薬剤師の年収ランキング!業種別や地域別からみる給料事情
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薬剤師は人の健康にかかわる責任の重い仕事であることから、平均年収よりも高い職業ではないかと思う薬剤師は多いでしょう。けれど、実際に受け取った給与明細をみると、多いのか少ないのか判断がつかないことがよくあります。
「薬剤師の年収は、ランキングでいうとどのあたりなの?」「他の薬剤師は、どれくらいの給料を受け取っているの?」という疑問を持つ薬剤師もいるかもしれません。
そこで今回の記事では、薬剤師の年収について、他職種や他の医療系職種と比べたランキング、都道府県ランキング、業種ランキングなど、さまざまな形でランキング付けしていきます。
目次
薬剤師の年収ランキング!業種別や地域別からみる給料事情
1. 薬剤師の年収ランキング

薬剤師の年収が多いのか少ないのかを客観的に判断するためには、以下の4つの年収ランキングが役に立ちます。
- 職種ランキング
- 医療系職種ランキング
- 都道府県別ランキング
- 年齢別ランキング
それぞれの年収ランキングを、詳しくみていきましょう。
1-1. 職種ランキング
厚生労働省の賃金構造基本統計調査からは、職業別の平均年収が分かります。下表は、平均年収の高い順に30位までをランク付けしたものです。
- 順位
- 職種
- 平均年収
- 1
- 医師
- 1,710万円
- 2
- 法務従事者
- 1,194万円
- 3
- 航空機操縦士
- 1,130万円
- 4
- その他の経営・金融・保険専門職業従事者
- 1,082万円
- 5
- 大学教授(高専含む)
- 965万円
- 6
- 公認会計士,税理士
- 835万円
- 7
- 管理的職業従事者
- 807万円
- 8
- 大学准教授(高専含む)
- 804万円
- 9
- 歯科医師
- 733万円
- 10
- 小・中学校教員
- 709万円
- 11
- 獣医師
- 699万円
- 12
- 高等学校教員
- 694万円
- 13
- 著述家,記者,編集者
- 675万円
- 14
- 研究者
- 645万円
- 15
- 音楽家,舞台芸術家
- 644万円
- 16
- システムコンサルタント・設計者
- 640万円
- 17
- 大学講師・助教(高専含む)
- 609万円
- 17
- 土木技術者
- 609万円
- 19
- 不詳
- 604万円
- 20
- 建築技術者
- 589万円
- 21
- 電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)
- 582万円
- 22
- 機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く)
- 576万円
- 23
- 薬剤師
- 572万円
- 24
- 企画事務員
- 569万円
- 25
- 他に分類されない専門的職業従事者
- 564万円
- 25
- 船内・沿岸荷役従事者
- 564万円
- 27
- 機械技術者
- 562万円
- 28
- 宗教家
- 548万円
- 29
- 化学技術者
- 545万円
- 30
- 助産師
- 544万円
※事業規模100〜999人
※年収は「きまって支給する現金給与額」の12か月分と、「年間賞与その他特別給与額」を足して算出
※千の位以下切り捨て
※出典:令和3年賃金構造基本統計調査|厚生労働省
厚生労働省のデータからみると、薬剤師の平均年収は572万円で、142種類の職業のなかで23位にランクインしています。
上位を占める、医師や弁護士・裁判官、パイロットなど平均年収が1,000万円を超える職業もありますが、平均の487万円よりも85万円も上回った金額だと分かります。薬剤師に近い平均年収の職業は、建築技術者や電気通信技術者などです。
1-2. 医療系職種ランキング
医療系職種には、医師や看護師、臨床検査技師などさまざまな職種があり、薬剤師はどの位置にいるのか気になる人もいるでしょう。下表は、先ほどの厚生労働省による賃金構造基本統計調査のデータに基づき、医療系職種のみに絞った平均年収をランキングにしたものです。
