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薬剤師は安定している?将来性を見据えたときに選ぶべき職種とポイントを解説

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薬剤師は将来、飽和状態になるというネガティブなニュースを耳にしたことがある人も多いかもしれません。国家資格である薬剤師は、高収入が狙える職業だと言われます。売り手市場だと言われていたのは過去の話なのでしょうか。

薬剤師は安定した仕事なの?」「薬剤師で安定したいと思ったら、どの職種を選べばいいの?」と、将来を不安視する薬剤師もいるでしょう。

そこで本記事では、薬剤師が安定した職業かどうかを解説していきます。また、安定を重視したときの薬剤師の働き方や安定的に収入を得るコツも紹介していくため、是非参考にしてください。

1. 安定した職業とは?薬剤師はどう?

安定した職業とは?薬剤師はどう?

そもそも安定した職業とはどのような仕事を指すのでしょうか。近年ではAIやインターネットの進化・新型コロナウイルス感染症の影響などにより、人員削減に踏み切った大企業も見られます。

終身雇用制度の崩壊が囁かれる令和の時代では、将来の不安は拭えないものです。そこで、安定した職業の条件を知っておくと役に立ちます。現代における「安定した職業」の判断基準には、以下のようなものが挙げられます。

  • ・給料が高い水準で安定している
  • ・昇給の見込みがある
  • ・業界が衰退しづらい
  • ・多様な働き方が選べる
  • ・知識・スキルの向上が目指せる

このような特徴のある職業は、将来的にも安定して働くことができると考えられます。

2. 薬剤師は安定した職業だと言われる理由

薬剤師は安定した職業だと言われる理由

薬剤師は医療に欠かせない職業で、将来的にみても安泰だと耳にしたことがある人もいるでしょう。ここでは、安定した職業かどうかを知るために、薬剤師の現状と職業の特徴を解説します。

2-1. 平均年収が高めで昇給の見込みがある

安定した職業としては、平均年収が高めで昇給の見込みがあることが判断基準の1つとして挙げられます。厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によると、薬剤師の平均年収は580万円です。

国税庁の統計によると全国のビジネスパーソンの平均年収は443万円ですから、薬剤師は、一般的な年収よりも137万円ほど高いことが分かります。薬剤師は、平均年収が高い職業だと言えます。

※出典:令和3年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

※出典:令和3年分 民間給与実態統計調査|国税庁

次は、薬剤師の年齢別の平均年収から、昇給が見込めるかどうかをみていきましょう。下表は、薬剤師と全国の平均年収を年代別に表したものです。

薬剤師
平均年収
20代
425万円
30代
575万円
40代
636万円
50代
664万円
60代
578万円

※年収は「きまって支給する現金給与額」の12か月分に「年間賞与その他特別給与額」を足して算出

※千の位以下切り捨て

※出典:令和3年 賃金構造基本統計調査|厚生労働省

表をみると薬剤師の平均年収は、20代から30代、40代と年代が進むにつれて上がっています。このことから経験年数が長くなるほど、昇給が見込める職業であることが見て取れます。

2-2. 医療業界は景気に左右されない

薬剤師が安定した職業だと言われるのは、医療業界は景気に左右されないことも理由の1つです。医療系職種は人の健康や生活にかかわるため、今後も急激に需要がなくなるとは考えにくい分野です。

IT業界やインターネット広告業界のように、業界の急成長に伴って景気が良くなることもありませんが、失業の危機に立たされるというのも起きにくい業界です。

また、高齢化や新型コロナウイルス感染症の影響により、医療ニーズは高まりを見せています。団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題を目前にして、今後も、薬剤師を含む医療業界の需要は、減少しにくいと考えられています。

2-3. 働き方を柔軟に選べる

安定した職業の条件には、働き方を柔軟に選べるというのもあります。パートタイム・契約社員・正社員など、働き方を変えながら就業できる薬剤師は、育児や介護などとの両立を考えたときにも、続けやすい職業です。

さらに調剤薬局・病院・ドラッグストア・製薬会社など、就職先の選択肢が多く、働く場所や時間も柔軟に選びやすいという特徴もあります。一方で、キャリアによっては専門性の高さや経験を活かして、独立開業することも可能です。

