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薬剤師は年収2000万を狙えるのか⁉高収入を目指すときの働き方を解説

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薬剤師としてキャリアを形成し高収入を目指すなら、年収2000万を目標にしたいと考える方はいるでしょう。年収2000万円が望めれば、富裕層と呼ばれるクラスに到達するため、より上質で快適なライフスタイルも目指せるでしょう。

そこで今回は、現実として薬剤師は年収2000万円を狙えるのかどうかを整理して解説し、年収2000万円などの高収入を目指すときの働き方のポイントを紹介していきます。

1. そもそも年収2000万円の職業とは?薬剤師はどう?

そもそも年収2000万円の職業とは?薬剤師はどう?

薬剤師として年収2000万円を目指すなら、そもそも年収2000万円の職業とはどのようなものがあるのか以下の項目に分けて解説していきます。

  • ・年収2000万円の割合
  • ・世帯年収2000万円の割合
  • ・年収の高い職業
  • ・薬剤師で高収入は可能か

1つずつ詳細を見ていきましょう。

1-1. 年収2000万円の割合

年収2000万円の割合

前提として、国税庁の「令和3年 民間給与実態」を見ると、平均収入は443万円前後です。また、同資料からは、年収2000万円以上の方は0.6%の割合だと分かります。0.6%というと、1000人の社会人がいて、ようやく6人見つかる程度の数字です。年収2000万円を稼ぐことは、割合を見るだけでも容易ではないと判断できるでしょう。

なお、年収2000万円を稼いだとしても、すべての額が受け取れるわけではありません。給料からは税金や保険、年金などが天引きされるため、目指したい年収を考えるときは、その年収に対する手取り額も知っておきたいところです。

2000万円の手取り額は、概算で1200~1300万円ほどと計算できます。これは、おおよそ総支給額の60%に相当します。一般的な手取り額は80%が大体の目安ですが、年収2000万円クラスになると累進課税で税率が高まるため、手取りの割合も減少します。

※出典:令和3年分 給与実態統計調査|国税庁

1-2. 世帯年収2000万円の割合

夫婦共働きの世帯などは、世帯年収2000万円を目指したいと考えている方も多いでしょう。世帯年収が2000万円以上だという家庭の割合をチェックしていきます。

世帯年収2000万円の割合も、決して高くはありません。割合としては全体の1.4%で、100世帯あってようやく1~2世帯見つかる程度になるため、世帯年収2000万円もほんの一握りと言えます。

世帯年収2000万円の場合、手取り額の割合は若干増えるのが特徴です。一人よりも二人のほうが課税額も減る仕組みになっているため、世帯年収2000万円の場合は1400万円ほどが手取りだと計算できます。

このように見ると、年収2000万円を達成しても、手取り額とは大きく異なることが分かります。年収と手取り額の違いは、高収入を目指すうえで税率アップによる影響を受けることを理解しておきましょう。

※出典:2021年国民生活基礎調査の結果|厚生労働省

1-3. 年収の高い職業とは?薬剤師はどう?

薬剤師で年収2000万円を目指すなら、そもそも年収の高い職業にはどのようなものがあるのでしょうか。厚生労働省のデータを参考にすると、高収入として代表的な職業には、下記の職業が挙げられます。

順位
都道府県
平均年収
1
医師
1,710万円
2
法務従事者
1,194万円
3
航空機操縦士
1,130万円
4
その他の経営・金融・保険専門職業従事者
1,082万円
5
大学教授(高専含む)
965万円

※事業規模100〜999人

※年収は「きまって支給する現金給与額」の12か月分に「年間賞与その他特別給与額」を足して算出

※千の位以下切り捨て

※出典:令和3年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

医師や、弁護士などの法務従事者は高給取りとして知られているため、高収入であることが分かります。ほかには飛行機パイロット・金融業・大学教授が高収入の職業としてランクインしています。

しかし上表を見てわかる通り、年収2000万円以上が平均となる職業はありません。そのため年収2000万円を目指すのであれば、どのような職業に就いていたとしても、一定水準以上の工夫や努力は必要になると言えるでしょう。

