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40代の薬剤師への転職事情は!?未経験でもチャレンジ可能?

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こんにちは、薬剤師転職のアポプラス薬剤師ライターチームです。

40代で薬剤師への転職を考えている人は、転職事情が気になるのではないでしょうか。薬剤師の資格を活かせば「転職しやすい」というイメージがあっても、「年齢が高いから転職は難しいのでは?」とあきらめている人もいるかもしれません。しかし、薬剤師の場合、選ぶ職場によって転職事情は大きく異なっています。そこで、今回は未経験の40代でも薬剤師へのチャレンジは可能なのかについて解説します。

薬剤師の転職市場は

そもそも、薬剤師の転職市場はどのような状況なのでしょうか。ここでは、薬剤師の転職市場の様子について確認しましょう。

一般的には若手が有利だけど

一般的に、転職市場では若手ほど有利だといわれており、この状況は薬剤師も例外ではありません。なぜなら、転職市場で若手が有利なのは転職時の年齢が低いほど働ける期間も長いからです。採用には高いコストがかかるため、少しでも長く働ける人材を採用したほうが雇用側にメリットがあります。また、若いほうが仕事に対する考え方が柔軟であり、新しい職場にもなじみやすい傾向です。さらに、薬剤師の体力を考慮し、若手を積極的に採用している場合もあります。

なぜなら、当直や夜勤は心身ともに消耗しやすいですが、若手なら体力があるので任せやすいと思われているからです。加えて、若手のうちは年収が低くても我慢して働いてくれるとイメージされている場合もあるでしょう。特に、大規模な病院ではこのように考えられているケースが多く年齢が高いほど転職は難しい傾向があります。なお、薬剤師が製薬会社をはじめとする一般企業への転職を希望する場合、資格を持っていない人もライバルとなるので注意が必要です。もちろん、薬剤師の資格は強みとしてアピールできますが、応募条件において資格が必須ではないのであれば、若さが優先される可能性もあるでしょう。

経験を積んできた人はやっぱり有利!

転職市場では、一般的に若手が好まれますが、自分自身の経験をうまく活かせば転職を有利に進めることは可能です。長く薬剤師として働いていれば、その分さまざまな経験を積んでいます。実際の現場で培ったスキルやノウハウは、薬剤師の資格を取得してから間もない若手にはないものです。経験から身につけたスキルやノウハウを転職先で、どのように活かすか具体的に説明できれば、即戦力として採用されやすくなるでしょう。また、薬品は新しいものが次々に開発されているので、薬剤師の資格取得後も常に最新の情報に触れながら知識をさらに更新・蓄積していく必要があります。

薬剤師としての長年の経験に加え、業界の最新の状況にも精通していることをアピールできると、転職先に貢献できる人材として期待される可能性が高いです。さらに、薬剤師としての実務経験が豊富なだけでなく、若手を指導した経験もあれば、教育も任せられる人材として評価されます。特に、若手の薬剤師が毎年たくさん入ってくる職場では、教育ができる人材の確保は大きな課題の一つです。そのため、管理職の経験がある場合は最初から管理職の採用に絞って応募するのもよいでしょう。管理職の募集であれば、年齢よりも経験が重視される傾向が強いです。

経験者の転職パターンは

薬剤師が経験者として転職する場合、どのような転職が可能なのでしょうか。ここでは、経験者の転職パターンについてそれぞれに確認してみましょう。

ドラッグストアや調剤薬局への転職

ドラッグストアや調剤薬局への転職では、調剤経験の有無が問われます。そのため、他のドラッグストアや調剤薬局で勤務して調剤していた経験があれば、スムーズに転職できる可能性が高いです。調剤のスキルを即戦力としてアピールでき、年収をはじめとするさまざまな条件の交渉も有利に進めることが期待できます。特に、全国展開しているドラッグストアや調剤薬局では、薬剤師の確保に力を入れているところもあるため、自分自身が転職を希望する時期に複数の求人が出ている可能性も高いです。それぞれを比較しながら自分に適した職場を探せます。