製薬会社勤務の正社員、調剤薬局のパートタイム勤務など、多くの選択肢の中から働き方を選べる薬剤師は、長く続けられる仕事だと言えるでしょう。

2-4. 国家資格を有し専門スキルが積める

安定した職業の条件には、知識・技術の向上が目指せるというのもあります。薬剤師は、薬学や医学の知識をベースに、処方箋の調剤、服薬指導、薬歴管理を行う専門家です。

薬剤師になるには、大学の薬学部で6年間の養成課程を終了したあとに、国家資格試験を受けなければなりません。薬剤師の免許は、一度取得したら基本的には一生有効です。

さらに仕事を続ける中で、薬学・医学の知識を常に更新し続けることも可能です。安全かつ効果的な薬物治療を提供するために自己研鑽を続けていけば、仮に転職したとしても次の職場で即戦力として力を発揮できるでしょう。

2-5. 地方では薬剤師の需要が高い

一般的に、薬剤師は都市部よりも地方のほうが、給料が高い傾向にあります。これには、地方の薬剤師不足が関係しています。薬剤師の需要を測る資料としては、文部科学省のデータ『医師・歯科医師・薬剤師統計の概況』があります。

人口10万人に対して薬剤師の数が200人いると「充足している」と考えられ、令和2年時点の全国平均値は198.6人です。都道府県別の数値をみていくと、一部の都市部では充足がみられますが、青森・山形・福島など多くの地方では160人程度と、人手不足に陥っていることが分かります。

上記のことから、薬剤師不足に悩む地方では、依然として需要が高いと言えるでしょう。地方では、薬剤師を確保するために年収を高く設定して募集を出していることも少なくありません。勤務先を限定しなければ、高い年収が見込めるでしょう。

※出典:令和2年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況|文部科学省

3. 安定を重視するときに選ぶべき薬剤師の職種

安定を重視するときに選ぶべき薬剤師の職種

これまで説明してきた通り、前提として薬剤師は安定した職業だと結論付けられますが、薬剤師には、製薬企業に勤めるMRから調剤薬局までさまざまな職種があります。

将来性を見据えるなら、どの職種を選ぶかが重要です。ここでは、安定を重視するときに選ぶべき薬剤師の職種を、以下の3つに分けて解説します。

  • 製薬企業
  • 公務員薬剤師
  • 大手のドラッグストア・調剤薬局

3-1. 製薬企業

製薬企業は、人の健康回復や維持に関わる医薬品を供給する重要な役割を担う存在です。ドラッグストアや病院、調剤薬局など他の職種に比べると、比較的高収入の傾向にあり、将来性は豊かだと言えます。

製薬企業の中でも、医薬品の営業を行うMR職は、営業スキルやコミュニケーション能力がつく職種です。医薬品の薬学・医学をはじめとし、法律や規制に関する知識を身に付けられるのも魅力です。
MR職は、一般的な薬剤師の知識に加えて専門領域のスキルをつけていくと、需要の高い人材としてさらに市場価値が高まるでしょう。

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3-2. 公務員薬剤師

国家公務員薬剤師・地方公務員薬剤師・麻薬取締官などの公務員薬剤師も、安定した働き方の1つです。公務員薬剤師は、民間企業とは違い離職や降格の心配はほとんど必要ありません。また、給与体系が整っているため基本的には、勤続年数が長くなるほど昇給が見込めます。住宅手当、扶養手当などの福利厚生が充実しているのも特徴です。

公務員ですから、民間企業よりも退職金が高い可能性があるでしょう。また、給与や待遇面の安定性だけでなく、仕事内容も充実しています。厚生労働省などの省庁に所属していると、医薬品の品質や安全性の調査、医療費の見直し、薬剤師国家試験の試験問題作成などの業務を担います。

調剤や服薬指導など、民間企業に勤める薬剤師業務の経験は積めませんが、国の医療制度に携わることができ、大きなやりがいを感じるでしょう。

3-3. 大手のドラッグストア調剤薬局

ドラッグストアや調剤薬局は、大手チェーン展開する企業が多く見られます。特に調剤薬局は近くの病院に大きな影響を受けるため、中小企業や個人経営でも安定しているところもあります。

また、より安定した企業で働きたいと考えるなら、規模の大きな企業を選ぶことをおすすめします。大手企業のドラッグストアや調剤薬局は、給与体系や福利厚生が整っている傾向にあるからです。住宅手当や家賃補助、育休・産休制度などは、大手企業のほうが取得率は高い傾向にあります。