- 順位
- 医療系職種
- 平均年収
- 1
- 医師
- 1,710万円
- 2
- 歯科医師
- 733万円
- 3
- 薬剤師
- 572万円
- 4
- 助産師
- 544万円
- 5
- 診療放射線技師
- 522万円
- 6
- 歯科技工士
- 520万円
- 7
- 看護師
- 483万円
- 8
- 臨床検査技師
- 463万円
- 9
- 保健師
- 436万円
- 10
- 理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士
- 418万円
※事業規模100〜999人
※年収は「きまって支給する現金給与額」の12か月分と、「年間賞与その他特別給与額」を足して算出
※千の位以下切り捨て
※出典:令和3年賃金構造基本統計調査|厚生労働省
表の通り、薬剤師は、医師、歯科医師に次いで3位に位置しています。薬剤師は6年制の修士課程を経て免許を取得しなければならない職業であることを考えると、他の職種よりも高い位置にいるのも納得できるのではないでしょうか。
後には、助産師、放射線技師、歯科技工士、看護師などが続きます。年収400万円台の9位、10位の医療系職種と比較すると100万円以上の差が出ていることからも、薬剤師の年収は高いと言えるでしょう。
1-3. 都道府県別ランキング
では、地域によって薬剤師の年収に違いはあるのでしょうか。下表は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査を基に、薬剤師の年収を47都道府県で高い順にランキングしたものです。
- 順位
- 都道府県
- 平均年収
- 1
- 山口県
- 780万円
- 2
- 福島県
- 737万円
- 3
- 宮城県
- 677万円
- 4
- 長野県
- 676万円
- 5
- 青森県
- 661万円
- 6
- 高知県
- 655万円
- 7
- 島根県
- 650万円
- 8
- 岩手県
- 645万円
- 9
- 秋田県
- 631万円
- 10
- 徳島県
- 630万円
- 11
- 鳥取県
- 629万円
- 12
- 滋賀県
- 623万円
- 13
- 茨城県
- 608万円
- 14
- 静岡県
- 597万円
- 15
- 神奈川県
- 593万円
- 16
- 石川県
- 590万円
- 16
- 栃木県
- 590万円
- 18
- 香川県
- 583万円
- 18
- 愛知県
- 583万円
- 20
- 山形県
- 579万円
- 20
- 山梨県
- 579万円
- 22
- 奈良県
- 569万円
- 23
- 埼玉県
- 564万円
- 24
- 三重県
- 561万円
- 25
- 福岡県
- 559万円
- 26
- 兵庫県
- 556万円
- 27
- 群馬県
- 555万円
- 28
- 北海道
- 554万円
- 29
- 千葉県
- 548万円
- 30
- 福井県
- 547万円
- 31
- 京都府
- 545万円
- 32
- 岐阜県
- 544万円
- 32
- 愛媛県
- 544万円
- 32
- 和歌山県
- 544万円
- 32
- 長崎県
- 544万円
- 36
- 新潟県
- 538万円
- 37
- 富山県
- 537万円
- 38
- 佐賀県
- 535万円
- 39
- 広島県
- 527万円
- 40
- 熊本県
- 521万円
- 41
- 宮崎県
- 520万円
- 41
- 大阪府
- 520万円
- 43
- 鹿児島県
- 519万円
- 44
- 東京都
- 508万円
- 45
- 岡山県
- 505万円
- 46
- 大分県
- 479万円
- 47
- 沖縄県
- 461万円
※年収は「きまって支給する現金給与額」の12か月分と、「年間賞与その他特別給与額」を足して算出
※千の位以下切り捨て
※出典:賃金構造基本統計調査 2020年|厚生労働省
薬剤師の全国平均年収、572万円と見比べると都道府県別のランキングでは、山梨県、奈良県がちょうど全国平均と同じ年収だと言えます。一般的には、首都圏や地方都市のほうが年収は高い傾向にありますが、薬剤師に限ってはそうではありません。
