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ラウンダー薬剤師の働き方は?メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説

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「ラウンダー薬剤師」という働き方をご存じですか?多くの求人情報を見ている中で、「ラウンダー薬剤師は具体的にどのような働き方をするの?」「メリット・デメリットは?」など疑問を持ったことがあるかもしれません。

そこで今回は、ラウンダー薬剤師の働き方のメリット・デメリットや求められる能力、ラウンダー薬剤師に向いている人などを解説します。

1. ラウンダー薬剤師とは?

ラウンダー薬剤師とは?

ここでは、ラウンダー薬剤師の働き方と、ラウンダー薬剤師が勤務する職場について解説します。

1-1. ラウンダー薬剤師の働き方

ラウンダー薬剤師とは、急な人手不足や新規開店、ピークタイムの人手不足を補填するために、複数の店舗を回っている薬剤師のことを指します。店舗の状況に合わせて、調剤業務・監査・投薬・雑務など、多岐にわたる業務をおこないます。

処方箋を出す医師が変わると対応する科も処方箋も変わるため、ラウンダー薬剤師には、さまざまな処方箋や各店舗の状況に柔軟に対応できる能力が求められます。

また、ラウンダー薬剤師は、基本的に日によって違う薬局で勤務するのが一般的です。場合によっては、午前中と午後で違う店舗に移動することもあります。

1-2. ラウンダー薬剤師が勤務する職場

ラウンダー薬剤師が勤務するのはチェーン展開する調剤薬局やドラッグストアの企業で、以下のようなケースの店舗です。

  • 土曜の午前中など特定の時間だけが忙しく、人手が不足している
  • 管理薬剤師の休日に代理で勤務する
  • 新たな人材が補充されるまでの間カバーする

薬局チェーン店などでは、複数の店舗を管理する必要があり、薬剤師の人員が不足することも少なくありません。突発的に人手不足に陥ることも多いため、ラウンダー薬剤師は、通常、一カ所に留まることなくさまざまな店舗で業務にあたります。

2. ラウンダー薬剤師の年収

ラウンダー薬剤師の年収

勤務先や企業にもよりますが、ラウンダー薬剤師の年収は、約450万〜約700万円(※)が相場です。職場によっては、「800万円以上可能」という条件の求人情報もあります。

令和4年賃金構造基本統計調査によると、一般薬剤師の平均年収が約582万円であることから、ラウンダー薬剤師の年収相場は高いことがわかります。その理由は、多様な処方箋や薬局ごとで異なるルールに瞬時に対応する必要があるなど、高度な能力と知識が求められるためです。

また、ラウンダー薬剤師は、不規則な勤務時間や急な勤務地の変更にも対応しなければなりません。負担を補う形で、年収が高く設定されているのです。

※1出典:アポプラス薬剤師の求人情報より ※2出典:令和4年賃金構造基本統計調査|厚生労働省
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3. ラウンダー薬剤師になるメリット

ラウンダー薬剤師になるメリット

ラウンダー薬剤師になるメリットには、主に以下の3つがあります。

  • さまざまな処方を経験できる
  • 人間関係の悩みができにくい
  • 管理職にならずに高収入が見込める

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

3-1. さまざまな処方を経験できる

ラウンダー薬剤師になるメリットの1つ目は、さまざまな処方を経験できることです。一般薬剤師は、一定の職場に勤務するため扱う医薬品の数が限られる傾向にあります。

一方で、複数の職場に勤務するラウンダー薬剤師は、多様な処方箋に対応します。さまざまな処方に対応した経験は、転職する場合や他の職場に配属されたときにも役立ち、高い評価が得られるでしょう。

3-2. 人間関係の悩みができにくい

ラウンダー薬剤師になるメリットの2つ目は、人間関係の悩みができにくいことです。

ラウンダー薬剤師は複数の現場を回るため、長期間同じメンバーで働くことは少ないです。そのため、人間関係のトラブルが発生するリスクは低いといえます。初めて会う人と仕事をうまくやるコミュニケーション能力は求められますが、閉鎖的な職場に起因する人間関係のストレスは起こりにくいでしょう。

3-3. 管理職にならずに高収入が見込める

ラウンダー薬剤師になるメリットの3つ目は、管理職にならずに高収入が見込めることです。薬剤師が高収入を目指す場合は、昇進を目指すのが一般的です。

例えば、薬剤師が年収700万円を目指す場合、調剤薬局では管理薬剤師やエリアマネージャー、ドラッグストアでは薬局長などの役職を目指すルートが王道です。しかし、役職につくと必然的に責任が伴うことも珍しくありません。

そこで、「収入をあげたいけれど、管理職は避けたい」と考える人には、ラウンダー薬剤師の仕事をおすすめします。

なお、ラウンダーという働き方は徐々に認知されるようになっていますが、ラウンダーに転職するだけでは、一般薬剤師と比較して「年収が約50万円増える」というレベルに留まる例も見られます。さらに高い年収を希望する場合は、ラウンダーから将来的にエリアマネージャーを目指すなど、昇進も視野に入れることをおすすめします。

4. ラウンダー薬剤師になるデメリット

ラウンダー薬剤師になるデメリット

ラウンダー薬剤師になるデメリットには、以下の4つがあります。

  • 幅広い知識が必要になる
  • 不規則な勤務形態になる
  • 勤務地が不規則になる
  • 残業が発生しやすい

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

4-1. 幅広い知識が必要になる

ラウンダー薬剤師になるデメリットの1つ目は、幅広い知識が必要になることです。さまざまな薬局で勤務するため、幅広い種類の処方箋に対応できる薬学の知識が求められます。