なお、薬剤師の平均年収は572万円のため、142種類ある職業のなかでは23位に該当します。あらゆる職種のなかでは、年収の高さは上から数えたほうが早いのは事実ですが、残念ながら年収2000万円には遠く及びません。

薬剤師の平均年収の572万円に対して2000万円は3.5倍の数字になるため、薬剤師で年収2000万円を目指すことは、決して簡単ではないと考えられるでしょう。

2. 薬剤師は年収2000万円を目指せる?製薬会社の場合

薬剤師は年収2000万円を目指せる?製薬会社の場合

薬剤師のなかでも製薬会社勤務は、高収入が目指せる職種です。ドラッグストアや調剤薬局、公務員薬剤師、病院勤務などと比べると、製薬会社は高い傾向にあります。ここでは、製薬会社の年収ランキングや職種別の業務内容など、仕事事情を解説していきます。

2-1. 製薬会社の年収ランキング

製薬会社に就職・転職して高水準の給料を受け取るには、やはり平均年収の高い製薬会社を選ぶことが、最も有効な方法と言えるでしょう。大手製薬会社の平均年収は一般的な平均年収と比べると大幅に上回っているため、年収2000万円などの高収入を狙える可能性があります。

製薬会社の年収ランキングの上位は、以下のとおりです。

順位
企業名
平均年収
1
ソレイジア・ファーマ株式会社
1,490万円
2
サンバイオ株式会社
1,247万円
3
そーせいグループ株式会社
1,228万円
4
シンバイオ製薬株式会社
1,194万円

※出典:EDINET(金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム)より2022年11月に開示されている情報に基づくランキング

※千の位以下切り捨て

1位にランクインしているソレイジア・ファーマ株式会社の平均年収は、1500万円近い額のため、高収入が見込めることがわかるでしょう。

ただし、上記のランキングは、企業が雇っている全従業員の平均年収になります。製薬会社のなかでも給与水準が高い傾向にある研究開発、MRだけでなく、事務や広報などに所属する従業員の年収も含まれるため参考としてご覧ください。

2-2. 製薬会社の職種別平均年収

製薬会社と一言で言っても、年収は職種によって大きく変わる傾向があります。たとえば同じ製薬会社に勤めていても、研究開発職と営業職では、年収の水準は変わってくるでしょう。

製薬会社に勤務する研究職・開発職は、20代が400万円、30代で550万円が相場と言われます。一般的な薬剤師の平均年収と比較すると、製薬会社の研究職や開発職は、やや高収入が見込めることが分かります。

一方で営業職であるMRの場合、年収は研究開発職よりも平均が高くなる傾向にあり、業務報酬がつくことが多いため20代で500万円を超える可能性もあります。30代で600万円〜700万円が相場とも言われるため、勤務している会社の規模や営業成績次第では、1000万円も達成できるかもしれません。

2-3. 製薬会社の日系と外資系の違い

製薬会社勤務を目指すときは、日系と外資系で年収に差が出ることも理解しておきましょう。外資系の製薬会社は、まず国内の製薬会社と違って実力主義が色濃く出ている部分があります。そのため勤続年数や資格などは評価のうえであまり関係がなく、仕事でどれだけの実績を上げたのかによって、評価される実力主義だという傾向があります。

つまり仕事で好成績を収めれば評価も高まり、新卒や20代・30代の若さでも高収入を達成する人がいることも少なくありません。また国内の製薬会社と比較すると、外資系製薬会社は特に新薬開発に力を入れる傾向があるため、企業の主力分野に率先して貢献すると、評価が高まることもあるでしょう。

規模を拡大させている外資系製薬会社に勤務すれば、向上心と意欲を持った優秀な人材は、重宝される存在となるでしょう。英語でのコミュニケーションに自信がある人は、外資系企業への転職を目指すのもおすすめです。

2-4. 製薬会社勤務のメリット

製薬会社に勤務すると、主に高収入が望めること、全体的に待遇が良いことがメリットだと言えます。実際に年収アップを目指して製薬会社のMRや研究職などを志望する薬剤師は少なくありません。

