転職理由別・薬剤師のベストな転職方法とは？

登録日：2018.09.13

薬剤師は専門職ではありますが、職場でのトラブルや労働環境、キャリアアップの問題などに悩んで転職を考えることは、一般の職種と同様にあります。そこで、薬剤師の転職理由をよくある4つのタイプに分けて、ベストな転職方法をご紹介します。

転職理由別・薬剤師のベストな転職方法とは？

薬剤師の転職理由その1　給料が低すぎる

薬剤師の転職理由の中でも常に上位にあるのが、「仕事に見合った給料をもらえていない」という不満です。一口に薬剤師といってもさまざまな職場がありますが、給料に関する不満は「病院薬剤師」から聞かれることも多くあります。実際に「家族を養わないといけない」という理由で、病院薬剤師から調剤薬局やドラッグストアに転職する男性薬剤師も少なくありません。

「給料が低すぎる」場合の転職活動のポイント

もし、給料の低さが転職の理由であれば、転職活動に入る前に、具体的に今よりいくら年収を上げたいのかといったビジョンを持ちましょう。その金額に見合った職場選びをすることが、転職成功への近道です。

薬剤師の転職理由その2　人間関係

薬剤師に限らず、どこの業界にも人間関係のトラブルから転職したいと思う人は数多くいます。ただ、一般の職種と比較すると、薬剤師の業界では狭く限られた人数で働いている職場が多いため、ひとたび人間関係が悪化すると、その影響は深刻です。
職場の人間関係としては、同僚や病院勤務であれば看護師といったほかの職種との横のつながりと、上司と部下の関係といった縦のつながりがあります。転職理由として多いのは後者ですが、人間関係が悪いと感じていても、実際には業務が忙しすぎて各人に余裕がないため、職場の雰囲気がギスギスしているだけといったこともあります。人間関係が悪いと感じる本当の理由は、労働環境や特定の一人と相性が合わないだけといった場合もありますので、慎重に考えましょう。

「人間関係」が問題という場合の転職活動のポイント

労働環境が人間関係の悪さの原因と思われる場合、次の転職先を選ぶ際には労働環境にゆとりがある職場を選ぶことが大切です。また、特定の個人と相性が合わない場合には、比較的人数が多くて人間関係があまり濃密ではない職場や、複数の上司がいて管理職の研修体制がしっかりとしている職場を選ぶことがポイントになります。加えて、職場の雰囲気が合う・合わないといった"肌感"も大切なので、転職活動の際には事前に職場見学に足を運ぶことも大切です。

薬剤師の転職理由その3　労働環境

慢性的な人手不足にある職場で、休日出勤や残業が続いて疲弊してしまうといった「労働環境」の悪さを理由に、転職を考える薬剤師は少なくありません。いわゆる、ブラック企業のように、会社の体質そのものに問題がある場合や、それまでは労働環境が整っていたのに急に複数の人が同時に退職して、一気に労働環境が悪化する場合もあります。

また、薬局には、さまざまな体や心の悩みを抱えたお客様がやってきますので、ほかの業種と比較しても対応が難しく、対人恐怖症となってしまうことがあります。また、接客があまりないと思って薬剤師の資格を取った方にとっては、仕事の半分が接客だったということに不満を感じるケースもあります。

「労働環境」の悪さが問題という場合の転職活動のポイント

薬剤師の転職理由その4　キャリアアップやスキルアップができない

小規模の調剤薬局であれば、「店長」がキャリアの頭打ちであるなど、将来性が見えないことも薬剤師の転職理由として挙げられます。また、固定した職場では仕事がルーティン化し、多様な経験ができないことに不満を募らせて転職するケースもあります。

「キャリアアップやスキルアップができない」場合の転職活動のポイント

今より上のキャリアを目指したい場合には、研修やキャリアサポートがしっかりした職場を選ぶことが大切です。また、スキルアップを希望する場合には、自分が身に付けたいスキルについて具体的に考えることが必要です。薬剤の知識なのか、在宅医療なのか、服薬指導なのかなど、身に付けたいスキルを具体的にイメージしておきましょう。

薬剤師の転職には、専門の転職サポートサービスを活用！

ここまでご紹介してきたように、転職したい理由によって転職活動で気を付けなければいけない点はそれぞれ異なります。しかし、求人広告を見ただけでは、本当に自分の希望にマッチしているかを見極めるのは難しいでしょう。また、転職したい理由が漠然としている場合は、転職に関するカウンセリングを重ねて、自分の心の内側を見つめ直してみれば、本当の転職理由が別にあることに気付くこともあります。

そこで、薬剤師の転職には、薬剤師専門の転職サポートサービスを活用することがおすすめです。