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薬剤師の平均年収はいくら?都道府県別から業種別まで詳しく解説!

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「薬剤師の平均年収っていくら?」「薬剤師は勤務先によって収入が変わるって本当?」

多くの薬剤師にとって、平均収入は就職先や転職先を検討するうえで、関心の高い項目です。人生設計の見通しを立てるためにも、薬剤師の平均収入を知って、今後の働き方を選びたいと考える人もいるでしょう。

そこで今回は、薬剤師の平均年収について、男女別、都道府県別、業種別などに分けて詳しく解説します。薬剤師が年収を上げるための方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 薬剤師の平均年収は高い?

薬剤師の平均年収は高い?

薬剤師は、人の命や健康に関わる職業であるため、給与は高い印象がある人も多いでしょう。しかし、実際のところはどうなのでしょうか。ここでは、薬剤師の平均年収を、以下の4つの切り口から解説していきます。

  • 薬剤師の年収
  • 男女別平均年収
  • 年齢別平均年収
  • 都道府県別の年収比較

1つずつ詳しく見ていきましょう。

1-1. 薬剤師の年収

厚生労働省の統計データをみると、2020年度における薬剤師の全国の平均年収は、約565万円です。全国の平均年収433万円よりも、100万円以上高いことがわかります。平均年収の内訳は、月給が約39万円で、賞与など特別給与が約92万円です。

出典:令和2年 賃金構造基本統計調査 |厚生労働省
出典:令和2年分 民間給与実態統計調査|国税庁

1-2. 男女別平均年収

薬剤師は、男女で平均年収に違いはあるのでしょうか。薬剤師の全体、および男女別の平均年収は下表の通りです。

男女
平均年収 約565万円 約624万円 約527万円

以上のことから、薬剤師の平均年収は、女性よりも男性の方が年収は高い傾向にあることが見てとれます。薬剤師の男女比をみると女性が6割で、女性の薬剤師は結婚・出産などライフイベントを機に、働き方を変えることがあります。これにより雇用条件が正社員から非正規雇用になることも、年収の男女差に関係しているのでしょう。

出典:令和2年 賃金構造基本統計調査 |厚生労働省

1-3. 年齢別平均年収

就職したばかりで収入が少ない人も、今後、年齢を重ねていくにつれて年収は上がるのか不安に思う人もいるかもしれません。厚生労働省の統計表によると、年齢別の薬剤師の平均年収は、下表の通りです。

年齢 平均月収 平均年収
25~28歳 約31万円 約455万円
29~33歳 約35万円 約505万円
34~38歳 約36万円 約524万円
39歳以上 約42万円 約607万円

※事業規模100~999人、所定内給与額、経験年数を新卒年齢24歳に足して算出
※年収は所定内給与額の12か月分と、年間賞与その他特別給与額を足して算出
※四捨五入した値

薬剤師は、年齢が上がるにつれて平均年収も上がる傾向にあります。また、調剤薬局や製薬会社など、勤務する職種によっても差があります。

出典:令和3年 賃金構造基本統計調査|厚生労働省

1-4. 都道府県別の年収比較

一般的には、首都圏など都市部のほうが給与は高い傾向にありますが、薬剤師はそうとは言い切れません。地域によっては薬剤師不足が深刻化しているため、地方のほうが高収入を得られることもあります。

都道府県別の上位3県、下位3県の薬剤師の平均年収は下表の通りです。

順位 都道府県 平均年収
1位 山口県 約780万
2位 福島県 約737万
3位 宮城県 約678万
45位 岡山県 約505万
46位 大分県 約479万
47位 沖縄県 約461万

※きまって支給する給与額の12か月分と、年間賞与その他特別給与額の合計で算出
※100~999人規模の事業所
※四捨五入した値

出典:令和2年 賃金構造基本統計調査|厚生労働省

2. 薬剤師の平均年収を他の医療従事者と比較

医療従事者には、薬剤師以外にも医師・診療放射線技師・看護師・臨床検査技師などの職種があります。薬剤師と平均年収の差があるのか気になる人もいるでしょう。

厚生労働省の調査データによると、医療従事職別の平均年月収・年収は下表の通りです。

職種 平均月収 平均年収
医師 約123万円 約1,541万円
歯科医師 約51万円 約646万円
薬剤師 約37万円 約519万円
看護師 約32万円 約462万円
診療放射線技師 約33万円 約484万円
臨床検査技師 約29万円 約420万円
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士 約28万円 約398万円

※きまって支給する給与額の12か月分と年間賞与その他特別給与額の合計で算出
※100~999人規模の事業所
※四捨五入した値

薬剤師の平均年収は、医療従事者の中でも高めです。医師は1,500万円を超える高収入ですが、看護師や診療放射線技師の平均年収がおよそ400万円台であることをみると、薬剤師は医療従事者の中でも給与が高めだとわかります。

出典:賃金構造基本統計調査 / 令和3年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種|厚生労働省

3. 薬剤師の平均年収は業種によって変わる?

