それは都市部と地方部で比較した場合顕著であると言い切れるものではありません。 なぜなら平成24年の薬剤師調査の概況、「都道府県(従業地)別にみた薬局・医療施設に従事する人口10万対薬剤師数」によると、 全国平均161.3人に対し数が上回っている(つまり過剰と考えられる)のは、東京都・神奈川県・大阪府・兵庫県・広島県・山口県・香川県・高知県・福岡県・佐賀県となっており、中でも一番多いのは徳島県の199.5人という結果になっています。 都市部といわれる、東京都・神奈川県・大阪府・福岡県などは確かに多いといえますが、「都市部に薬剤師が集まっている」と言い切れる結果とはなっていないのです。

薬剤師の業務の多様化(その1)
「調剤業務の変遷」

薬剤師業務の変遷を考えたとき、現在は第五世代に入っているのをご存じでしょうか。
第一世代では「調剤」「用法指示」の二つが主な業務だったのに対し、第二世代では「処方内容の確認」「医薬連携」が増え、第三世代では「患者インタビュー」「服薬指導」「薬歴管理」なども加わりました。
さらに第四世代に入ると「処方意図の解析」「薬剤情報提供」薬歴活用」が、現在の第五世代では「カウンセリング」「モニタリング」「他職種連携」などまでもが、薬剤師の業務となってきているのです。

薬剤師業務の多様化(その2)
「チーム医療」

調剤業務の第五世代の業務の中でも着目したいのが「他職種連携」。これは専門的な知識や高度な知識をもった薬剤師が、医師や看護師、その他医療関連従事者と連携し、「チーム医療」を行うことが重要とされる考え方です。
実際、がん治療などの分野ではこの「チーム医療」が取り入れられつつあり、がん専門薬剤師たちが活躍しています。

薬剤師業務の多様化(その3)
「かかりつけ薬局」

着実に高齢化社会が進んでいる現在の日本。
在宅介護などを受けている高齢者の中では「病院へ行くのが難しい」「薬の管理が難しい」「複数の病院を受診するための重複投与」といった問題が発生しています。
そんなとき医師が往診するのではなく、「薬学的管理」や「主治医への処方提案」「副作用のモニタリング」なども行える薬剤師の存在が必要とされ始めているのです。こういったサービスを提供できる「かかりつけ薬局」は、今後増加していくと考えられます。

薬剤師の役割は今後も増加
薬剤師過剰の意見には疑問も残る!?

「長期的にみると、薬剤師が過剰になる」という意見もありますが、現時点で薬剤師の役割が多様化している現状をみると、必ずしも「過剰となる」とは言い切れない側面もあります。

確かに、現状のままの「調剤薬局」「ドラッグストア」の薬剤師は、いずれ過剰になってしまうことも考えられます。
ただし「かかりつけ薬局」に勤務する地域に根差した活動を行える薬剤師の需要や、「チーム医療」に携われる高度な知識や経験を備えた薬剤師の需要は、高まっていくことが予想されます。

薬剤師としての腕を磨く、ほんとうに必要とされている薬剤師の業務を全うする、その気持ちをもった薬剤師は、今後も重要な役割を担っていくのではないでしょうか。

お役立ちブログTOPへ