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パート薬剤師の平均時給は?職場・地域別の相場や高い給料を目指す方法

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パート薬剤師として働く場合、時給がいくらかは非常に重要です。これまでのスキルや経験を活かし、もっとよい条件で働きたいと思っている方は多いでしょう。

そこで本記事では、パート薬剤師として働くときの平均時給、地域や職場による給与の違いなどについて詳しく解説します。さらに、高い時給を得るための方法も紹介しますので、できるだけコスパのよい働き方を目指したい方はぜひご覧ください。

1. パート薬剤師の平均時給

パート薬剤師の平均時給

パート薬剤師の平均時給を知ることで、今の職場やこれから応募しようとしている求人の時給が、相場とかけ離れていないか確かめられます。

厚生労働省のデータによると、短時間勤務の薬剤師の平均時給は2,845円です。しかし、薬剤師の時給は職種や勤務する地域によっても相場が異なります。詳しくは次項で解説していきます。

※1.出典:令和5年賃金構造基本統計調査 短時間労働者 表番号1|厚生労働省

2. パート薬剤師の平均時給は地域や職場によっても変わる

パート薬剤師の平均時給は地域や職場によっても変わる

前述した通り、パート薬剤師の平均時給は地域や職場によっても異なります。
ここでは、以下の2つにわけて、パート薬剤師の時給を解説します。

2-1. 地域別の時給

各都道府県別の、薬剤師の平均時給を見ていきましょう。

都道府県 平均年収
北海道 約2,200円
埼玉県 約2,300円
東京都 約2,000円
神奈川県 約2,100円
静岡県 約2,300円
愛知県 約2,200円
新潟県 約2,100円
大阪府 約2,300円
兵庫県 約2,000円
広島県 約2,000円
福岡県 約2,100円
宮崎県 約2,700円
熊本県 約2,600円
鹿児島県 約2,400円
沖縄県 約2,400円

参照:アポプラスキャリア薬剤師の求人情報より

上表のように、薬剤師の場合は、東京など都市部よりも地方のほうが、時給が高い傾向にあります。

地方が都市部よりも高い時給を提供している理由の一つとして、薬剤師の不足があげられます。地域の薬剤師不足には、人口が都市部に集中していることや、薬学部のない地域では薬剤師の確保が難しいということが影響を与えているのでしょう。

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2-2. 職場ごとの時給相場

薬剤師は、勤務する職場によっても時給相場が異なります。ここでは、職場ごとの時給相場を、以下の4つにわけて解説します。

職場 平均時給
ドラッグストア 約2,600円
調剤薬局 約2,200円
病院 約2,000円
製薬会社 約2,100円

参照:アポプラスキャリア薬剤師の求人情報より

それぞれについて、詳しく解説します。

2-2-1. ドラッグストア

ドラッグストアの場合、一般的には2,600円前後の求人が多く見られます

ドラッグストアでのパート勤務には、調剤業務の他にレジ業務や日用品・化粧品の販売、OTC医薬品販売や健康に関する相談対応など、多岐にわたる業務が含まれます。一般的に調剤薬局に比べて店舗は大きく、従業員数も多いです。

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また、個人の予定に合わせて勤務時間を選択できるドラッグストアもあります。他の職場に比べて時給がよい傾向にあるため、勤務時間によっては収入の増加も期待できる職場です。土日祝日の忙しい時間帯や深夜帯の勤務が多ければ、収入は増えるでしょう。

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2-2-2. 調剤薬局

調剤薬局の時給相場は2,200円です。大半の薬局が2,000円以上の時給で募集をかけています。

具体的な業務内容としては、調剤や服薬指導をおこないます。勤務時間や勤務日の相談ができる職場が多いため、プライベートの都合に合わせて仕事ができる可能性が高いです。

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また、調剤薬局はドラッグストアと比較して患者さまとコミュニケーションを取る機会が多くあります。服薬指導などを通じて患者さまと直接かかわることに、やりがいを感じる薬剤師も少なくありません。