さらに、40代以上で管理薬剤師としての経験があれば、新しくオープンする店舗の管理薬剤師として採用されるケースもあります。また、エリアマネージャーの経験があるなら、将来の管理職候補として迎えてもらえる可能性もあるでしょう。もちろん、職場が変われば業務の進め方や働き方は変わります。しかし、これまでの経験をほぼそのまま活かせるため、転職後もイメージ通りのキャリアプランを歩みやすいです。

ただし、もともと病院で薬剤師をしていた場合は、管理薬剤師の経験があっても基本的には一般薬剤師として雇用されます。なぜなら、ドラッグストアや調剤薬局と病院の業務は違う部分が多いからです。ドラッグストアや調剤薬局の業務についてひと通り理解し、ある程度経験を積めば、比較的早い段階で管理薬剤師に昇格できる可能性もあります。

病院への転職

薬剤師として病院で働いている場合、スキルや知識を深めたいと思い、他の病院への転職を考える人も多い傾向です。特に、大規模な病院や急性期病院はスキルや知識を深めたいと考える薬剤師の転職先として人気があります。そのため、転職時にはライバルも多く、なかなか採用されないケースもあるでしょう。そもそも、大規模な病院や急性期病院では当直や夜勤もあるため、体力のある若手のほうが適していると思われがちです。仮に、経験に裏打ちされたスキルを持っているだけでなく体力に自信がある場合でも、年齢が高ければ採用されない可能性が高くなります。

「年齢は高いが、どうしても大規模な病院や急性期病院で働きたい」と思っているなら、さまざまな病院に積極的に応募して転職先を探さなければなりません。ただし、病院の規模や診療科などにこだわらないのであれば、年齢が高くても採用されやすい病院を選ぶのも一つの方法です。大規模な病院や急性期病院に比べると、中小規模の病院や慢性期病院の人気はそれほど高くはありません。加えて、精神科病院もある程度年齢が高い薬剤師の転職先としては狙い目です。薬剤師として病院への転職を目指すなら、自分自身の希望を考慮しつつ、受け入れてくれる可能性の高い病院をしっかりと見極める必要があります。

一般企業への転職

薬剤師の転職先としては、製薬会社などの一般企業も候補の一つです。例えば、薬の情報を医師などに提供するMRや、薬の情報を管理するDI業務などの職種が転職先として選ばれる場合もあります。また、薬剤師に向いている職種としては、薬の承認を受けるための薬事申請業務や、開発職(CRA)や治験に関わる業務などもあり、薬剤師が一般企業で活躍できるフィールドは多岐にわたる傾向です。

しかし、一般企業への転職を目指す場合、薬剤師以外のさまざまな人がライバルとなる点に注意が必要です。基本的に、一般企業が募集する職種では、薬剤師の資格が必須ではありません。そのため、薬剤師の資格があるだけで採用が決まることはなく、さまざまな要素についてチェックされます。薬剤師が一般企業へ転職するには、ビジネスシーンで通用するスキルが必要です。例えば、すでに他の企業で成果を出しつつキャリアを積んでいたり、マネジメント経験があったりすると評価が高まるでしょう。加えて、英語をはじめとする語学力も歓迎されるスキルの一つです。

薬剤師の資格以外に強みがなければ、40代で一般企業の面接に通るのは難しいでしょう。なぜなら、一般企業で採用されるのは20~30代の若手が多い傾向だからです。ただし、医薬品卸の仕事に限っては、40代でも薬剤師の資格を活かしてスムーズに転職できる可能性があります。例えば、医薬品卸では支店ごとに薬剤師の配置が必要ですが、人手不足が大きな問題の一つです。40代で一般企業へ転職したいなら、医薬品卸も選択肢の一つとして考えてみるといいでしょう。

