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薬局長とは?役割や目指す方法・必要な能力など詳しく解説

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薬剤師としてキャリアアップを目指すなら、薬局長になるという方法があります。薬局長は、薬局の経営者として店舗の全体的な運営にかかわる重要なポジションです。

しかし、薬局長が具体的に担う仕事内容や求められるスキルについて、よく知らないという人もいるでしょう。

そこで今回は、薬局長の業務内容や一日の仕事、年収、薬局長になる方法を解説します。薬局長のポジションに転職するときの注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 薬局長の仕事とは?

薬局長の仕事とは?

薬局の責任者の具体的な職務や役割は、企業や病院によって異なります。企業や病院ごとに、独自の役割を設けているケースが多いのです。ここでは、一般的な調剤薬局の薬局長の業務内容を、以下の5つにわけて解説します。

  • 医薬品の管理業務
  • 薬剤師の育成指導
  • トラブル発生時の対応
  • 医療機関との連携
  • 経営マネジメント業務

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

1-1. 医薬品の管理業務

医薬品の監督や管理責任は基本的に管理薬剤師にありますが、薬局長は管理薬剤師の補助役として、店舗で扱う医薬品の監督業務を担います。

例えば、管理薬剤師が薬品の保存状況やストックを確認し、薬局長は、管理薬剤師の指示に基づいて医薬品の注文や在庫管理などを実施します。このように、薬品管理に問題がないかのチェックや管理薬剤師への報告も、薬局長の重要な業務の1つです。

1-2. 薬剤師の育成指導

薬局長にとって重要な業務の2つ目は、薬剤師の指導と育成です。薬局長は店舗の責任者として、スタッフのスキルや技術向上の支援、キャリアをサポートする役割を担います。

具体的には、新人採用や育成、継続的な教育サポート、一人一人の薬剤師の能力に応じた目標設定と達成のための指導などが挙げられます。

チームの専門性を深めてキャリアアップをサポートし、最終的に患者さまへのよりよいサービスにつなげていくことが、薬局長の仕事です。

1-3. トラブル発生時の対応

薬局内でのトラブル発生時の対応も、薬局長の仕事です。営業中には、どうしても避けられない問題やトラブルが発生することがあります。顧客から苦情が入ったときなど、現場の薬剤師だけで対応できない場合には、責任者として対応し、問題を解決していきます。

また、従業員によるミスが起きた場合には、再発を防ぐための対策を立て、実行するなど、店舗運営の管理・改善もおこないます。

1-4. 医療機関との連携

医療機関との連携も、薬局長の業務の1つです。調剤薬局では、薬剤師が調剤をするときに、処方箋の指示について疑問や不明点がある場合は、処方箋を出した医師に疑義照会をすることがあります。

疑義照会は、管理薬剤師だけでなく他の薬剤師も実施することがあるため、薬局長は責任者として、医師と円滑に連携できるよう、関係を築く必要があります。また、医師だけでなく、医薬品の卸売業者と良好な関係を構築していくのも、薬局長の役割です。

病院勤務の薬局長の場合は、院内カンファレンスに参加するなど、医師や看護師といった他の医療スタッフとの連携を深める取り組みもおこないます。

1-5. 経営マネジメント業務

薬局長は、店の運営責任者として、売上や予算の管理を含む経営のマネジメント業務を担います。支出や予算計画の問題点を洗い出し、本部へ報告するなどの改善策を実施していきます。

具体的には、不要な支出の削減や効率的な在庫管理によるコスト削減、収益を増やすための販売戦略などをおこないます。このように、売上改善に向けた取り組みをしながら、店舗の経営状況が良好になるよう務めるのも薬局長の業務の1つです。

エリアマネージャーとの違い
エリアマネージャーは、複数の店舗や薬局を管轄する責任者で、特定の地域内の全薬局の運営管理を担います。企業にもよりますが、一般的にエリアマネージャーは、薬局長よりも上位職で、複数の薬局の経営成績・人材育成・予算管理などを監督します。
管理薬剤師との違い
管理薬剤師は、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づき、薬局ごとに必ず1人配置するよう義務付けられている責任者です。
管理薬剤師は、薬局内の薬剤管理と品質保証、処方箋に基づく調剤業務の監督、薬剤師およびその他のスタッフの業務指導などの責任を担います。管理薬剤師が、薬局長を兼任する職場もあります。
薬局長と管理薬剤師の違いとは?業務内容や職種ごとの特徴と目指す方法を解説

薬局長と管理薬剤師の業務内容や職種ごとの特徴を詳しく解説します。また、目指す方法も紹介しますので、自分自身のキャリアプランを決める参考にしてください。

2. 薬局長の一日

ここでは、薬局長の一日のスケジュールの例を、病院の院内薬局と院外の調剤薬局それぞれのケースにわけて見ていきましょう。

2-1. 病院の院内薬局の場合

午前
  • 8時30分~9時頃に出勤
  • 医師や看護師などの病棟チームでミーティング
  • 入院患者さまの薬を確認
  • 退院患者さまへの服薬指導など
午後
  • 入院患者さまの持参薬の確認
  • 手術患者さまの術前休薬期間の確認
  • 病棟患者さまの服薬指導
  • 院内での情報共有
  • 日勤で残業なしの場合、17時頃退勤
※残業の有無は病院によって異なります。