3位までには、山口県、福島県、宮城県と、地方が並びます。44位に東京都、42位に大阪府がランクインしていることからも明らかです。
このように地域によって平均年収の差が出るのは、都道府県ごとに薬剤師の不足状況が異なるためです。薬剤師不足に悩む地方では、年収が高い傾向にあります。
1-4. 年代別ランキング
薬剤師の中で、最も年収が高いのはどの年代なのでしょうか。下表は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査を基に、薬剤師の年収を年代別に分けてランキングしたものです。
- 順位
- 年齢
- 平均年収
- 1
- 50代
- 658万円
- 2
- 40代
- 628万円
- 3
- 60代
- 565万円
- 4
- 30代
- 546万円
- 5
- 20代
- 398万円
※事業規模100〜999人、年収は「きまって支給する現金給与額」の12か月分と、「年間賞与その他特別給与額」を足して算出
※千の位以下切り捨て
※出典:令和3年 賃金構造基本統計調査|厚生労働省
上表をみると、薬剤師の年収は、50代と40代が最も高く、20代の平均年収よりも200万円以上も高いことがわかります。勤続年数が長くなると、昇進して役職手当が付く人が増えていくためです。就職した企業や職場、働き方によって違いはありますが、一般的には経験年数を経るごとに給料は上がっていく職業であることが分かります。
2. 薬剤師の職種別年収ランキング

薬剤師は、調剤薬局やドラッグストア以外にも、製薬会社、病院などの勤務先があり、職種ごとに平均年収が異なります。ここでは、大きく分けて下記4つの職種ごとに、平均年収をランキングしていきます。
- 調剤薬局
- ドラッグストア
- 製薬会社
- 病院
それぞれの職種の、企業ごとのランキングをみていきましょう。
2-1. 調剤薬局年収ランキング
調剤薬局は、多くの薬剤師が勤める職場の一つです。調剤薬局には、大手調剤薬局グループから、地域密着型の調剤薬局までさまざまな事業規模の薬局が存在します。下表は、株式公開されている大手調剤薬局の有価証券報告書から平均年収を参照し、ランキングしたものです。
- 順位
- 企業名
- 平均年収
- 1
- シップヘルスケアホールディングス株式会社
(グリーンファーマシー・日星調剤など) - 770万円
- 2
- クオールホールディングス株式会社
(クオール薬局) - 697万円
- 3
- 株式会社アインホールディングス
(アイン薬局) - 663万円
- 4
- 東邦ホールディングス株式会社
(太誠堂薬局など) - 604万円
- 5
- 株式会社スズケン
(ファーコス薬局) - 600万円
- 6
- 株式会社メディカル一光グループ
(フラワー薬局) - 573万円
- 7
- 株式会社メディカルシステムネットワーク
(なの花薬局) - 553万円
- 8
- ファーマライズホールディングス株式会社
(ファーマライズ薬局など) - 543万円
- 9
- 株式会社トーカイ
(たんぽぽ薬局) - 540万円
- 10
- 日本調剤株式会社
(日本調剤薬局) - 528万円
※千の位以下切り捨て
調剤薬局の上位10社は、平均年収が540万円以上です。ただし、このランキングは企業に勤める従業員全体の平均年収で、役員、総務、医療事務などの年収もあわせた平均値で、薬剤師だけの年収ではありませんので参考としてご覧ください。
2-2. ドラッグストア年収ランキング
ドラッグストアは、調剤薬局と同様に多くの薬剤師が勤務する職場です。全国規模から地方だけで展開しているドラッグストアもあります。下表は、株式公開されている大手ドラッグストアの有価証券報告書から平均年収を参照し、ランキングしたものです。
- 順位
- 企業名
- 平均年収
- 1
- 株式会社クリエイトSDホールディングス
- 1,182万円
- 2
- 株式会社マツキヨココカラ&カンパニー
- 834万円
- 3
- ウエルシアホールディングス株式会社
- 795万円