たとえ短時間勤務であっても地域医療に貢献することができるのは、調剤薬局ならではの魅力といえるでしょう。

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調剤薬局で働く薬剤師の業務内容・年収・キャリアパス・魅力・求められるスキルについて詳しく解説。

2-2-3. 病院

病院におけるパート薬剤師の時給は2,000円程度と、調剤薬局やドラッグストアに比べてやや低めです。病院は、医師や看護師の人員確保を優先する傾向にあるためです。

病院勤務のパート薬剤師の主な業務は、入院患者や外来患者向けの調剤業務、服薬指導、病棟での仕事などになります。調剤薬局やドラッグストアに比べると、募集の数はそれほど多くないのが現状です。

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病院の営業時間に沿って勤務するため、勤務シフトは比較的固定されている場合が多いです。また、医師や看護師をはじめとする他の医療スタッフと協力しながら仕事をすることで、薬剤師としての専門性を活かし、患者さまのケアに貢献できる点も魅力の1つです。

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2-2-4. 製薬会社

製薬会社のパート薬剤師の時給は2,100円程度です。

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具体的な業務内容は、保健所への報告や薬機法のチェックなどで、薬剤師としての専門性を活かせる職場です。

しかし、実際に募集が出ていることは非常に珍しく、条件を比較できることはほぼありません。製薬会社での仕事は、調剤薬局やドラッグストアとは異なり選択肢が限られていることを理解しておく必要があります。

もし製薬会社などのパート勤務を見つけられたら、滅多にないチャンスと捉えていいでしょう。

3. パート薬剤師よりも派遣薬剤師の時給が高い?その理由は?

パート薬剤師よりも派遣薬剤師の時給が高い?その理由は?

一般的に、パート薬剤師よりも派遣薬剤師の時給は高い傾向にあります。主な理由は、必要な人材を確保したいという企業のニーズにあります。

企業が派遣薬剤師を採用するとき、派遣会社への報酬を支払う必要があるため、直接パートとして雇用するよりもコストが高くなる傾向にあります。しかし、営業に支障をきたすほどの人手不足が発生した場合、高いコストをかけてでも派遣薬剤師を活用するケースは少なくありません。

この場合、市場相場を上回る報酬を支払ってでも人材を確保しようとする企業は多いです。とくに、新店舗のオープン時や繁忙期など短期間の仕事であっても、必要な人材を確保するためには高時給を払うことをいとわないケースがあります。

働く側としても、派遣薬剤師はパート薬剤師よりも時給が高めで残業が少ない点が魅力ですが、人手不足に陥っている職場での勤務が多く、職場環境が厳しいこともあります。また、派遣薬剤師は職場が頻繁に変わる可能性があり、安定性に欠ける働き方ともいえるでしょう。

パート薬剤師にも自分の都合に合わせて勤務日や時間を選べるという魅力があります。また、直接企業に雇用されるため、基本的には1つの職場で長期的に働くことが可能です。職場によっては、正社員を目指すこともできるでしょう。

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4. 時給で働くパート薬剤師が知っておきたい扶養の壁

時給で働くパート薬剤師が知っておきたい扶養の壁

時給で働くパート薬剤師の職に就くときには、扶養の壁について知っておきたいものです。ここでは、以下の5つの壁を解説します。

  • 【103万円の壁】
  • 【106万円の壁】
  • 【130万円の壁】
  • 【150万円の壁】
  • 【201万円の壁】

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

4-1. 【103万円の壁】

103万円の壁とは、所得税に関する壁のことを指します。年収が103万円以下の場合は、所得税が発生しません。これは、給与収入から控除できる金額が合計で103万円と定められているためです。

具体的には、「基礎控除」が48万円と、「給与所得控除」の最低額が55万円で、この2つを合わせた103万円までは非課税となります。一方で、年収が103万円を超えると、超過分に応じて所得税がかかります。

