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薬剤師の仕事内容は?職場による違いや1日の仕事の流れ

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薬剤師として働く中で、「今の職場が自分に合っていないかも?」と考えることはありませんか。薬剤師の職場は調剤薬局やドラッグストア、病院など多岐にわたり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。

別の職場への転職を検討する際には、具体的な仕事内容や1日の流れを理解することが重要です。

そこでこの記事では、職場ごとの薬剤師の仕事内容や適正を紹介します。自分に最適な職場を見つけるためにも、ぜひ最後までお読みください。

1. 薬剤師とは?

薬剤師とは?

そもそも薬剤師とは、病気の治療や健康維持に欠かせない医薬品・調剤の専門家です。薬は病気を治す一方で、量や飲み合わせを誤ると命にかかわることもあるため、専門家による正確な判断が求められます。

薬剤師は数多くの医療用医薬品に関する正しい知識を基に、さまざまな診療科から持ち込まれる処方箋の調剤をおこないます。

また、患者さまに対して服薬指導をおこない、誤飲や誤用がないように注意を促すのも重要な役割の1つです。さらには、チーム医療の一員として、病院、ないしは患者さまの自宅などでも健康を支える役割も担います。

このように、幅広い業務を通じて、医療の質と安全性を高めるために貢献している薬剤師は、医療現場において欠かせない存在です。

薬剤師になるには?
薬剤師になるには、まず大学の薬学部を卒業し(卒業見込みを含む)、薬剤師国家試験の受験資格を得る必要があります。その後、薬剤師国家試験に合格すると薬剤師免許を取得できます。
▼薬剤師になるまでの流れ
大学入学 (薬学部)

↓6年間  ※5年生では就職活動を始める

薬剤師国家試験

合格&卒業

就職
薬剤師の免許がなければ、薬剤師として病院や薬局などで働くことはできません。

2. 薬剤師の主な仕事内容

薬剤師の主な仕事内容

薬剤師の仕事内容は職場によって異なるものの、主に以下の5つがメインの業務です。

  • 調剤・鑑査
  • 服薬指導
  • 薬歴管理
  • 疑義照会
  • 医薬品の管理・販売

それぞれについて、詳しく解説します。

2-1. 調剤・鑑査

薬剤師の主な仕事内容の1つは調剤です。医師が発行した処方箋に従い、適切な薬を用意します。調剤作業には、正確な計量や混合、分包などが含まれ、薬剤師の専門知識と技術が欠かせません。

また、調剤後に、調剤内容が正確かどうかを鑑査するのも薬剤師の仕事です。鑑査では、処方内容の確認、薬の種類、量、患者さまの病歴、他の服用薬との相互作用などをチェックします。

薬剤師の調剤・鑑査の役割は、医療の質と安全性を高めるための作業でもあります。

2-2. 服薬指導

服薬指導とは、患者さまに薬をお渡しする際に、症状や状態に応じて薬の効能や服用方法、注意点を詳しく説明することです。

薬剤師は患者さまが正しい方法で薬を服用できるよう、丁寧にコミュニケーションを取りながら指導します。医薬品の効果を最大限に引き出し、副作用を最小限に抑えるための指導もあります。

また、患者さまの疑問や不安な点を聞き出し、わかりやすく説明することも重要です。患者さまが薬を安全に使用できるようサポートし、治療効果の向上を図るためにも、服薬指導は重要です。

2-3. 薬歴管理

薬歴管理とは、いつ、どんな薬剤をどれくらい処方され、それをどの程度の期間服用したのかを詳細に記録することです。また、服薬によるアレルギーや副作用、相互作用が現れた場合には、その内容も管理記録簿に記録していきます。

薬の重複や併用による副作用を防ぐために必要な業務です。薬歴を確認することで、患者さまのアレルギーの有無や過去の薬歴を把握し、誤った薬の処方を防ぐことができます。

患者さまが複数の病院に通院し、それぞれの医師が異なる処方箋を出している場合、薬の飲み合わせによる問題が発生するといったケースも珍しくありません。

患者さまの健康を守り、治療の安全性と効果を高めるためにも、薬歴管理は重要な業務といえます。

2-4. 疑義照会

疑義照会とは、処方箋に疑問がある場合に、医師に処方意図を確認する業務です。必要に応じて処方内容の変更を提案することもあります。

薬剤師の疑義照会は、患者さまに間違った医薬品を渡さないための最終確認として非常に重要です。薬剤師は処方箋を受け取った際に、薬の適用量や相互作用、患者さまのアレルギー歴などを確認します。

