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転職も視野に!女性薬剤師がキャリアプランを設計する重要性とは

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結婚や出産により働き方が変わることのある女性薬剤師にとって、転職の悩みは尽きないものです。ライフイベントがきっかけでより働きやすい環境への転職を考える人は多いでしょう。「このままで働き続けられるのか」と不安に思うこともあるのではないでしょうか?

そこで今回は、女性薬剤師の転職に関する悩みと成功するための方法を解説します。女性ならではの転職するときの注意点も紹介しますので、ぜひご覧ください。

1. 薬剤師は女性が多い?年収は?

薬剤師は女性が多い?年収は?

女性薬剤師は女性が多いと聞いたことがある人は多いでしょう。ここでは、女性薬剤師について詳しく解説していきます。

  • ・薬剤師は女性が6割
  • ・薬剤師の男女別年収

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

1-1. 薬剤師は女性が6割

厚生労働省の統計表によれば、2020年現在で登録されている薬剤師は約25万人で、そのうち男性はおよそ34%、女性はおよそ65%と、女性薬剤師が半数以上を占めていることがわかります。

女性に薬剤師の仕事が人気な理由として、決められた勤務地と勤務時間があることや、子育てや出産で一時的に職を離れても、再就職や復帰がしやすいことが挙げられます。とくに、就業先によっては、復職後に短時間勤務や非正規雇用などの柔軟な働き方ができ、働き方の選択肢が広いことも、女性に人気のある理由の1つといえるでしょう。

出典:令和2(2020)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況|厚生労働省

1-2. 薬剤師の男女別年収

薬剤師の男女で、年収に差はあるのでしょうか。年齢別の薬剤師の男女の平均年収は下表の通りです。

男性
女性
22~26歳
約571万円
約521万円
27~31歳
約617万円
約599万円
32~36歳
約711万円
約544万円
37歳以上
約840万円
約696万円

※所定内給与額、経験年数を新卒年齢24歳にプラスして算出

※年収は「所定内給与額」の12カ月分と、「年間賞与その他特別給与額」を足して算出

出典:令和4年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

男性に比べ女性の年収は低く、特に30代になるとその差が大きくなります。女性にとっては、結婚や出産のライフイベントを迎える年代でもあるため、一時的に仕事を辞めたり、パートタイム勤務などに移行したりしていると考えられます。

男女間の差がもっとも大きいのは37歳以上です。男性薬剤師は管理職や役職に就き、収入が高くなるケースが多いと読み取れます。

2. 転職のきっかけに...女性薬剤師によくある悩み

 転職のきっかけに...女性薬剤師によくある悩み

女性薬剤師は、さまざまなきっかけで転職について考えます。よくある動機には、以下の3つがあります。

  • ・家事・育児との両立がしづらい
  • ・人間関係に問題がある
  • ・昇給が見込めず年収が上がりにくい

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

2-1. 家事・育児との両立がしづらい

女性薬剤師が転職を考えるきっかけの1つ目は、家事・育児との両立がしづらいことです。子育てに理解が得られず、休日を取りにくい職場だと感じたときに、働きづらさを覚える女性薬剤師は少なくありません。

会社側が、産休・育休制度など支援する仕組みを準備していても、現場の責任者やマネージャーの理解が乏しいこともあります。結局は休日の確保が難しく、転職を決断する薬剤師も多くいます。

2-2. 人間関係に問題がある

女性薬剤師が転職を考えるきっかけの2つ目は、人間関係に問題があることです。

例えば、調剤薬局では、1つの薬局内に少数のスタッフで長い時間を過ごすという特徴があります。合わない職員とも顔を合わせて仕事をしなければならず、トラブルに発展することがあります。とくに、子育て中の女性薬剤師の場合、「子どもが熱を出して休んだら、他のスタッフから業務の負担が増えたと不満を言われた」などで人間関係が悪くなることも少なくありません。

病院での仕事は、専門職として医師や看護師など多職種と連携を取る必要があり、ストレスが溜まってしまう人もいるでしょう。労働環境での人間関係は、快適に働くために重要な要素である上に容易には解決しないケースも多く、転職を考える人もいます。

2-3. 昇給が見込めず年収が上がりにくい

女性薬剤師が転職を考えるきっかけの3つ目は、昇給が見込めず年収が上がりにくいことです。また、男性に比べると昇給や収入が上がりにくいと感じることも要因の1つといえます。

元々、管理職に就く女性薬剤師は決して多くはありません。妊娠・出産といった休みを伴うライフイベントが少ない男性薬剤師と比べて、昇給や昇進がしづらいと感じている人も多いでしょう。

3. 女性薬剤師は転職に有利?

女性薬剤師は転職に有利?