特に大手製薬会社のMRは高い年収を目指しやすく、管理職のポジションを目指せれば、収入が上がっていくことが考えられます。また、大手製薬会社は各種手当などの福利厚生も充実しているため、転職に成功すれば労働環境が整えられていると感じる人も多いでしょう。

2-5. 製薬会社勤務のデメリット

転職先として製薬会社を選ぶとき注意したいデメリットは、倍率の高さや転勤があることです。前述した通り製薬会社は、安定的に高収入が望めるのが利点で、各種待遇も充実しています。そのため人気が高く、就職時の倍率も高めだというのが難点です。

求人数もドラッグストアや調剤薬局ほど、多くありません。特に、大手製薬会社となれば、狭き門となることを念頭に置いておきましょう。

また、製薬会社勤務の場合、MRは2年から3年ほどのサイクルで転勤の辞令が出る傾向にあります。家族がいる方は、転勤の可能性を考えたうえで、転職すべきか検討する必要があるでしょう。

3. 薬剤師として年収2000万円を目指す!独立開業の場合

薬剤師として年収2000万円を目指す!独立開業の場合

薬剤師として年収2000万円を目指すのであれば、独立開業をするという方法もあります。ここでは、独立開業した場合の平均年収や、独立開業のメリット・デメリットをまとめていきます。

3-1. 独立開業の平均年収

独立開業して経営が波に乗れば、一般的な薬剤師の年収よりもかなり高水準の年収が見込めるでしょう。薬局を開業した場合の平均年収は1500万円~1800万円が相場と言われます。年収2000万円以上を達成するのは簡単ではありませんが、可能性はゼロではありません。

会社を設立し、会社の規模を大きくして店舗数を増やせは年収が上がることも見込めます。そのため、年収2000万円を目指すなら、会社勤めではなく薬局を開業することも視野に入れたいところです。

3-2. 独立開業のメリット

薬剤師として独立開業する際には、高い年収に期待ができます。企業勤めでは収入面でのメリットは大きいと言えます。個人経営の薬局は大手チェーンと比べると小規模で収入も少ないように感じられるかもしれませんが、経営の手法次第では、個人経営の収入アップが望めるケースも少なくありません。

また、独立開業して自分の薬局店舗を構えれば、自分の理想や価値観に合った薬局づくりが実現できます。「こういう薬局で仕事をしたいが、なかなか理想どおりの職場がない」と悩んでいる方にも、独立開業は向いている可能性があります。

薬局の経営者として理想を叶えることができれば、仕事のやりがいや意欲も高まるでしょう。

3-3. 独立開業のデメリット

独立開業には、うまくいけば年収2000万円を狙えるというメリットがありますが、注意点もあります。開業してから人を雇わず、一人で経営することもあるでしょう。その場合、調剤業務以外にも事務手続き、経理、営業といった他の業務も行わなければなりません。薬学だけでなく経営学の知識も求められます。

薬局の経営が軌道に乗り、パートやアルバイトを雇うと、人件費がかかることも見越した経営をする必要があるでしょう。

近隣の病院・クリニックや駅からのアクセスが売上に影響を及ぼすことも多く、独立開業に失敗して負債を抱える可能性もあります。また開業には、少なくとも1000万円ほどの資金が必要だと言われます。投資した分を回収し収入を上げるまで、覚悟は必要だと言えるでしょう。

4. 薬剤師で年収2000万円が無理なら!副収入を得る

薬剤師で年収2000万円が無理なら!副収入を得る

薬剤師だけの収入で2000万円が難しいのであれば、副収入を得て、年収2000万円を目指す方法もあります。主な副収入を得る方法には、次のことが挙げられるでしょう。

  • 副業する
  • 不動産投資をはじめる

4-1. 副業する

近年は副業・兼業の推奨化の流れを受けて、副業を解禁している企業も増えてきました。この働き方改革の流れは、薬剤師業界でも例外ではありません。高収入を目指せる副業には、例としてYouTuberやブログなどが挙げられます。ただし、稼ぐために休日の時間を削らなければならない仕事だと、体力的な負担は大きくなり、本質的な収入アップにつながらないことも少なくありません。