未経験者の転職パターンは

未経験者として転職する場合、経験者とは異なる事情を意識することが必要です。ここでは、薬剤師が未経験者として転職するパターンについて説明します。

MRなどからの転身

これまで製薬会社でMRとして働いてきたなら、他の一般企業へ転職できる可能性もあるでしょう。この場合、薬剤師の資格だけでなく培ってきた経験やスキルをしっかりアピールすることが必要です。また、別の製薬会社へ転職し管理職へキャリアアップする道もあります。そのためには、MRとしての実績を積んだうえで今後のビジョンも明確にしておくことが大切です。

薬剤師の資格を取得してから、ずっとMRとして働いてきた場合、調剤は未経験の人もいるでしょう。しかし、なかには調剤の経験を必須としていない薬局もあります。また、ドラッグストアでは、薬剤師の資格さえあれば、調剤の経験を問わないところも少なくありません。MRから転職する場合は、「調剤の経験を積める職種を選ばなかった理由」「他の職種に転職したい理由」について面接で質問される可能性が高いでしょう。そのため、面接官が納得できるような答えをあらかじめ用意しておくと、内定も勝ち取りやすくなります。

他業種からのチャレンジ

薬剤師の資格を持っていても、薬品とはまったく関係ない分野で働いてきた人もいるでしょう。他業種から薬剤師として転職するなら、ドラッグストアや調剤薬局を選ぶのがおすすめです。ドラッグストアや調剤薬局では、薬剤師としての実務経験を必須としていないところも多くあります。ドラッグストアや調剤薬局は、接客業としての側面もあるため、それまでの社会経験も活かしやすいでしょう。反対に、未経験から製薬会社や病院へ転職するのは難易度が高くなります。なぜなら、製薬会社や病院の中途採用では、経験豊富な即戦力となる薬剤師が求められている場合が多い傾向だからです。

もちろん、ドラッグストアや調剤薬局を選ぶ場合でも、面接では「どうして改めて薬剤師として働こうと思ったのか」について質問される可能性が高いです。前職での経験を踏まえ、「なぜ薬剤師として働きたいと考えたのか」について簡潔に説明できるようにしましょう。動機が納得できないような内容だと、内定につながらない恐れもあるので要注意です。

家族の事情からの復帰

薬剤師の資格取得後、結婚や介護などの事情により、少し働いただけで仕事を辞めている人もなかにはいるでしょう。ブランクを経て復帰する場合、ブランクの期間は短ければ短いほど転職はしやすい傾向です。また、年齢もなるべく低いほうが採用される可能性は高いでしょう。反対に、ほとんど仕事をした経験のない40代以上であれば、復帰先として選べる職場はどうしても少なくなります。場合によっては、希望条件を見直す必要があるでしょう。例えば、調剤薬局で「正社員ではなくパートとして勤務してほしい」と言われるケースもあります。

その場合、パートとして働きながら経験を積み、スキルや実績が認められれば正社員になれるチャンスを待つことも方法の一つです。どうしても正社員にこだわる場合、転職活動は長期化する恐れがあります。転職活動には、気力と体力を使うので長期化すると心身ともに疲れがたまってしまいかねません。そのため、なかなか内定が出ないときは希望条件に優先順位をつけたり、希望を考え直したりすることも大切です。薬剤師が不足している職場は多いため、仕事への熱意をしっかりと伝えれば理解してくれるところが出てくる可能性はあります。ブランクを経て薬剤師としての転職を目指すなら、粘り強く転職活動に取り組むことが必要です。

未経験者の転職における注意点は

薬剤師が未経験者として転職する場合には、どのような点に注意する必要があるのでしょうか。ここでは、未経験者の転職における注意点について解説します。

研修制度は大切

未経験から薬剤師としての転職を目指すなら、「転職先に研修制度があるかどうか」をしっかりチェックしたほうが賢明です。物覚えがいい人がドラッグストアで働くのであれば、研修を受けなくても、すぐに即戦力並みのスキルを発揮できる可能性もあります。しかし、多くの人にとっては、研修制度が充実している職場のほうが安心して働くことができるでしょう。近年は人手不足をカバーするため、研修制度を充実させている職場も増えています。研修制度が充実していれば、未経験者だけでなくブランクの長い人でも働きやすいでしょう。