疑義が生じた場合は、医師に問い合わせをおこない、患者さまにとって最適な薬物治療がおこなわれるよう努めます。

例えば、処方箋に記載されている薬の用量が通常よりも多い場合や、他の薬との併用が危険と判断される場合、薬剤師は医師に照会をおこない、処方の意図を確認します。

医療の安全性と質を高めるためには、薬の専門家である薬剤師の力が不可欠な存在だといえます。

2-5. 医薬品の販売・管理

医薬品の販売と管理も薬剤師にとって重要な業務の1つです。医療用医薬品は、原則医師の処方箋が必要ですが、処方箋が不要なOTC(一般用医薬品)もあります。

OTC(一般用医薬品)をお客さまが安全に使用できるようサポートし、販売するのは薬剤師の重要な役割です。

また、OTC(一般用医薬品)の中でも要指導医薬品や第1類医薬品は、薬剤師の管理・指導が必要です。薬局やドラッグストアに薬剤師が不在の場合は、販売できません。薬剤師はOTC(一般用医薬品)の在庫管理や品質管理もおこない、薬の有効期限や保管条件を厳守しています。

3. 【職場別】薬剤師の仕事内容

薬剤師の仕事内容は、職場によっても異なります。ここでは、以下の4つの職場ごとの仕事内容を解説します。

  • 調剤薬局
  • ドラッグストア
  • 病院・クリニック
  • 企業

それぞれ、詳しく解説します。

3-1. 調剤薬局

調剤薬局

調剤薬局の薬剤師の主な仕事は、調剤・薬歴管理・疑義照会・服薬指導です。薬歴管理では過去の薬の記録を確認し、疑義照会では処方内容に疑問があれば医師に確認します。

服薬指導では正しい服用方法を説明し、副作用の注意点を伝えることも重要な業務の1つです。

・調剤薬局勤務で求められる資質

調剤や薬の受け渡しでのミスは、患者さまの健康や命に影響を及ぼすことがあります。そのため、薬剤師の業務には高い正確性が求められます。

そのため、責任感の強い人に向いている職場です。また、患者さまから正確な情報を収集するためには、優れたコミュニケーション能力も必要です。

・調剤薬局勤務のメリット・デメリット

調剤薬局での勤務は、入院設備のある病院薬剤師と比べて、営業時間が短く、日曜・祝日が休みのことも多いため、ワークライフバランスが取りやすい環境です。

しかし、調剤薬局は少人数で運営されることが一般的であるため、人間関係が悪化すると職場の雰囲気が悪くなりやすいというデメリットがあります。

患者さまに直接服薬指導や健康に関するアドバイスを提供することで、地域医療に貢献できる職場です。在宅医療や、かかりつけ薬剤師といった経験を積みたい人におすすめします。

本記事では、調剤薬局で働く薬剤師の業務内容・年収・キャリアパス・魅力・求められるスキルについて詳しく解説していきます。

3-2. ドラッグストア

ドラッグストア

ドラッグストアの薬剤師の主な業務は、OTC(一般用医薬品)の販売です。医薬品以外にも、衛生用品や生活雑貨の販売も同時におこないます。顧客の健康相談に応じ、適切な薬を選ぶサポートをするのも、薬剤師の業務の1つです。

調剤薬局が併設されている場合は、処方箋に基づき、調剤もおこないます。顧客の健康をサポートし、生活全般に役立つ情報と商品を提供するのが、ドラッグストア薬剤師の役割です。

・ドラッグストア勤務で求められる資質

ドラッグストアや小売店で働く薬剤師は、勤務形態によって調剤や薬の説明よりも接客業務が中心となることがあります。また、地域の人々に対して身近な医療情報を提供する役割も担っています。

そのため、優れたコミュニケーションスキルがあり、接客ができる人が求められています。地域社会の健康を支え、顧客との信頼関係を築くために必要なスキルです。

・ドラッグストア勤務のメリット・デメリット

ドラッグストアや小売店は全国展開されていることも多く、地域を問わず求人が豊富な職場です。正社員やパート・アルバイト・派遣など、多様な勤務形態があり、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。

大手企業が運営していることが多いため、給与水準が高く、待遇のよい求人が多いのも特徴です。また、エリアマネージャーや本社の管理職など、多様なキャリアパスがある点も魅力の1つといえます。

ただし、シフト勤務で土日祝日の出勤があることや、専門業務以外の仕事が多い職場も少なくありません。薬剤師としての専門スキルやキャリアを重視する人には、物足りなさを感じることがあるでしょう。