また、管理薬剤師や公務員薬剤師は、法律で副業が禁止されています。その他の場合でも企業によって就業規則や規定は異なるため、副業の可否は事前に確認しておきましょう。

4-2. 不動産投資をはじめる

不動産投資などの資産運用で、年収アップを目指す選択肢もあります。なお、副業が禁止されている場合でも、不動産投資は許可されていることがあります。就業規則を確認し、副業で稼ぎたいときは不動産投資を検討するのも1つの方法です。

また、不動産投資は、不動産会社に委託するかたちで運用してもらうことができるため、薬剤師の仕事が忙しい方でも取り組みやすいという特徴があります。

5. 年収2000万円は無理でも年収アップを目指す方法

年収2000万円は無理でも年収アップを目指す方法

年収2000万円はやはり難しいと思っても、せっかく薬剤師としてキャリアを積んでいくなら、少しでも年収アップを目指したいと思う人は多いでしょう。例えば、以下の方法であれば、場合によっては大幅な年収アップが見込める可能性があります。

  • メディカルライターに転職する
  • 大手ドラッグストアで働く
  • 需要の高い地方で働く

5-1. メディカルライターに転職する

薬剤師として年収アップを目指すなら、メディカルライターの職種に転職するという方法があります。メディカルライターは、医療用医薬品の製品情報の概要書の作成、MR教育用の各種資料の作成、医療品・医薬品の新製品プロモーションの企画立案などの業務を行う仕事です。

薬剤師としての専門知識を活かして、医師や医療従事者、患者様向けに医薬品の使用に関わる疾患啓発の原稿を作成するなどの業務を行うこともあります。専門性の高い仕事であるため、メディカルライターの仕事は、高収入で求人を募集していることがあります。

メディカルライターの年収は、実績を積み上げていくことで、1000万円以上を望める場合もあるのが特徴です。たとえば企業のメディカルライターの求人を見てみると、正社員の年収は450万円~750万円の企業もあるため、転職に成功すれば年収アップも実現できるでしょう。

5-2. 大手ドラッグストアで働く

年収アップを目指すには、大手ドラッグストアに転職するのも方法の一つです。年中無休のドラッグストアは土日や夜間の勤務があることもあり、勤務時間が長くなることも見込め、夜勤手当がつくこともあります。

また、大手ドラッグストアは昇給の制度が整っている傾向にあります。薬剤師としての経験を積んで、店長やマネージャーなどの役職に就ければ、年収800万円以上も実現できるかもしれません。その分、責任のあるポジションではありますが、収入を増やしたいときには、昇進を目指すことをおすすめします。

5-3. 需要の高い地方で働く

比較的需要の高い地方で働くことも視野に入れておくと良いでしょう。地方にあるドラッグストアや医療機関では、人口が少なく高齢化の問題を抱えており、薬剤師不足となっていることも珍しくありません。

地方のほうが薬剤師の需要は高く、高収入・高待遇が見込めるケースがあります。年収アップを目指すのであれば、需要の高い地域を見つけて転職を検討するのも一つの方法です。

しかし、募集時点で給料が高い薬剤師の求人は、そこまで多いわけではありません。希少だと言えるため、地方での転職を考えるなら、こまめにチェックしていくことが重要です。

6. 薬剤師として安定を目指すなら転職しよう

薬剤師として安定を目指すなら転職しよう

年収2000万円以上の収入がある人は0.6%で、簡単には達成できない目標であることが分かります。薬剤師で年収2000万円を実現するには、大手製薬会社に転職する、独立開業する、副業で収入をプラスするなどの方法が考えられます。

年収2000万円は不可能だとしても、年収アップや収入の安定を目指すなら、より好条件の職場に転職するのも一つの方法です。調剤薬局や病院薬剤師、ドラッグストア勤務から、製薬会社への転職を目指してみてはいかがでしょうか。

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