薬剤師を辞めたい!よくある退職理由や後悔しない辞め時の見極め方
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薬剤師として働いている人の中には、何かしらの理由で辞めたいと考えている方もいるでしょう。人によって辞めたい理由が異なったり辞め時に悩んだりするものです。
しかし、辞めて転職したとしても後悔してしまっては困ります。辞めるときには、時期の見極めも重要です。
そこで今回の記事では、薬剤師を辞める理由や辞め時の見極め方・対処法を解説します。薬剤師を辞めて転職したい人は、ぜひ参考にしてください。
目次
薬剤師を辞めたい!よくある退職理由や後悔しない辞め時の見極め方
- 1. 薬剤師を辞めたいと思う理由10選
- 1-1. 職場の人間関係が上手くいかない
- 1-2. 上司との相性が悪い
- 1-3. 薬剤師の業務内容にプレッシャーを感じる
- 1-4. 給料が低い・昇給しない
- 1-5. 業務量が多くてつらい
- 1-6. 研修やフォローが受けられない
- 1-7. やりがいが持てない
- 1-8. 接客対応にストレスを感じる
- 1-9. 休日が少なく気が休まらない
- 1-10. 薬剤師が向いていないと感じる
1. 薬剤師を辞めたいと思う理由10選
薬剤師を辞めたいと思う理由としては、人によって異なります。以下に、薬剤師を辞めたいと思う主な理由を10選ご紹介します。
- ・職場の人間関係が上手くいかない
- ・上司との相性が悪い
- ・薬剤師の業務内容にプレッシャーを感じる
- ・給料が低い・昇給しない
- ・業務量が多くてつらい
- ・研修やフォローが受けられない
- ・やりがいが持てない
- ・接客対応にストレスを感じる
- ・休日が少なく気が休まらない
- ・薬剤師が向いていないと感じる
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1-1. 職場の人間関係が上手くいかない
薬剤師を辞めたいと思う主な理由の1つ目は、同僚や先輩との人間関係が上手くいかないためです。例えば、調剤薬局勤務で、毎日気の合わない人物と仕事をすることにより、トラブルに発展したり、狭い空間での仕事にストレスを感じたりします。
1人の同僚とトラブルになった場合でも、早期の解決が難しくなってしまうことがあります。職場の人間関係が上手くいかなくなると、仕事に向かうのが嫌になり、辞めたいと考えてしまうでしょう。
1-2. 上司との相性が悪い
薬剤師を辞めたいと思う理由の2つ目は、上司との人間関係に悩んでいるためです。上司との人間関係が上手くいかないと、業務に支障が出たり、他の同僚との人間関係にも影響が出たりする恐れがあります。
上司とトラブルになった場合、直接話を聞いてもらえなければ解決しにくく、長期化するケースもあります。状況によっては、ストレスにより体調を崩す可能性もあるでしょう。
上司との相性が悪いと早期に解決できず、退職を検討することにも繋がります。
1-3. 薬剤師の業務内容にプレッシャーを感じる
薬剤師を辞めたいと思う理由の3つ目は、薬剤師の業務内容にプレッシャーを感じるためです。薬剤師という業務上、1つのミスが人の健康や命に影響を及ぼす恐れがあります。
例えば、処方する薬の調剤ミスを1度犯してしまった場合、責任を感じて仕事を続けることが無理だと感じる人もいます。さらに、職場によっては人材不足で一人への負担が増え、ストレスが溜まりやすくなるでしょう。
調剤業務はスピードや正確さが求められるため、プレッシャーを感じてしまうことがあります。
1-4. 給料が低い・昇給しない
薬剤師を辞めたいと思う理由の4つ目は、給料が低い・昇給しないためです。職場によって、同じ業務でも給料や昇給に差が生じる可能性があります。
A会社とB会社を比較した場合、各スタッフの給与に差があったり、給与ベースが異なったりします。給与や賞与に差が生じていると前向きに業務に取り組めず、辞めたいと思う人もいるでしょう。
1-5. 業務量が多くてつらい
薬剤師を辞めたいと思う理由の5つ目は、業務量が多くてつらいためです。職場によっては慢性的な人材不足により、一人への業務の負担が増えてしまいます。
例えば、在宅医療を新たに開始するなどの理由で大量に退職者が出た場合、新たな人材を確保できなければ働いている人員で業務を行わなければなりません。業務量が増えてしまうと、仕事へのモチベーションが下がるでしょう。