ドラッグストアでは幅広い薬を扱うため知識の幅を広げられ、提案スキルも磨けます。マーケティングなど、店舗運営に関するスキルを身につけたい人などにもおすすめです。

ドラッグストア薬剤師の仕事内容は?年収や働き方の魅力も解説

ドラッグストアで働く薬剤師の具体的な仕事内容や年収、働き方について詳しく解説していきます。

3-3. 病院・クリニック

病院・クリニック

病院・クリニックの薬剤師は、入院患者さまや外来患者さまに対して、医師の処方箋に基づき薬を調剤し、適切な服薬指導をおこないます。

また、患者さまの薬歴管理や副作用の監視を担当し、医療チームの一員として医師や看護師と協力して患者さまの治療計画をサポートしていきます。

・病院・クリニック勤務で求められる資質

病院やクリニックの規模によって異なりますが、とくに、入院設備のある大規模な病院では、薬剤師はチーム医療の一環として重要な役割を果たします。そのため、円滑なコミュニケーション能力は必要不可欠です。

さらに、高度な医療を提供する環境では、薬に関する専門的な知識が求められるとともに、最新の医療情報を常に学び続ける必要があるでしょう。

・病院・クリニック勤務のメリット・デメリット

病院薬剤師の仕事は非常にやりがいがあり、配属される科によって専門的な薬剤を扱うため、最先端の医療に触れられます。一方で、入院施設を持つ病院では夜勤があるため、生活リズムが不規則になるというデメリットがあります。

専門知識を身に着けたい、最先端の医療に触れていたいと考えている人におすすめの職場です。

病院で働く派遣薬剤師の業務内容は?条件や向いている人の特徴

病院派遣薬剤師の業務内容、求められるスキル、向いている人の特徴、注意点を詳しく解説します。

3-4. 企業

企業

企業で働く薬剤師は、製薬会社や医薬品メーカーで新薬の研究開発、品質管理、薬事申請などに携わります。また、医薬品の安全性情報の収集や評価、製品の製造プロセスの監督もおこないます。

また、医療従事者への情報提供や教育活動を通じて、医薬品の適正な使用を促進していきます。医療の進歩と安全性の向上に貢献する重要な役割を担うのが、企業内での薬剤師の役割です。

・企業勤務で求められる資質

企業勤務でどのような業務を担うかによっても異なりますが高度な専門知識と分析能力が必要になります。

新薬の研究開発や品質管理、薬事申請など高度な業務に携わるため、深い知識と精密な分析スキルが求められるでしょう。

また、CRAの現場では、グローバルな業務に対応するための英語力が求められることもあるでしょう。

・企業勤務のメリット・デメリット

製薬会社は大手企業が多く、給与や福利厚生などの待遇がよいのが利点です。ただし、高度な専門知識が求められるため、博士課程修了者などが対象となり、非常に狭き門といえます。

また、CRAなどの職種は長時間勤務や海外出張が頻繁にあるため、ワークライフバランスを保つのが難しいこともあります。

製品の安全管理のノウハウを身につけたい、医薬品に関する最新の知識を得たいという人におすすめです。

企業で働く薬剤師の種類・仕事内容・年収は?

企業薬剤師の中にもさまざまな種類があり、それぞれ果たす役割は異なります。その具体的な種類・仕事内容・年収についてご紹介します。

4. 【調剤薬局で働く薬剤師の1日】仕事の具体的な流れ

現在の職場から異なる職場に移る場合、生活サイクルがどうかわるのか気になる方もいるでしょう。ここでは、薬剤師として一般的な職場である調剤薬局の仕事の1日の流れを解説します。

●午前
8時30分~9時 出勤
  • 病院で診療を終えた患者さまの処方箋受付
  • 調剤や服薬指導
午前中は来局する患者さまが多く、忙しい時間であることも少なくありません。
●休憩
12時~13時 昼休み
  • 通し営業の場合、昼休憩は薬剤師同士が交代で取ることが一般的
  • 営業時間が午前と午後でわかれている場合は、1時間から2時間の昼休憩を薬剤師や他の従業員が同時に取る
●午後
13時頃 午後勤務開始
  • 来局患者さまの対応
  • 患者さまの自宅や施設を訪問して服薬指導
18時頃 閉局
  • 医薬品の在庫管理や薬歴の記録・確認
  • 店舗運営に関するデータ整理や日報の作成、薬局内の片付けなど
19時頃 退勤

他の職場でも求人情報に記載されている始業終業時間をもとにしてこのようなスケジュールを作り、就労状況をイメージしてみましょう。

5. 薬剤師の仕事内容を踏まえて自分にあった職場を探そう

5. 薬剤師の仕事内容を踏まえて自分にあった職場を探そう

薬剤師の仕事内容は多岐にわたり、調剤薬局・ドラッグストア・病院・クリニック・企業など、職場によって異なります。それぞれの職場には特有のメリットやデメリットがあり、自分のライフスタイルやキャリアプランに合った職場を選ぶことが大切です。

今の職場ではなく、違う職種で働きたいと考えたときには、「アポプラス薬剤師」に相談してみませんか。「アポプラス薬剤師」では、あなたの希望やスキルに合わせた求人情報を提供し、転職活動をサポートします。

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