- 4
- スギホールディングススギホールディングス
- 728万円
- 5
- 株式会社バローホールディングス
- 705万円
- 6
- 株式会社アインホールディングス
- 663万円
- 7
- 株式会社ツルハホールディングス
- 638万円
- 8
- 株式会社カワチ薬品
- 540万円
- 9
- 株式会社サンドラッグ
- 514万円
- 10
- 株式会社コスモス薬品
- 420万円
※千の位以下切り捨て
ドラッグストアの平均年収の上位には、クリエイトSD、マツモトキヨシとココカラファイン、ウエルシア薬局、スギ薬局など、広域エリアに店舗を構えている企業がランクインしています。また、ドラッグストアは求人数が多く、薬剤師の転職先として人気があります。
しかし、上記のランキングは企業に勤める従業員全体の平均年収で、仕入、美容部員、経理や総務などの社員の給料もあわせた平均年収で、薬剤師だけの年収ではありませんので参考としてご覧ください。
2-3. 製薬会社年収ランキング
製薬会社は、高収入の傾向にあり、薬剤師の就職先として人気があります。下表は、株式公開されている大手製薬会社の有価証券報告書から平均年収を参照し、ランキングしたものです。
- 順位
- 企業名
- 平均年収
- 1
- ソレイジア・ファーマ株式会社
- 1,490万円
- 2
- サンバイオ株式会社
- 1,247万円
- 3
- そーせいグループ株式会社
- 1,228万円
- 4
- シンバイオ製薬株式会社
- 1,194万円
- 5
- 武田薬品工業株式会社
- 1,105万円
- 6
- 第一三共株式会社
- 1,094万円
- 7
- アステラス製薬株式会社
- 1,064万円
- 8
- 大塚ホールディングス株式会社
- 1,044万円
- 9
- エーザイ株式会社
- 920万円
- 10
- ペプチドリーム株式会社
- 882万円
※千の位以下切り捨て
製薬会社の上位には、1,000万円以上の企業も多数あります。ただし、このランキングは企業に勤める従業員全体の平均年収で、研究開発、MR、事務、広報なども含まれます。薬剤師だけの年収ではありませんので参考としてご覧ください。
2-4. 病院薬剤師の年収ランキング
病院薬剤師は、他の職種と異なり、最先端の薬物療法を行いながら深く患者さんのケアに携わることもでき、やりがいのある仕事です。公営・民営など、病院の運営元ごとに年収の違いはあるのでしょうか。下表は、厚生労働省の医療経済実態調査を基に、薬剤師の平均年収を参照してランキングしたものです。
- 順位
- 病院種別
- 平均年収
- 1
- 社会保険関係法人
- 598万円
- 2
- 公立病院
- 593万円
- 3
- 国立病院
- 571万円
- 4
- 医療法人
- 524万円
※千の位以下切り捨て
※「国立」は、国や独立行政法人国立病院機構、国立大学法人、独立行政法人労働者健康安全機構、国立高度専門医療研究センター、独立行政法人地域医療機能推進機構
※「公立」は、都道府県立、市町村立、地方独立行政法人立病院
※「社会保険関係法人」は、健康保険組合及びその連合会、共済組合及びその連合会、国民健康保険組合
上表によると、病院薬剤師の全体の平均年収は550万円で、社会保険関連法人、公立病院、国立病院は平均値を上回ります。公立病院・国立病院に勤務する薬剤師は、給与体系に準じて勤続年数とともに給料も上がっていく傾向にあります。
3. 薬剤師が年収を上げるための方法は?ランキングを基に解説

これまで、多様な切り口のランキングから薬剤師の年収をみてきました。実際に貰っている給料と見比べて、もっと年収を上げたいと思う薬剤師もいるでしょう。薬剤師が年収を上げるには、主に以下4つの方法があります。
- 今の職場での昇進を目指す
- 資格を取得する
- 働き方を変える
- 条件のよい職場へ転職する
それぞれの方法を詳しく紹介していきます。
3-1. 今の職場での昇進を目指す
薬剤師が年収アップを目指すためには、今の職場で昇進を目指すという方法があります。調剤薬局の管理薬剤師、病院薬剤師の薬局長、MRの所長や営業部長、ドラッグストアのエリアマネージャーを目指す方法です。
