薬剤師はブランクがあっても大丈夫?スムーズに復帰するための働き方
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こんにちは、薬剤師転職のアポプラス薬剤師ライターチームです。
出産や子育て、介護といった家庭の事情を理由に、一度仕事から離れるという選択をする方も多いでしょう。中でも、薬剤師のように専門性の高い職種の場合、ブランク期間が長いほど、新薬に関する知識や取扱いにすぐ順応できるかなど、復帰に不安は付き物です。
また、職場の環境に慣れることができるか、家庭と仕事の両立ができるのかといった社会生活に対する心配をする方も少なくないでしょう。では、薬剤師が一度仕事を離れる場合、どのようなリスクを想定すべきか、そして復帰後はどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
ブランクを抱える薬剤師について、その体験談や意見も参考に、スムーズに仕事へ復帰するためのポイントをご紹介します。
ブランク後の薬剤師の働き方
知識・スキルともに専門性の高い薬剤師の仕事ですが、復帰後はどのような働き方ができるのでしょうか。また、ブランクの期間ごとに、留意したいポイントについて見ていきましょう。
調剤薬局やドラッグストアをはじめ、薬剤師の職場は女性の割合が高いという特徴 があります。そのため、結婚や出産、子育てなどを理由にブランク経験のある薬剤師が多いという側面から、復帰を想定した働き方ができる環境が整っている職場も少なくありません。
フルタイム勤務のほかに、子育て中の方はお子さんがまだ小さいあいだは、時短勤務やパート、派遣などの働き方を選択し、仕事と家庭との両立を図ることができるようです。
ブランク年数による業務の影響
ブランクと一口にいっても、その期間の長さによって、業務への影響や復帰のしやすさも変わってきます。ブランクの年数によって、どのような影響が考えられるのでしょうか。
1年半以内の場合
1年半以内のブランクであれば、ほとんど問題なく復帰することができるでしょう。即戦力が求められる場合でも、スムーズに仕事に戻ることができるでしょう。
注意したいのは、2年に1度行われる「診療報酬改定」がブランク期間に行われたかどうかという点です。新薬や制度などの新しい情報については、復帰前に学んでおくことがポイントです。
1年半~3年以内の場合
1年半~3年以内のブランクとなると、それまで身に付いていた知識もかなり忘れてしまいがちです。診療報酬改定をはじめ、保険制度や法改正など、さまざまな変化があり、復帰で苦労するケースもあります。
慣れるまでに時間がかかってしまうため、仕事復帰といっても、新人と同様にみなされることもあるでしょう。復帰後は、初心を忘れない心掛けが重要です。
3~5年以上の場合
3年以上のブランクが空くと、薬剤師としての大半の知識が抜けてしまいます。休職前とは異なる薬も多いこと、また社会生活から離れていた期間も長いため、一人前の薬剤師として復帰するにはそれなりの時間がかかると想定したほうがいいでしょう。
取り扱う医薬品を事前に一通り覚えておくだけでなく、服薬指導についても基本から学んでおくことをおすすめします。
ブランクがあっても大丈夫?経験者の声
実際にブランクからの職場復帰を経験した薬剤師は、復帰前はどのような点に不安を感じたのか、また復職後の感想はどうだったのか、まとめてみました。
復帰前に心配だったこと
・薬や診療報酬の知識が不安変化の激しい医療業界からしばらく離れることは、知識のインプットが追い付かなくなると不安に思う方は珍しくないようです。前述した診療報酬の改定などの影響で、薬剤師の現場から数年離れるだけでも、業務内容が大きく変わることもあります。
・プライベートとの両立ができるか子育てや勉強と仕事の両立ができるかという不安もあります。残業や遅番に入れないけれど、同僚に迷惑をかけないか、心配したという声も寄せられています。
・職場の人間関係「現場で快く受け入れてもらえるか」「時短勤務での復帰に周囲の反応が気になる」など、職場の人間関係についての悩みも多いようです。
大手のチェーン展開をしている調剤薬局などは異動もあるため、以前所属していた職場に復帰しても顔見知りが1人もいないという可能性もあります。
実際に復帰してみて感じたこと
・想像していたよりも仕事に慣れやすい仕事に早く慣れることができるかという不安については、「2週間ほどで勘が戻った」「2ヵ月後には投薬を任せてもらえた」など、それほど問題なかったという声が多く聞かれます。新薬などの知識についても、業務の中で少しずつ確実に覚えていくことが大切だといえます。
・先輩ママ薬剤師も多い子育てとの両立に対する不安についても、周囲に先輩ママ薬剤師が多いことから、「そこまで悩まずに済んだ」という意見が目立ちました。同じ状況や悩みを持つからこそ、時短勤務や急な早退、欠勤などについても、「お互い様」と思える職場環境ができているところが増えています。
・フォロー体制がしっかりしていたブランク歓迎や、独自の研修制度を用意している職場や先輩社員によるマンツーマンの指導がある職場もあります。自分の目指す働き方にマッチした職場を見極めたことで、「無理なく復帰できた」という薬剤師も多くいます。
不安解消のために復帰前にやっておきたいこと
最後に、薬剤師の仕事へ復帰する前に準備しておきたいポイントをご紹介します。
保険制度の現状を把握する
薬剤師への復帰前から、保険制度の現状を把握しておくことをおすすめします。ブランク中にあった変更点をまとめておくことで、スムーズに業務に戻ることができるでしょう。
新薬の情報収集をする
日本では、年間数十種類もの新薬 が登場しています。すべてとまではいかなくても、注目度の高い薬や、最新の情報をチェックしておくことで、復帰後の勉強に対する負担を減らせます。
また、以前の薬と新薬では何が違うのか、患者さんから聞かれることも多くあります。その際、きちんと答えられるよう、取り扱う可能性の高い薬については情報を整理しておきましょう。
自分に合った職場を探す
希望の就業条件にマッチした、無理なく働ける職場探しをすることが重要です。企業の情報収集や、専門の転職エージェントを利用するのもおすすめです。
研修制度を利用する
アポプラスキャリアでは、調剤経験のない方やブランクのある方に向け、さまざまな研修制度をご用意しています。調剤実技研修といった研修制度があり、スムーズな仕事への復帰をサポートします。
研修は、アポプラスキャリアに無料登録するだけで受講料が半額となり、さらにアポプラスキャリアで転職が決まった方は、受講料が無料となります。復帰のための転職先を探している方も、ぜひアポプラスキャリアの研修制度をお役立てください。
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