4-2. 【106万円の壁】

106万円の壁とは、特定の条件を満たし、年収が106万円を超えると社会保険への加入が必要になる壁のことです。勤務先の企業規模や労働時間が一定以上である場合には、社会保険に入らなければなりません。

なお、社会保険の加入条件は令和6年の10月以降に変更される予定で、以下の条件のすべてを満たす人が加入対象となります。

【令和6年10月以降の社会保険の加入条件】

  • 従業員数51人以上の企業で雇用されている
  • 週の所定労働時間が20時間以上
  • 月額の給与が88,000円以上
  • 2カ月以上の雇用が見込める
  • 学生ではない

出典:短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用拡大のご案内|厚生労働省

4-3. 【130万円の壁】

130万円の壁とは、年収が130万円以上になると、すべての人が社会保険に加入することになる壁です。106万円の壁での社会保険の加入条件にかかわらず、年収が130万円を超えると、扶養から外れて社会保険に加入しなければならなくなります

年収が130万円になった場合は、120万円の場合と比べて手取り収入が減ってしまう逆転現象が起こることに注意が必要です。

例えば、年収が130万円の場合、社会保険料を差し引いた手取り額は約108万円です。しかし、年収が120万円であれば社会保険料が差し引かれないため、手取りは約116万円となります。

年収 社会保険料   手取り
130万円 約22万円 約108万円
120万円 なし 約116万円

4-4. 【150万円の壁】

150万円の壁は、所得税の扶養に関する壁です。配偶者が配偶者特別控除の最大額である38万円を受け取るためには、配偶者の年収が150万円以下である必要があります。

そのため、配偶者特別控除の満額を受け取るには、控除の対象となっている配偶者の年収をコントロールする必要が出てきます。ただし、106万円や130万円の壁を超えると社会保険料の負担が増えるため、結果的に配偶者控除の恩恵を受けにくくなる可能性があります。

4-5. 【201万円の壁】

201万円の壁は、配偶者特別控除が受けられなくなる壁です。年収が201万円以上になると、配偶者特別控除が受けられないため世帯主の税負担が増えます。

この壁の背景には、配偶者特別控除に関する2つの要件が関係しています。

  • 要件1:配偶者の所得上限額が133万
  • 要件2:給与所得が201万円の場合、差し引かれる控除額が68万3,000円

201万円‐68万3,000円=132万7,000円(給与所得‐控除額=差)

上記のように201万円までは、配偶者特別控除の範囲内で働くことが可能です。201万円を超えた場合は控除がなくなるため、世帯主は年間約5~10万円ほど課税されることになります。

ちなみに、パート薬剤師では、どれくらいの月収、年収になるのでしょうか?主な勤務パターンと、それに応じた月収と年収のシミュレーションを計算してみました。

パート薬剤師の月収・年収をシミュレーション

勤務
パターン
月収
年収
週5日、
1日8時間
勤務
352,000円
約422万円
週3日、
1日8時間
勤務
211,200円
約253万円
週3日、
1日5時間
勤務
132,000円
約158万円

※時給2,200円、年収は月収を12カ月分として算出

パート薬剤師は時給が高いため、150万円の壁や201万円の壁を気にする方も少なくないでしょう。そんな中、このような年収の壁に対応する政府の施策「年収の壁・支援パッケージ」が、2023年10月から始まっています。

*年収の壁・支援強化パッケージ

「年収の壁・支援パッケージ」とは、106万円・130万円の社会保険料の壁を超えても、手取りが少なくならないようにするための施策です。

106万円の壁対策は、パート・アルバイトで働く方の厚生年金・健康保険の加入に併せて手取り収入を減らさない取り組みをする企業に対して、支援金が給付されます。支援金の額は、労働者1人当たり最大50万円です。