精神的・肉体的に負担が増えることで、退職を検討する人もいるでしょう。
1-6. 研修やフォローが受けられない
薬剤師を辞めたいと思う理由の6つ目は、研修やフォローを受けられないためです。十分な教育を受けられないとキャリアアップが望めず、モチベーションが低下します。
例えば、日々の教育・研修が受けられない場合、新たな情報を収集したり、業務を習得したりできません。モチベーションが低い状況が続くと、仕事への取り組みにも悪影響を及ぼします。
研修やフォローを受けられない人は、薬剤師のやりがいを失う恐れがあるでしょう。
1-7. やりがいが持てない
薬剤師を辞めたいと思う理由の7つ目は、やりがいを持てないためです。仕事へのやりがいを持てなければ、薬剤師を辞める選択を選ぶケースもあるでしょう。
ルーティンワークの日々の業務に目標が持てず、薬剤師の業務に意味を見いだせないと、仕事へも悪影響を及ぼす可能性があります。管理薬剤師になりたいなど特に希望がなければモチベーションが下がり、仕事へのやりがいを失うこともあるでしょう。
1-8. 接客対応にストレスを感じる
薬剤師を辞めたいと思う理由の8つ目は、接客対応にストレスを感じるためです。業務の中には調剤だけではなく、接客も含まれています。接客が苦手な人は対応することに、ストレスを感じてしまうでしょう。
例えば、処方する薬を説明する場合、直接相手と会話する必要があります。また、相手がわかりやすいように説明する方法も変えなければなりません。
人とのコミュニケーションが得意ではない人は、日々の業務でストレスを溜めてしまい、退職を検討するケースもあるでしょう。
薬剤師が抱えるストレスについて、原因と職場での解決法、発散する方法を詳しく解説していきます。
1-9. 休日が少なく気が休まらない
薬剤師を辞めたいと思う理由の9つ目は、休日が少なく気が休まらないためです。職場によっては休日が少なく、リフレッシュできずに気が休まらないケースもあります。
慢性的に人手不足の職場の場合、出勤する日数が増えてしまいます。休日が増えない状況が続くと、十分な休息が取れません。
精神的・肉体的にも負担が増えたことにより、仕事を辞めてしまうこともあるでしょう。
1-10. 薬剤師が向いていないと感じる
薬剤師を辞めたいと思う理由の10個目は、薬剤師が向いていないと感じるためです。人によっては業務に従事する中でミスを繰り返したり、責任の重さに耐えられなかったりします。
同じミスを繰り返した場合、自分を責めてしまい、薬剤師に向いていないと感じていない人もいるでしょう。職場によってはフォローし合ったり、事前にミスを防ぐ対策を取っていたりするケースもあります。
薬剤師に向いていないと感じた人は自分自身だけではなく、職場の環境も影響してくるでしょう。
2. 薬剤師を辞めたい人必見!辞め時の見極め方
薬剤師を辞めたい人が辞め時を見極める際に、いくつかの注目すべきポイントがあります。以下に、4つのポイントが見極め方として挙げられます。
- ・3か月以上同じことで悩んでいる
- ・職場に行くのが憂鬱になっている
- ・残業時間が月40時間を超えている
- ・心身ともに疲れている
2-1. 3か月以上同じことで悩んでいる
辞め時の見極め方の1つ目は、3か月以上同じことで悩んでいるケースです。3か月以上同じ悩みが続いている場合は、今後解決する可能性は低いでしょう。
業務量が多い職場で上司に改善を求めた場合、対策を取ってもらえなければ負担が変わることはありません。仮に退職者が出ると、さらに負担が増える可能性もあります。
3か月以上同じ悩みが解決しないときは、退職するタイミングでもあるでしょう。
2-2. 職場に行くのが憂鬱になっている
辞め時の見極め方の2つ目は、職場に行くのが憂鬱になっているケースです。職場へ出社することが憂鬱な人は人間関係や業務に対し不安や問題を抱えています。
例えば、上司との人間関係が上手くいっていない場合、コミュニケーションが取れず、職場に居づらいでしょう。他にも責任ある業務を任せてもらえず、雑用のみを行うケースもあります。
憂鬱な状態が続くと体調を崩してしまう恐れがあります。体調を崩す前に退職を検討することをおすすめします。
2-3. 残業時間が月40時間を超えている
辞め時の見極め方の3つ目は、残業時間が月40時間を超えているケースです。残業時間が長時間になると身体的や精神的な負担が増え、命に係わることもあります。