年齢別ランキングをみると、薬剤師の年収が、年齢が上がるにつれて給料が増える傾向にあるのは、昇進が関わっている可能性があります。
調剤薬局やドラッグストアの管理薬剤師は、企業にもよりますが20代、30代でも目指せるポジションだと言えます。管理薬剤師は、薬剤師として服薬指導や調剤を行いながら、従業員の指導・教育役や店舗管理業務を行う立場です。一般薬剤師よりも責任が増え業務も増えますが、役職手当がつき、年収が上がる可能性があります。
また、管理薬剤師として働く上で得たスキルや経験は、将来転職を考えた際にも有利に働くでしょう。昇進を目指す方法は、働く上でも、いずれ転職活動をするという視点から見ても、メリットがあります。
薬局の管理を担いながら、薬剤師の職場を統括するポジションである「管理薬剤師」について詳しく解説します。
3-2. 資格を取得する
薬剤師が年収を上げる方法には、資格を取得するという方法もあります。近年、専門や認定薬剤師資格を持つ薬剤師が評価されてきているためです。
大手企業を中心に、認定資格を持つ社員には資格手当を支給する、資格取得にかかる費用を支援するといった動向がみられます。
まだ専門・認定資格を持っていない薬剤師は、資格支援制度が整った企業へ転職することも、収入アップにつながる方法の一つだと言えるでしょう。
また、2016年度に診療報酬改定が新設されてから、かかりつけ薬剤師の経験がある薬剤師の需要が高まりをみせています。かかりつけ薬剤師としての勤務歴があり、実績を持つ薬剤師は、転職するときにも有利に働くでしょう。
そして、高齢化社会を目の当たりにして、在宅医療の経験を持つ薬剤師も重視されています。往診への同行、介護施設だけでなく個人宅訪問の経験があるなど、在宅医療に深く携わった経験があると、転職時にも高い評価が得られやすいでしょう。
特定の専門分野において十分な知識と技術を有すると認定を受けた薬剤師である「専門薬剤師」について詳しく解説します。
3-3. 働き方を変える
薬剤師が年収を上げる方法には、働き方を変えるというのも一つの手です。薬剤師は、派遣社員、パート・アルバイト、正社員など、いろいろな働き方ができる職業です。
例えば、パートやアルバイトから派遣社員になり勤務時間を長くする、将来設計を見据えて派遣社員から正社員へと働き方を変えるなどの方法があります。
ただし、女性薬剤師の中には、子育てとの両立や家庭の時間を充実させるために、パート・アルバイトを選ぶという人も少なくありません。正社員は異動がある、残業が発生するという企業もあります。働き方を変える方法は、年収だけでなく、ワークライフバランスとの兼ね合いや、将来的にどういった働き方を希望するかという両側面から鑑みる必要があるでしょう。
3-4. 条件のよい職場へ転職する
条件のよい職場への転職も、薬剤師が年収を上げる方法の一つです。例えば、病院薬剤師からドラッグストア・調剤薬局など他の業種への転職をするという方法です。前述のランキングからみても、薬剤師は働く場所によって給与が大きく異なります。
また、同じ職種でも転職により年収アップが実現しやすいのは、企業ごとに給与基準が異なるためです。例えば、ほとんど同じ仕事内容や同じ役職の薬剤師でも、給与基準が異なると50万円近く差が出ることもあります。
そして、都道府県別のランキングをみても分かるように、都市部よりも地方のほうが薬剤師の年収は高い傾向にあります。薬剤師不足の企業や薬局など地方を転職先として考えるのもよいでしょう。
4. 薬剤師の年収ランキングを参考にして転職しよう

今回の記事では、薬剤師の年収について、他職種や他の医療系職種と比べたランキング、都道府県ランキング、業種ランキングなど、さまざまな形でランキング付けしてきました。
薬剤師の年収は全体からみると高い傾向にありますが、もっと年収を上げたいと考えている薬剤師はたくさんいます。年収アップを目指すには、昇進を目指す、資格を取得する、働き方を変えるなどに加えて、条件のよい職場へ転職するなどの方法を取るのがコツです。
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