また、昇進制度が整っている企業であれば、働き方次第で、責任のあるポジションを目指すことも可能です。店長・エリアマネージャーや管理薬剤師などの役職に就けば、昇給や年収アップが見込めるでしょう。

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4. 薬剤師が安定した収入を得るためのコツ

薬剤師が安定した収入を得るためのコツ

将来への漠然とした不安を拭い去るためにも、給料が安定する方法を知っておきたいものです。薬剤師が安定した収入を得るためには、以下4つのコツがあります。

  • 管理薬剤師の経験を積む
  • コミュニケーション力を身に付ける
  • 専門性を高める
  • 在宅医療の経験を積む

4-1.管理薬剤師の経験を積む

安定した収入を得るためには、管理薬剤師の経験を積むのがおすすめです。管理薬剤師は、ドラッグストアや調剤薬局で、店舗責任者など管理者の立場を担います。

一般的な薬剤師の業務に加えて、管理薬剤師は従業員の指導・監督業務も行うため、マネジメント能力が身に付けられるのがメリットです。

企業にもよりますが管理者手当がつくことが多いため、年収が増える可能性もあります。将来的なキャリアアップを目指すときにも、管理薬剤師としての経験は大いに役立つでしょう。

4-2. コミュニケーション力を身に付ける

コミュニケーション力を身に付けることも、薬剤師として安定した収入を得るためのコツです。薬剤師は、患者様をはじめとして、患者様の家族、医師・看護師などの医療従事者ともやりとりをする機会が多い仕事です。

患者様の情報を聞き出すためにも、円滑にコミュニケーションを取る必要があります。さらに、医薬品の使用法や副作用の正確な情報を、分かりやすい言葉で説明することも大切です。また、病院薬剤師は医療チームの一員として医療スタッフとやりとりをしながら業務にあたるため、人間関係が良好に保てる力は役に立つでしょう。

特に、患者様と信頼関係を築くことや共感・協調などのコミュニケーションを取ることは、AIに取って代わられることのないスキルです。伝える力や聞く力を持ち、一人一人の患者様のニーズに応えられる薬剤師は、どの職種でも重宝されるでしょう。

4-3. 専門性を高める

薬剤師として安定を目指すなら、調剤や服薬指導ができるだけではなく専門性を身に付けることをおすすめします。専門や認定薬剤師資格は、転職するときにも有利に働くため、資格を取得するのもよいでしょう。

「がん薬物療法認定薬剤師」「在宅療養支援認定薬剤師」などの認定薬剤師の資格があれば、専門的な知識があることをアピールできます。

また、大手企業などでは、認定資格を持つ社員には資格手当を支給していることも珍しくありません。企業によっては資格取得にかかる費用を支援する制度もあるため、勤務先に、どのような制度があるのかを調べてみるとよいでしょう。

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4-4. 在宅医療の経験を積む

高齢社会問題が懸念される今、医療業界では在宅医療の需要が高まりを見せています。薬剤師として安定した収入を得るには、在宅医療の経験を積むのもおすすめです。

在宅医療の現場では、患者様の自宅に訪問して接するため、高いコミュニケーション力が求められます。さらに、患者様やそのご家族から、個々の患者様に合わせた丁寧な服薬指導が求められたり、予想していなかった質問がきたりすることもあるでしょう。

思いもよらない場面で適切な判断や対応をする能力は、薬剤師として働き続ける上で一生役に立つスキルとなるでしょう。

地域医療への貢献や将来独立を目指す人も、在宅医療を経験したいという人は少なくありません。10年後、20年後のキャリアを見据えて、在宅医療の現場に足を踏み入れるのも方法の1つだと言えるでしょう。

5. 薬剤師として安定を目指すなら転職しよう

薬剤師として安定を目指すなら転職しよう

薬剤師は、景気に左右されない医療業界の職種であり、高収入かつ収入の増加が見込める安定した職業だと言えます。

収入面で安定することを第一に考えたときに、薬剤師として選ぶべき職種としては、製薬企業、公務員薬剤師、大手ドラッグストア・調剤薬局などが例として挙げられます。現在の職場で安定は見込めないと感じたら、転職してみてはいかがでしょうか。

転職するときには、薬剤師に特化した転職エージェントに相談するのがおすすめです。個人の転職活動では得られない企業の情報や、就職のサポートを得て、安定した昇給が見込める職場への転職活動を成功させましょう。

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