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これから薬剤師の評価は患者が決める時代に?かかりつけ薬局制度案とはいかに?

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こんにちは、薬剤師転職のアポプラス薬剤師ライターチームです。

「かかりつけ薬局」という言葉を聞いたことがある薬剤師の方は多いと思います。
患者さんに対して処方箋に基づいた薬を調剤するだけではなく、薬歴管理を行ったり、健康管理を行ったりしてくれるような薬局が、これまでの「かかりつけ薬局」のイメージでした。
ところが2015年9月14日、厚生労働省がついに「かかりつけ薬局の制度案」をまとめたのです。
▼日本経済新聞「かかりつけ薬局、24時間対応など条件」参照
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H74_U5A910C1EE8000/新しいウィンドウで開きます
早ければ、新制度は2016年からスタートするといわれています。
今後は薬剤師の評価を患者が決める時代になるのでは?といわれる制度案。
具体的にどういった内容なのか、この制度により薬剤師は何を求められていくのか、考えていきます。

かかりつけ薬局制度案
かかりつけ薬剤師とは?

患者にとって身近な存在となる「かかりつけ薬局」は、制度案の中で24時間の相談対応を行う薬局と位置付けられています。
条件に叶う薬局は、新たな報酬が支払われます。
一方患者のほうは、かかりつけ薬局にいる薬剤師の中から、一定期間勤務経験のある薬剤師を「かかりつけ薬剤師」として指定できるようになります。
かかりつけ薬剤師は、その患者が服用する薬のすべてを把握し、患者の理解に応じた服薬指導を実施しなくてはいけません。
さらに、24時間相談に応じるため時間外の連絡先を患者に伝えることも必要となるようです。
▼産経ニュース「かかりつけ薬局の制度案を提示」参照
http://www.sankei.com/life/news/160127/lif1601270033-n1.html新しいウィンドウで開きます

この部分だけをみると、かかりつけ薬剤師の負担がかなり大きく感じます。
ほんとうに実現することは可能なのか?という疑問さえわいてくるようにも思います。

かかりつけ薬局とはこんなところ
患者がメリットを感じられる工夫も必要

一方、厚生労働省が考える「かかりつけ薬局」には、具体的に以下のようなことが求められています。
<患者情報の一元管理>

  • 副作用や効果の確認による安全性・有効性の確保
  • 重複投与、飲み合わせ、残薬の確認

<24時間対応・在宅対応>

  • 24時間の対応を可能にする
  • 在宅患者への薬学的管理・服薬指導

かかりつけ薬局になることで、薬局側は新たな報酬を受け取ることになります。
そうなると患者側の負担が増えるのでは?と思われてしまいますので、コストパフォーマンスに優れた患者側がメリットを実感できるような調剤報酬も必要となります。 その点に関しては現在は検討中という位置づけになりますが、以下のようなことが考えられています。

  • (1)
    在宅での服薬管理・指導や24時間対応など、地域のチーム医療の一員として活躍する薬剤師への評価
  • (2)
    かかりつけ医と連携した服薬管理に対する評価
  • (3)
    処方薬の一元的・継続的管理に対する評価
  • (4)
    薬剤師の専門性を生かした後発医薬品の使用促進に対する評価
  • (5)
    いわゆる門前薬局に対する評価の見直し など

▼厚生労働省「健康情報拠点薬局(仮称)の定義について」参照
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/siryou1.pdfPDF

かかりつけ薬局制度で、薬剤師の存在意義は変わる?

かかりつけ薬局制度が定着し、かかりつけ薬剤師が誕生すれば、薬剤師は今まで以上に必要とされる存在になります。
なぜなら調剤薬局で薬を調剤したり、服薬指導をしたりするだけではなく、さらに踏み込んだ対応ができるようになるからです。
そのためには薬剤師自身の質の向上も必要ですし、医療機関との連携も重要になります。
6年制の薬学教育が導入されて約10年がたとうとしています。
薬剤師になるために相当の勉強が必要になっており、6年間の勉強というのは医学部に匹敵します。
今後は薬剤師の存在意義がさらに高まり、薬剤師に求められることがさらに高度化していくのではないでしょうか。
かかりつけ薬局制度案の今後を見守りつつ、薬剤師としてどんな道を進んでいくのかは、薬剤師一人ひとりに委ねられていきそうです。

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