ラウンダー薬剤師の求人は、3年以上の調剤経験が条件とされている場合もあり、調剤の実績が浅い人や調剤未経験の人は、応募しても採用されない可能性があるでしょう。

4-2. 不規則な勤務形態になる

ラウンダー薬剤師になるデメリットの2つ目は、不規則な勤務形態になることです。企業側は、薬剤師の欠員をカバーするためにラウンダー薬剤師を雇用しているため、日勤・夜勤など、勤務形態は日によって変わるのが一般的です。

とくに、多くの薬剤師が勤務するのを嫌がる夜間や週末、祝日に勤務が発生するケースも多くあります。また、急な体調不良などで欠員が発生したときには、当日に勤務時間の調整が必要になることもあるでしょう。

4-3. 勤務地が不規則になる

ラウンダー薬剤師になるデメリットの3つ目は、勤務地が不規則になることです。

複数の店舗を担当するため、毎日違う場所へ通勤することがよくあります。通勤時間や通勤場所が日によって変わることで、生活リズムが乱れたり、ストレスを感じやすくなったりすることもあるでしょう。

勤務地が不規則になるとライフスタイルに大きな影響を及ぼすため、精神的や身体的な負担が大きくなるのは、デメリットといえます。

4-4. 残業が発生しやすい

ラウンダー薬剤師になるデメリットの4つ目は、残業が発生しやすいということです。ラウンダー薬剤師は、翌日も同じ場所で勤務するとは限らないため、原則として業務を次の日に持ち越せません。

薬歴を記録するなどの業務をやり残すことのないよう、その日のうちに終わらせる必要があります。仕事が全て終わるまで退勤できないため、結果的に残業が増える可能性があります。

5. ラウンダー薬剤師に求められる能力

ラウンダー薬剤師に求められる能力

ラウンダー薬剤師に求められる能力には、主に以下の3つがあります。

  • 幅広い処方箋の知識と調剤スキル
  • コミュニケーション能力
  • スケジュール管理・自己管理能力

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

5-1. 幅広い処方箋の知識と調剤スキル

ラウンダー薬剤師になるには、幅広い処方箋の知識と調剤スキルが求められます。医薬品や病気に関する専門知識だけでなく、調剤スキルも必要なのです。

薬剤師が独り立ちするには、およそ3年程度の調剤実務が必要とされていますが、実際にはそれ以上の実務経験を求められることが多いです。

5-2. コミュニケーション能力

ラウンダー薬剤師には、コミュニケーション能力も必要です。年齢や性別を問わず、さまざまな患者さまや薬局のスタッフとやりとりする力が求められます。

勤務地が変わると、共に仕事をするスタッフも違えば店舗ごとのルールも異なるため、それぞれの店舗に合わせた業務をおこなう必要があります。初めて行く店舗でも、薬剤師とコミュニケーションを取り、その店舗のルールを把握しながら仕事をこなすコミュニケーション能力が求められます。

どのような場所でも対応できる高いコミュニケーションスキルを持つ人は、ラウンダー薬剤師として重宝されるでしょう。

5-3. スケジュール管理・自己管理能力

スケジュール管理・自己管理能力も、ラウンダー薬剤師に必要な能力です。毎日、異なる店舗に勤務したり、勤務時間が変動したりするラウンダー薬剤師にとって、スケジュールや体調の自己管理は欠かせません。

土地勘のない地域への勤務や、一日に複数の場所に勤務する場合には、通勤ルートやかかる時間を事前に予測し、毎日計画的に行動する必要があるでしょう。

6. ラウンダー薬剤師に向いている人

ラウンダー薬剤師に向いている人

ラウンダー薬剤師に向いている人には、以下のような特徴があります。

・収入アップを目指している
収入アップを目指している人は、ラウンダー薬剤師をおすすめします。ラウンダーの給料は高めに設定されているため、一般薬剤師よりも高収入が見込めるのです。
・各々の店舗ルールに柔軟に対応できる
変化に対して柔軟な姿勢を持ち、学習意欲が高いことも重要です。いくつもの店舗にわずかな期間ずつ勤務するため、店舗ごとの癖(薬棚の配置、ルール、人間関係など)にある程度柔軟に対応できる人材でないと難しいでしょう。
新しい環境に馴染みやすく、さまざまな作業手順や人間関係の中で働くことができる人には、ラウンダー職をおすすめします。
・職場が複数あることに抵抗がない
職場が変わることを楽しめる人には、ラウンダー職が向いています。ラウンダー薬剤師は、勤務地が不規則になることが多いです。固定の職場での勤務を求める人や、職場がよく変わることにストレスを感じる人には合わないかもしれません。
・通勤時間や勤務時間の融通が利く
ラウンダー勤務は、1日または週単位で勤務地が変わるのが一般的です。そのため、通勤時間や勤務時間が安定しません。通勤時間や始業・終業時間、勤務時間が自由な人が重宝されるポジションです。
いくつもの薬局での勤務経験は幅広い知識とスキルの獲得につながるため、ラウンダー薬剤師という特殊な働き方をポジティブに捉えられる人に向いているといえるでしょう。

7. ラウンダー薬剤師の求人は転職サイトで探そう

ラウンダー薬剤師の求人は転職サイトで探そう

ラウンダー薬剤師という働き方は、さまざまな処方を経験したい人や収入アップを目指す薬剤師には魅力的な選択肢の1つです。

しかし、調剤経験が浅い場合や変化に対して消極的だと判断される場合などはラウンダーを希望しても採用されない可能性があります。自分の適性や熱意をしっかりとアピールするには、面接対策など事前準備を入念におこなうことが重要です。

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