薬剤師の平均年収は、働く業種によって異なります。主な就職先としては、以下の4つがあります。

  • 製薬会社など民間企業
  • ドラッグストア
  • 国公立病院・民間病院
  • 調剤薬局

ここでは、それぞれの平均年収を詳しく見ていきましょう。

3-1. 製薬会社など民間企業

平均年収 約550万~700万円
平均月収 約39万円
賞与(ボーナス)1回分 約78万円

※アポプラス薬剤師求人サイトに掲載している求人データを参考に、1回分のボーナス(約2ヵ月分として)を算出

製薬会社などの民間企業に勤める薬剤師の平均年収は、約625万円です。製薬会社の年収は、調剤薬局・ドラッグストア・病院薬剤師など他の職場と比べて、高い傾向にあります。研究開発職や医薬情報担当者(MR)ともなると、年収が1,000万円を超えることも考えられます。

ただ、製薬会社に就職しても、薬事や治験コーディネーターなど職種によっても差があるため、就職や転職を決める際は、希望する業務内容と平均年収が見合ったものであるかを見極める必要があるでしょう。

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3-2. ドラッグストア

平均年収 約515万~600万円
平均月収 約35万円
賞与(ボーナス)1回分 約70万円

※アポプラス薬剤師求人サイトに掲載している求人データを参考に、1回分のボーナス(約2ヵ月分として)を算出

ドラッグストア勤務の薬剤師の平均年収は、約558万円です。ドラッグストアの店舗数は年々増加傾向にあり、人員不足の問題を抱える企業も多く、採用に力を入れています。調剤だけでなく市販薬や日用品まで幅広く販売していることが、安定した経営と雇用に影響しているのでしょう。

24時間営業の大手ドラッグストアも存在し、勤務時間が長時間化しやすいため、それに伴って平均年収も高まりをみせています。また、ドラッグストアは一般職から管理薬剤師、エリアマネージャーへと昇格していくと、年収も上がる傾向にあります。

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3-3. 国公立病院・民間病院

平均年収 約390万~500万円
平均月収 約28万円
賞与(ボーナス)1回分 約56万円

※アポプラス薬剤師求人サイトに掲載している求人データを参考に、1回分のボーナス(約2ヵ月分として)を算出

病院薬剤師の平均年収は、約445万円です。病院薬剤師は、就職先により国公立病院か、民間病院かに分かれます。

国公立病院のほうが民間病院よりも、年収は低めに設定されていますが、公務員であるため、定期的に昇給が見込めます。また、勤続年数が長くなったり役職などがついたりすると、それに伴い年収は安定して増えていくといえるでしょう。さらに、経営状態の悪化などもないため、ボーナスがカットされることはありません。退職金についても定めがあり、福利厚生・手当・残業代なども充実していることから、長期的に手堅く働きたいという方に向いている職場です。

民間病院の薬剤師は、法律による規定がないため年収は勤務先で違いがあります。勤続年数に比例した昇給額の規定があるかどうかは病院によって異なり、ボーナス支給額や退職金にも差が出ます。

役職につくと年収は上がる傾向にありますが、ポストの空きがあるとは限りません。しかし、先進医療を扱える、チーム医療の一員として働けるなど、病院薬剤師ならではのやりがいを感じる人もいます。仕事の内容と給与の両側面から鑑み、納得のいく収入であるかどうかを見極める必要があるでしょう。

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3-4. 調剤薬局

平均年収 約450万~550万円
平均月収 約31万円
賞与(ボーナス)1回分 約63万円

※アポプラス薬剤師求人サイトに掲載している求人データを参考に、1回分のボーナス(約2ヵ月分として)を算出

調剤薬局に勤める薬剤師の平均年収は、約500万円です。新卒時から給与は高めですが、長期的に働いても頭打ちになることが多く、給与は一定額に達すると増えない傾向にあります。一般薬剤師から管理薬剤師、薬局長へと昇進し役職につくと、役職手当がつくケースが多く見られます。

調剤薬局の薬剤師は、勤務先の企業規模によっても収入は異なり、薬剤師の地域偏在の影響を受けやすいという特徴があります。大手チェーンの薬局に就職した場合は、地方勤務になることで手当が加算されたり、高い職能が求められる仕事を任されることで収入がアップしたりする可能性があるでしょう。

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4. 薬剤師が年収を上げる5つの方法

薬剤師が年収を上げる5つの方法

ここまで業種別の薬剤師の平均年収をみてきました。では、具体的に年収をアップさせる手段はあるのでしょうか。ここでは、薬剤師が年収を上げる5つの方法を解説していきます。

  • 職場での昇進を目指す
  • 資格を取得する
  • 管理薬剤師になる
  • 薬局を開業して独立する
  • 条件の良い職場に転職する

1つずつ解説していきましょう。

4-1. 職場での昇進を目指す

薬剤師が年収を上げる方法の1つは、現在勤務している職場での昇進を目指す方法です。社外研修への参加や日常業務でのコミュニケーション能力を評価してもらえる職場なら、昇給を目標に業務にあたるのもよいでしょう。製薬企業などのMRであれば、成果を出し続けることで昇進が見込めます。

