APOPLUS 薬剤師 Powered by アポプラスステーション株式会社

サポートを受ける

お電話でのご登録・ご相談も承っております。

フリーコール 0120-332-290

月~金曜(祝・祭日を除く) 9:00~20:00

  1. 薬剤師 求人・転職TOP
  2. お役立ちブログ
  3. 【薬剤師】業界情報
  4. 高齢者専門の薬剤師の育成に...今年発足した「日本老年薬学会」とはどんな組織?

【薬剤師】業界情報高齢者専門の薬剤師の育成に...今年発足した「日本老年薬学会」とはどんな組織?

2016年2月18日:

2016年1月4日、「日本老年薬学会」が発足しました。
高齢化社会となっている日本において、老年医学の専門医と薬剤師が連携し高齢者の薬物医療のあり方を研究することを目的としています。

高齢者の薬物有害事象の頻度は高く、日本老年医学会では「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」などを作成してきました。
今後は医学会だけではなく「薬学会」を発足することで、高齢者に対してより適切な薬物治療を実践することのできる薬剤師を育てようと考えられているのです。

▼日本老年医学会
http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/index.html新しいウィンドウで開きます

「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」でも、薬剤師の役割を新設

2015年4月1日、10年ぶりに指針案を全面改訂した「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」が公表されました。
高齢者は体に衰えがあるため、高齢者以外の成人と同じ量の薬を飲むことが危険な場合もあります。
そのため、このガイドラインでは「使用を中止すべき薬物」と「推奨される薬物」をリスト化しています。
ただし薬をリスト化するだけでは、高齢者の薬物に関する問題は解決できません。
なぜなら、服薬管理能力の低下という問題も残っているからです。
高齢者に対しては服薬管理・支援と一元管理も必要になってきます。
その問題を解決するために薬剤師の役割は重要になってくると考えられ、ガイドラインでも「薬剤師の役割」を新設することとなりました。

▼「ガイドライン改定にあたって」参照
http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20150401_01_01.pdfPDF

日本老年薬学会
代表理事には秋下雅弘氏が就任

日本老年薬学会の代表理事には、東京大学医学系研究会教授の秋下雅弘(あきしたまさひろ)氏が就任しました。

秋下氏は、東大病院の老年病科科長として、加齢医学を究めてきました。
75歳以上の高齢者を主な対象者としている老年病科では、高齢者特有のさまざまな病状が疾患によるものかそうでないかの検査を行ったり、治療を行ったりしています。
また物忘れ外来や、女性専用外来なども開設し、包括的高齢者機能評価にも積極的に取り組んでいます。

▼東大病院「老年病科」
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/rounenbyou/新しいウィンドウで開きます

▼PHP人名事典「秋下雅弘」
https://www.php.co.jp/fun/people/person.php?name=%E7%A7%8B%E4%B8%8B%E9%9B%85%E5%BC%98新しいウィンドウで開きます

日本老年薬学会
高齢者に特化した薬の作用を研究

日本老年薬学会は、高齢者の支援・発展に寄与することを目的とし、これまでにはなかった「高齢者の薬の作用を専門に研究する学会」として活動を進めていきます。

また日本老年薬学会は、高齢者専門の薬剤師を育成することも目的としており、今後は「高齢者」に特化した専門薬剤師の育成なども始められることが予想されます。

総人口が減少する中で高齢者が増加することにより、日本の高齢化に歯止めがかかることはありません。
2035年には3人に1人が、2060年には2.5人に1人が高齢者となる社会が到来すると推計されています。
薬剤師の方は「日本老年薬学会」の今後を注視していただければと思います。

▼内閣府「高齢化の状況」参照
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2014/zenbun/s1_1_1.html新しいウィンドウで開きます

高齢化社会における必然!?
「日本老年薬学会」

日本老年薬学会は、高齢化社会がますます進む今後の日本において重要な役割を果たすものと思われます。
一方で日本老年医学会は、その前身である日本老年学会を含めると最初の活動は1956年12月であり、薬学会の対応は遅れをとっているともいえます。

▼日本老年医学会のあゆみ
http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/about/ayumi.html新しいウィンドウで開きます

日本老年薬学会も、高齢者の医療を考えるうえで重要な役割を担っています。
薬剤師のみなさんには、「高齢者と薬」について学ぶ機会を設け、日本老年薬学会が今後開催するであろうセミナーなどにも積極的にご参加いただければと思います。
まだ具体的な内容がわかるホームページなどは立ちあげられていないようですが、さまざまな媒体を通して発信される情報を、しっかり見極めていきたいものです。

お役立ちブログTOPへ