例えば、月40時間以上の残業が続いた場合、十分な休息が取れずに疲弊する可能性があります。疲弊した状況が続くと、命へも影響を及ぼすこともあり得るでしょう。
職場や時期によって残業が増えることもあります。ただし、長時間労働が日常化している場合には転職を検討しても良いでしょう。
2-4. 心身ともに疲れている
辞め時の見極め方の4つ目は、心身ともに疲れているケースです。心身ともに疲れている状況が続くと体調を崩し、仕事を休むリスクもあります。
不調の状態で働き続けた場合、体調は悪化してしまいます。休養を取ることにより、再度働けるようになります。ただし、休養を取った上でも体調が良くない場合は退職を検討しましょう。
3. 薬剤師を辞めたいと思ったときの対処法
薬剤師として働いているときに、辞めたいと考えるケースもあるでしょう。以下に辞めたいと思ったときの5つの対処法を挙げています。
- ・信頼できる人に相談する
- ・職場の問題点を解消すべく行動する
- ・休職する
- ・雇用形態を変える
- ・転職する
3-1. 信頼できる人に相談する
薬剤師を辞めたいと思ったときの1つ目の対処法は、信頼できる人に相談することです。客観的な意見をもらうことで、冷静に判断できるようになります。
例えば、退職を検討している場合、信頼できる上司や先輩に相談し、アドバイスをもらってみてはいかがでしょうか。アドバイスを受けた後、考え直すことで自分が出した答えに納得できるかもしれません。
また、上司が問題点を解決するために協力してくれる可能性もあります。一人で悩みを抱え込まずに、信頼できる人に悩みを打ち明けてみましょう。
3-2. 職場の問題点を解消すべく行動する
薬剤師を辞めたいと思ったときの2つ目の対処法は、職場の問題点を解決すべく行動することです。問題点を上司に相談に伝えることで、解決することもあるかもしれません。
例えば、社員によって業務量が異なる場合、上司に相談することにより状況を鑑みて負担が減る可能性があります。
さらに、人間関係が上手くいっていない場合は異動も検討してくれることも考えられます。職場の問題点を解決するために、上司に一度相談してみましょう。
3-3. 休職する
薬剤師を辞めたいと思ったときの3つ目の対処法は、休職することです。体調を崩しているときや不調なときは一度休むことも一つの手です。休むことで心身が回復し、再度働けるようになることも少なくありません。
心身ともに疲れている場合は、一定期間休みをもらいリフレッシュしましょう。休職中、上司と連絡を取る機会があると思いますが、現状を素直に伝えてください。
復帰できるタイミングを見極めながら、身体や心への負担が少なくなるようにしていきましょう。
3-4. 雇用形態を変える
薬剤師を辞めたいと思ったときの4つ目の対処法は、雇用形態を変えることです。雇用形態を変えることで、心身ともにゆとりを持てる可能性があります。
例えば、正社員で働いている場合、契約社員やパートに変えてもらい、身体の負担を軽減させます。ただし、金銭的な面で負担に感じる場合もあるため、上司と相談する必要があるでしょう。無理をせずに自分の身体に合った働き方を選んでください。
3-5. 転職する
薬剤師を辞めたいと思ったときの5つ目の対処法は、転職することです。転職することにより、労働環境が改善されるケースもあります。
例えば、A社からB社に転職した場合、労働環境が変わり心身ともにゆとりが持てるケースがあります。また、給与面でも前職よりもアップする場合もあるでしょう。
転職サイトや転職エージェントなどを利用しながら、悔いのない転職活動をしてください。
4. 薬剤師を辞めたいと思ったら転職を視野に入れよう
薬剤師を辞めたいと思った人は職場の改善だけではなく、転職も視野に入れましょう。職場の改善を求めた場合、状況が悪化する恐れもあります。問題点の改善を求めつつも、転職を検討しましょう。
薬剤師向けの転職エージェント「アポプラス薬剤師」を利用した場合、担当者が求職者本人に代わって、労働条件の交渉を行ってくれます。また、薬剤師に特化しているため多くの求人を保有しており、新たな職場が見つけやすいでしょう。
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アポプラス薬剤師編集部
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