130万円の壁対策は、パート・アルバイトで働く方が残業などで収入が一時的に130万円を超えた場合でも、企業が証明することで、連続して2年までは配偶者の扶養内として認定される制度です。

5. パート薬剤師として高い時給で働く方法

パート薬剤師として高い時給で働く方法

パート薬剤師ができるだけ高い時給で働く方法には、以下の3つがあります。

  • 時給が高い時間や曜日に働く
  • 需要が高い地域で働く
  • 時給の高い職種に転職する

それぞれについて、詳しく解説していきます。

5-1. 時給が高い時間や曜日に働く

パート薬剤師が時給をあげる方法の1つ目は、時給が高い時間や曜日に働くことです。とくに土日祝日や深夜勤務といった、薬剤師が不足しがちな時間帯に勤務すると、高時給が見込めます。

労働基準法では、パートやアルバイトの勤務者に対して、22時から翌5時までの間は割増賃金を支給することが定められています。深夜・早朝の勤務を希望する場合は、調剤併設型のドラッグストアがおすすめです。土日も開いており24時間体制で運営されている店舗が多いためです。

また、夜間勤務のある病院も存在しますが、求人の数は限られています。ただし、深夜の勤務はプライベートの調整や体調管理が難しいことを念頭に置く必要があるでしょう。

5-2. 需要が高い地域で働く

パート薬剤師が時給をあげる方法の2つ目は、需要が高い地域で働くことです。とくに、都市部と比較して薬剤師の人手不足が続く地方では、時給が高く設定されている傾向にあります。

今の職場で高時給が見込めない場合は、地方に目を向けることで、需要の高さに応じた給与のよい職場を探し出せるかもしれません。

また、地方では大手ドラッグストアチェーン店よりも、中小企業や個人経営の薬局が多く存在します。大手に比べて勤務条件や時給の交渉に柔軟性があることもあります。

個人経営の薬局では、経営者と直接交渉する機会も多く、自身の希望を伝えやすい環境が整っている場合が多いです。薬剤師としてのスキルや経験を十分に評価してもらえる可能性があり、時給アップへの交渉もしやすくなるでしょう。

よりよい勤務条件を目指して、幅広い地域から職場を選ぶことをおすすめします。

5-3. 時給の高い職種に転職する

パート薬剤師が時給をあげる方法の3つ目は、時給の高い職種に転職することです。薬剤師の時給は業種によって大きく変わりますが、とくに病院薬剤師の時給は比較的低く設定されていることが多いです。

そのため、時給をあげたい場合はドラッグストアや調剤薬局への転職が有力な選択肢となりえます。とくに大手ドラッグストアでは、夜間や土日祝日、または薬剤師が少ない地方に勤務することで、高時給が期待できます。

一方で、製薬会社の時給は企業によって大きく差があり、高時給の求人もあれば、病院と同程度の時給で募集していることも少なくありません。正社員で給料が高い業種でも、パート勤務も同様とは限らないため、しっかりと条件を確認することをおすすめします。

転職は、時給交渉もしやすいタイミングです。資格取得なども交渉材料として有利に働くため、アピールするとよいでしょう。

6. 薬剤師が高時給を狙うなら転職エージェントに登録しよう

薬剤師が高時給を狙うなら転職エージェントに登録しよう

パート薬剤師が時給をあげたい場合、今の職場で交渉をするのも方法の1つですが、転職を通じて時給アップする選択肢もあります。もし、「条件に合う求人が見つからない」「もっといろいろな求人を見てみたい」と感じたときには、転職エージェントの活用も検討してみてください。

「アポプラス薬剤師」は、職種や希望する勤務地にマッチした求人を見つけやすい薬剤師専門の転職エージェントです。面接対策など転職活動全般のサポートもおこなっているため、内定を得るためのアドバイスも得られます。転職を考えたときには、転職エージェント「アポプラス薬剤師」に登録して、理想の職場への一歩を踏み出しましょう。

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