薬剤師も歯医者と同じ供給過多...?失敗しない開業のために絶対抑えておくべきポイントとは
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こんにちは、薬剤師転職のアポプラス薬剤師ライターチームです。
歯科医が供給過多であることは、2015年9月の日本経済新聞でも記事になっています。
▼日本経済新聞「歯医者なぜ長引く~」参照
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04H9E_Y5A900C1MM8000/
同じような減少が薬剤師にも起こるのでは?ということが危惧されているのはご存じでしょうか。
平成20年に厚生労働省が行った「薬剤師需給の将来動向に関する検討会」によると、平成30年の時点で11万7千人が供給過剰となり、平成40年には15万8千人まで増加すると試算されています。
▼厚生労働省「薬剤師需給の予測について」参照
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/06/dl/s0612-9b.pdfPDF
、あくまでも試算であり、薬剤師は今後幅広い分野で活躍の場が広がっていくと予想されますから、この数字がそのまま現実になるとは考えにくいと思われます。
しかし、こういった試算があることも踏まえ、薬剤師には「開業」という道があることも把握しておいてはいかがでしょうか。
ここでは失敗しない開業のために絶対抑えておいていただきポイントについて、お話ししたいと思います。
失敗しない開業「ポイントは3つ」
開業のために大切なポイントは3つあります。
- (1)
開院予定地の選定
- (2)
病院(医師)との連携
- (3)
開業資金
まず(1)の開院予定地ですが、まわりに競合する薬局がないか、近くに病院があるかなどを検討されると思います。
しかしそれだけでは、理想の場所とはいえません。
チェーン店でない個人の調剤薬局の場合、過剰在庫を抱えないよう近隣の薬局とうまく提携することなども必要です。
次に(2)ですが、これは売上に関わる重要なポイントです。
調剤薬局を成り立たせるには、近くに病院があることが大前提になります。
たとえば新規開院する病院と提携できることが見込めたからといって、薬局の経営がスムーズに行くとは限りません。
病院の経営がうまくいかなければ、薬局も共倒れになってしまいます。
病院とその医院長たちとともに、お互いがwin&winの関係となれるような経営を目指していくことも必要です。
最後に(3)開業資金についてです。
開業資金が必要であることはみなさんご存じかと思いますが、開業資金を蓄えることばかりを考えて(1)と(2)がクリアできたのにタイミングを逃してしまった・・というのは、必ずしもよいこととはいえません。
資金面で心配があるという人は、開業サポートを行う企業に相談してみるのも、ひとつの方法です。
開業するか会社勤めをするかは、あなた次第
薬剤師が供給過多になってしまうかもしれない現状、また開業に関してのポイントについて、お話ししました。
開業に関しては、もちろんこの3つだけを抑えればよいというわけではなく、さまざまな事務処理や検討課題もあります。
ノーリスクで始められるものではありませんが、経営が軌道にのれば会社勤めをしているよりも収入がアップし、自分の思い描く薬剤師像を確立することができるというメリットもあります。
しかし会社勤めだからといって、一生収入がアップしないかというと、そんなこともありません。
勤め先によって、またスキルアップすることによって、年収1,000万円を叶えている薬剤師の方もいます。
何より会社勤めを続ける場合、よほどのことがない限り給料がゼロにならないというのはメリットです。
どちらもメリット・デメリットがあることですから、ご自身でじっくり考え、開業した先輩薬剤師の声を聞くなどしてご検討ください。 開業して成功した薬剤師の方からは、以下のような声も聞かれます。
- 患者さんとの距離が近い理想の薬剤師になれた
- 興味をもっていた在宅医療にも関わることができた
- 自分磨きの時間を自由にとれるようになった
もちろん開業するかどうかを考えるときは、成功者だけではなく、できれば失敗したという方の声を聞くことも大切です。 なるべく第三者の視点ももちつつ、将来の開業について考えていただければと思います。
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