基本的には、一般企業と同様に薬剤師も若手のほうが転職しやすい傾向です。しかし、40代以上で未経験から薬剤師への転職を目指す場合も、研修制度が充実していれば活躍できる可能性があります。逆にいうと、研修制度がない調剤薬局やドラッグストアで40代以上の未経験者が働くのは厳しい傾向です。最初は、経歴や年齢で不利になっていても、研修制度でしっかりとスキルを身につければ評価は少しずつ高まっていきます。

条件に欲張りすぎない!

せっかく転職するなら、「転職で年収を上げて有給もしっかりとれる職場で働きたい」といった希望を持っている人は多いのではないでしょうか。たしかに、薬剤師の求人を見てみると、高年収かつ好条件の仕事もあります。しかし、そのような求人は人気が高くライバルも多い傾向です。確実に転職先を見つけたいなら、自分自身の適性も踏まえて求人を選ぶ必要があります。薬剤師は、立ちっぱなしで作業する時間も長いので、仕事内容が合うかどうかだけでなく、自分自身の体力を考慮することも大切です。

また、なかには「残業が多い」「退職者が多い」という「ブラックな職場」の求人もあります。実際に働いてみると残業が思った以上に多かったり、昇給がほとんどなかったりするケースもあるでしょう。そういった職場は、退職者が多いため常に求人が出ている場合もめずらしくありません。求人情報を見るだけでは、職場の実情は把握しにくいので、さまざまな角度からチェックすることが必要です。なお、薬剤師の平均年収は40代前半で約530万円、40代後半で約600万円といわれています。しかし、未経験からの転職であれば年収は平均よりも50万~100万円程度低くなるでしょう。未経験の場合、まずは経験やスキルを積むことを重視し、少しずつ昇給を目指すことが必要です。

働きやすさは重視しよう

転職先を選ぶときは、自分にとっての働きやすさを意識しましょう。どんなに高収入でも、働きにくい職場に長く勤め続けるのはストレスになるため、おすすめできません。働きやすさの条件は、人によってもそれぞれに異なります。具体的に働きやすい職場とはどのようなところを指すのでしょうか。例えば、以下のような職場が挙げられます。

・職場の人間関係が良い
・有休が取りやすい
・福利厚生が充実しており交通費も十分に支給される
・勤務を継続することでスキルアップが期待できる
・薬剤師の能力を活かすことができる

人間関係が原因で離職する人は薬剤師に限らず、さまざまな業種で多い傾向です。そのため、長く続けるためには人間関係の良さは大切な要素になるでしょう。また、有給はあるのに職場の雰囲気によっては自由に取りにくいという職場も少なくありません。そういった人にとっては、有給が取りやすい職場の優先度は高くなるでしょう。また、福利厚生がしっかりしており、交通費もきちんと支給される職場に魅力を感じる人もいます。さらに、スキルアップやキャリアを重視しており、研修制度や評価制度が充実している職場であれば、自分の能力を上げたりモチベーションを上げたりすることも期待できるでしょう。

働きやすい条件がすべてそろっているような職場は、簡単には見つからないかもしれません。まずは、「自分にとって重要視するポイントは何か」といった優先順位をはっきりさせることが重要です。どのような条件が整っていれば、自分にとって働きやすい職場なのか考え、実際の条件と照らし合わせてみましょう。

40代はまだ間に合う!自分に合った転職をしよう

40代の未経験であっても、条件によっては薬剤師として転職できる可能性があります。もちろん、若手や経験豊富な人材に比べれば不利な面もありますが、他の職業に比べると薬剤師の転職はしやすい仕事です。転職を成功させるには、スキルやこれまでの経験を踏まえ、条件に合う職場を探す必要があります。しっかりと準備を整えて、40代の未経験からの転職を成功させましょう。

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