2-2. 院外の調剤薬局の場合

午前
  • 8時30分~9時頃に出勤
  • 病院で診療を終えた患者さまの処方箋受付および調剤や服薬指導
  • 処方箋を持たない患者さまへのOTC医薬品に関する相談など
※通し営業の場合、昼休憩は薬剤師同士が交代で取るパターンが多いです。
※営業時間が午前と午後で分かれている場合は、1~2時間の昼休憩を薬剤師や他の従業員が同時に取ります。
午後
  • 来局患者さまへの対応
  • 在宅訪問をおこなっている場合、患者さまの自宅や施設へ訪問して服薬指導をおこなう
  • 在宅患者さまについて、薬局内および医師や看護師、ケアマネージャーなどに情報共有
  • 閉局後、医薬品の在庫管理や薬歴を記録・確認
  • 店舗運営などに関するデータ整理や日報の作成 ・薬局内の片付けなどをして、19時頃に退勤

3. 薬局長の年収

薬局長の年収

薬局長は管理職となるため、一般の薬剤師よりも高収入が期待できます。では、薬局長の年収はどれくらいなのでしょうか?

やや古いデータではありますが平成30年の職種別民間給与実態調査を参考におよその年収を算出してみました。

  • 月給:約48万円
  • 月の時間外手当:約3万円
  • 賞与(月給の2カ月分として算出):約96万円

上記を踏まえると、薬局長の平均年収は約700万円といえるでしょう。

※参考:「平成30年職種別民間給与実態調査 表7」(人事院)

この調査によると、薬局長の平均年齢は50. 4歳で32歳以下のデータがないことから、ある程度の勤務年数がなければ薬局長のポジションには就けないと推測できます。

また、同調査での一般的な薬剤師の収入は約500万円であるため、200万円ほどの差があることがわかります。

4. 薬局長になる方法

薬局長になる方法

薬局長になるために、「国家資格」や「民間資格」はとくに必要ありません。ただし、薬局や病院の管理職である薬局長に求められるスキルには、マネジメントスキル、コミュニケーション能力、適切な意思決定力、医薬品や法的な知識などがあります。ここでは、薬局長になる方法として、以下の2つを紹介します。

  • 今の職場で昇進する
  • 転職して薬局長のポジションに就く

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

4-1. 今の職場で昇進する

一般的には、薬局長や管理薬剤師を目指すのであれば、3年以上の実務経験が必要といわれています。

ただし、職場の上司や先輩が多数いて、すでに管理職のポジションが埋まっている場合、3年以上の実務経験を積んでも、なかなか薬局長に就けないことがあります。ある程度の経験を積んでも昇進が見込めない場合は、転職も検討しましょう。

4-2. 転職して薬局長のポジションに就く

薬局長になるには、転職して薬局長のポジションに就く方法があります。求人の数は多くありませんが、薬局長を募集する求人が出ることもあります。

薬局長としてキャリアをスタートさせたい方は、転職を活用しつつキャリアを設計してみるのもおすすめです。

5. 薬局長に転職するときの注意点

薬局長に転職するときの注意点

薬局長に転職するときには、注意点を知っておきたいものです。ここでは、薬局長に転職するときの注意点を、以下の2つ解説します。

  • 応募条件をよく確認する
  • 業務内容を事前に確認する

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

5-1. 応募条件をよく確認する

薬局長に転職するときには、応募条件の確認は十分におこないましょう。

転職で責任者のポジションを目指す場合、内部昇進と同様に3年以上の実務経験が条件とされていることが多いです。求められる実務経験の年数など、応募条件を確認しましょう。

5-2. 業務内容を事前に確認する

薬局長の具体的な担当業務は、企業や病院ごとに異なります。管理薬剤師と兼任するのか、売上目標の達成は求められるのかなど、職務範囲を確認することが大切です。

職務範囲や権限・責任範囲について、雇用主に確認を取ることで、入社後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。

6. 薬剤師は転職して薬局長になろう

薬剤師は転職して薬局長になろう

本記事では、薬局長の業務内容や一日の仕事、年収、薬局長になる方法を詳しく解説しました。転職を考えている方々にとって、薬局長へのキャリアアップは魅力的な選択肢の1つかもしれません。

もしも転職で薬局長を目指すなら、薬剤師専門の転職エージェント「アポプラス薬剤師」に登録してみませんか。「アポプラス薬剤師」では、薬剤師の非公開求人も多く取り扱っているため、希少な薬局長のポジションの求人を紹介できる可能性があります。

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