調剤薬局やドラッグストアであれば管理薬剤師・店長といったポジション、製薬会社なら課長や部長にキャリアアップすることで、年収が上がる可能性があります。昇進により基本給が上がったり役職手当がついたりするためです。まずは、勤務先の昇給率や手当額などを確認しましょう。

4-2. 資格を取得する

薬剤師が年収を上げるには、資格を取得し、認定薬剤師や専門薬剤師になるという方法もあります。専門性の高さを示す認定薬剤師には、たとえば外来がん治療認定薬剤師や糖尿病薬物療法認定薬剤師などが挙げられます。また、今後ますます需要が高まる、在宅療養支援認定薬剤師なども貴重な人材として、年収がアップする可能性があるでしょう。

また、専門薬剤師としての知識や技術が求められる職場では、職能に対して手当などがつく医療機関や薬局も存在します。実務経験を積んで、先端的な薬物療法に携わり、薬剤師の指導を行う立場ともなれば、キャリアアップして基本給が上がることもあります。漢方を取り扱う薬局では、漢方薬・生薬認定薬剤師の資格を持っていれば有利に働くでしょう。

ただ、資格手当がつく薬剤師の職場は調剤薬局や病院などが一般的で、資格が活用できないドラッグストアなどでは手当がつかないことも珍しくありません。資格取得により年収アップを期待する場合は、勤務先と資格の相性をよく見極める必要があります。

4-3. 管理薬剤師になる

企業により差はありますが、管理薬剤師の年収は高い傾向にあります。多くの場合、管理薬剤師になると役職手当がつきます。薬局やドラッグストアの管理薬剤師は、店舗責任者として医薬品の管理とともに従業員の薬剤師の監督業務なども行うポジションです。

病院に勤める管理薬剤師は、薬局長や薬剤部長として一般薬剤師を統率するリーダーとしての役割を担います。製薬会社の管理薬剤師は、論文の資料収集やデータ管理・MRの指導・医療従事者への応対など、幅広い業務を行います。

このように職場によって管理薬剤師の業務内容は異なりますが、基本的にどの職種でも管理薬剤師になることは昇進を意味するため、収入アップが見込めるでしょう。

4-4. 薬局を開業して独立する

薬剤師が年収アップを図るなら、薬局を開業して独立するという選択肢もあります。独立時に、調剤薬局での管理薬剤師やドラッグストアの店長などのポジションを経験し、経営の知識や経験を持っていれば、スムーズに開業へとつなげられるでしょう。

企業に勤めていると年収の頭打ちにあう可能性がありますが、自身が経営者になった場合、店舗の収益によっては大幅に年収が上がる可能性があります。しかし、経営者の多くは自由に休みが取りづらく、厚生年金・退職金なども、当然ながらありません。

開業は年収が上がる可能性も充分に考えられますが、資金やノウハウ不足による赤字経営を被るなど、リスクも抱えていることを頭に入れておきましょう。

4-5. 条件の良い職場に転職する

現在の職場である程度の経験を積んでいるならば、条件の良い職場に転職することで年収が上がることも考えられます。前述した通り、薬剤師は勤める地域によって平均年収に差があります。一般企業では、都市部のほうが給与は高い傾向にありますが、薬剤師の場合はそうとは限りません。

人口に対して薬剤師の充足率が高い都市部よりも、不足している地域のほうが年収は上がる傾向にあります。たとえば、同じ労働条件でも、薬剤師が足りているといわれる東京都よりも、不足が叫ばれる山口県や宮城県のほうが高いということも考えられます。

住む場所が選択可能であれば、地方への転職も考えてみてはいかがでしょうか。

また、異なる職種や雇用形態へと転職して、収入アップを図ることもできます。薬剤師の中でも高収入が見込める職種といえば、製薬会社です。製薬会社は民間企業であっても比較的景気に左右されづらく、福利厚生が手厚いため転職先として人気があります。

もしくは、現在パート・契約社員・派遣社員で働いていて時間に余裕がある方は、正社員になることを考えてみてはいかがでしょうか。正社員は賞与の支給があり、勤続年数が長くなると給与は上がる可能性があります。

5. 薬剤師が年収を上げられる職場をみつけよう

薬剤師が年収を上げられる職場をみつけよう

薬剤師の平均年収は、全国平均よりも上で、看護師など他の医療従事職よりも高い傾向にあります。しかし、職場や勤める地域によって給与額は異なるため、年収を上げたいと思っている薬剤師もいるでしょう。

薬剤師が年収を上げるには、昇進する・資格を取得する・独立するなどの方法があります。薬剤師として働くうえでの職種の変更や、雇用される形態を変える転職も収入が上がる見込みがあるため、新たな職場を探してみることもおすすめです。

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