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「お薬手帳」を普及させるには、診療報酬改定の今がチャンス!?

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こんにちは、薬剤師転職のアポプラス薬剤師ライターチームです。

薬剤師のみなさんの中には、お薬手帳を普及させることに頭を悩まされている方も
いらっしゃるかもしれません。
患者さんたちはお薬手帳の存在を知っていても、活用できていないというのが
実情のようです。

<一般の方がお薬手帳を持っていく頻度>
「必ず持っていく」が29.9%、「よく持っていく」が20.4%、
「あまり持っていかない」が27.9%、「全く持っていかない」が21.8%という
結果になっており、お薬手帳を利用している割合は半分程度となります。
▼株式会社プラスアール「お薬手帳を持っていく頻度」参照
http://www.dreamnews.jp/press/0000093058/新しいウィンドウで開きます

お薬手帳がいまひとつ浸透していない状況を踏まえてか、26年4月の診療報酬改定では「お薬手帳」を持っていくと、
ちょっとした特典がつくことになりました。
さらに28年4月からは新たな取り組みも始まっています。
この制度について、薬剤師は改めて着目し、お薬手帳の普及に努めたいものです。

まずは診療報酬改定で、お薬手帳を利用するメリットが生まれた点について、改めて確認したいと思います。

2014年4月と2016年4月、それぞれの診療報酬改定について

2014年4月の診療報酬改定では、薬局にお薬手帳を持っていくと自己負担額が20円(3割負担の場合)安くなるとされていました。

しかし先ほど紹介したアンケートの中では、この診療報酬改定について「知っている」人は12.8%という結果になっていました。
▼株式会社プラスアール「お薬手帳に関する診療報酬改定の認知度」参照
http://www.dreamnews.jp/press/0000093058/新しいウィンドウで開きます

つまりせっかくの制度があっても、浸透しなかったため、お薬手帳の普及に一役かうことはできなかったようです。

では2016年4月の診療報酬改定では、どうなったのでしょうか。
通常、薬を受け取るときには「薬剤服用歴管理指導料」がかかり、その点数は50点となります。
今回の改定では、原則6カ月以内に同じ薬局を利用し、その際にお薬手帳を持っていった場合は点数が38点となり
「12点分安くなる」ことになったのです。
この12点というのは、自己負担額が30~40円程度(3割負担の場合)安くなるという計算になります。
▼お薬Q&A「4月から、お薬手帳を持っていったほうが安くなる?~平成28年度改定のポイント」参照
http://www.fizz-di.jp/archives/1052903156.html新しいウィンドウで開きます

前回の制度ではメリットを上手に伝えることができませんでしたが、今回の制度ではしっかりとメリットを伝えていきたいものです。

お薬手帳はなぜ浸透しない?
「お薬手帳の意味」を知らない人が多いから

お薬手帳の意味は、薬剤師の方ならよくご存じだと思います。
しかし一般の方は知らない人が多いため、普及・定着しないのではないでしょうか。

お薬手帳が誕生したきっかけは阪神淡路大震災にあるといわれています。
避難所にいる方に薬を渡すために、ボランティアの医師や薬剤師が薬について尋ねたところ、自分が飲んでいる薬について
知らない人が多いことがわかりました。
それまでの処方せんといえば、医師に出された薬を受け取り飲むのが普通でしたから、患者さんが薬の名前を知らないのは
当然のことといえば当然です。
しかしそれでは、薬をすぐに処方することができません。
一人ひとりの患者さんが「どの薬を飲んでいて、どんな病気であったのか」が分かるだけでいいのに・・。
そう考えた医師や薬剤師らの手により生まれたのが「お薬手帳」なのです。

そして2011年3月11日に起こった東日本大震災では、お薬手帳を持っていた人にスムーズに薬を渡すことができるという事例が
数多くありました。
お薬手帳の大切さが、ここで証明されたともいえるのです。

このことをしっかり伝えていくことで、一般のみなさんにも「お薬手帳」の大切さが浸透できるのではないかと思います。
これは薬剤師だけではなく、政府なども主導して進めてもらいたいものです。

▼日本薬剤師会「東日本大震災時におけるお薬手帳の活用事例」参照
http://www.nichiyaku.or.jp/action/wp-content/uploads/2012/06/shinsai_techo.pdf PDF

診療報酬改定を機に目指したい
お薬手帳の普及

お薬手帳の大切さを知っている薬剤師だからこそ、利用者にとってお得感もあるこのチャンスにお薬手帳を普及させたいものです。

  • お薬手帳があれば災害時の対応もスムーズにいく
  • お薬手帳にきちんと記載しておけば薬のトラブルを減らせる

など、患者さんにとってメリットがある点は、しっかり伝えていきたいところ。
また支払い時に差がでてきますから、その点もメリットとして伝えることで、お薬手帳の普及につなげることもできるのでは
ないでしょうか。
薬剤師のみなさんには、ぜひ「お薬手帳普及」のためにご尽力いただければと思います。

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