薬剤師にとって、女性であることは転職するときに有利に働くのでしょうか。ここでは、転職に関する女性薬剤師ならではのメリットを3つ解説していきます。

  • ・復職しやすい
  • ・仕事を続けやすい
  • ・産婦人科近くの薬局などで一定の需要がある

3-1. 復職しやすい

女性薬剤師の特徴の1つに、復職しやすいことがあります。育児や看護のために一時的に仕事を辞めたとしても、薬剤師は資格がある限り、再就職はあまり難しくありません。

また、フルタイム、派遣、アルバイトなど、どのような雇用形態であっても、待遇のよい条件で復帰しやすいのは、他の専門職にはあまり見られない魅力といえます。

3-2. 仕事を続けやすい

女性薬剤師は、仕事を続けやすいのも特徴の1つです。女性が仕事を辞める必要が出てくる状況として、配偶者の仕事の都合で移住する場合があります。しかし、全国に店舗を構えている大手の薬局やドラッグストアに勤務していた場合は、店舗を移るだけで仕事を続けられることもあります。

同一企業内での異動となり、別の企業に転職するよりもスムーズに新生活をスタートできるでしょう。

3-3. 産婦人科近くの薬局などで一定の需要がある

女性薬剤師は、女性の患者さまの話を聞けるため産婦人科近くの薬局などで需要があるという特徴もあります。

女性の患者さまからすると、医師が主に男性であった場合、診察の際に話しにくいことも少なくありません。その点、女性薬剤師には気軽に相談ができるという声もあります。とくに、女性ならではの問題を女性薬剤師に打ち明けられることで、精神的な負担が軽減されることもあるでしょう。

また、育児の経験がある薬剤師が、子育て中の患者さまにアドバイスできることもあります。とくに婦人科や小児科に近い薬局では、女性であることが大きなアドバンテージになるはずです。

4. 女性薬剤師がキャリアプランを考えることの重要性

女性薬剤師がキャリアプランを考えることの重要性

キャリアプランを考えることは、自分の将来の目標を達成するためにも非常に大切です。とくに、女性は結婚、出産、子育てなどのライフステージの変化によって働き方が大きく変わる可能性があります。

ライフステージの変化に柔軟に対応できるように、将来の目標とそれに対する具体的な行動計画を持っておくことをおすすめします。

薬剤師業界では男女間で収入に差があるため、女性薬剤師がキャリアを築くためには、専門性を高めておくのもおすすめです。また、育児や家庭とのバランスを考慮して、柔軟な働き方ができる職場を選ぶのも1つの選択肢です。

キャリアプランを明確にしておくと、未来のゴールがクリアになり、そのために何をおこなうべきかの方向性も見えてきます。10年後、20年後に、自分がどのように働きたいかを考えることで、今必要なスキルや資格、経験を事前に整えることができ、自分の市場価値を高めておけるでしょう。

5. 女性薬剤師が転職に成功するための3ステップ

女性薬剤師が転職に成功するための3ステップ

女性薬剤師が転職を成功させるためには、以下の3つのステップがあります。

  • ・なりたい将来像を明確にする
  • ・目標から手段を考える
  • ・ライフイベントに合わせてプランを調整していく

それぞれのステップを、詳しく解説していきます。

5-1. なりたい将来像を明確にする

初めに、将来どのような女性薬剤師になりたいかをイメージしておくことが大切です。薬剤師と一口に言っても、管理薬剤師や店長、エリアマネージャーといった指導的なポジションを目指すのか、専門薬剤師のように特定の領域で活動したいのか、ワークライフバランスを重視していきたいのかなど、働き方は人それぞれです。

5-2. 目標から手段を考える

なりたい将来像が明確にできたら、目標から取るべき手段を考えていきます。専門性を高めたい場合、大学病院や専門病院に勤務する病院薬剤師が適しているかもしれません。

一方で、ワークライフバランスを重視する場合は、調剤薬局勤務の薬剤師がよい選択になるでしょう。具体的な転職先での薬剤師の勤務状況をリサーチし、希望の働き方ができるかを検討していきます。

5-3. ライフイベントに合わせてプランを調整していく

目標と手段が決まったら、ライフイベントに合わせてプランを調整していくことも大切です。結婚や出産、子育てと仕事のバランスをどのように取るかについて、配偶者とも話し合いながら調整していく必要があります。

出産もキャリア形成をするうえでの新たなステップとして捉え、産前・産後休暇中に何ができるのかを事前に計画しておくのもよいでしょう。ただし、あらかじめ決めたプランにこだわりすぎず、状況に応じて変えていく柔軟性を持つことも大切です。すべてが計画通りにいくとは限らないため、場合によっては数年のズレが生じることも想定しておきましょう。

6. 女性薬剤師が転職するときの注意点

女性薬剤師が転職するときの注意点

女性薬剤師が転職するときには、以下の3つの点に注意しましょう。

  • ・条件の優先順位を決めておく
  • ・家事・育児と両立できる職場かを確認する
  • ・女性がキャリアアップしやすい職場かを確認する

6-1. 条件の優先順位を決めておく

女性薬剤師が転職するときには、条件の優先順位を決めておくことをおすすめします。新しい仕事場での希望条件と、妥協できない要素を事前にリストアップしておきましょう。

条件の例としては、給料、勤務場所、労働時間、職場の雰囲気、キャリア研修制度、子育てサポート制度の有無などの項目が挙げられます。優先事項と譲れない条件を決めておくことで、自分にあった転職先が選びやすくなります。

6-2. 家事・育児と両立できる職場かを確認する

女性薬剤師が将来的に結婚・出産を考えるときには、家事・育児との両立が可能な職場かを確認しておきましょう。希望の働き方と職場のミスマッチを防ぐために、転職先の産前産後休暇や復職に関する考え方を事前に調べておく必要があります。

もし結婚や育児でキャリアを中断させたくないのであれば、ワークライフバランスに理解のある職場を探す必要があります。産前産後休暇や短時間勤務、育児支援のサポート、テレワークの可能性など、労働環境や制度が充実しているか否かは、新しい職場を選ぶ際の重要な判断基準となります。

また、職場の人たちの理解が得られるかも重要な判断基準の1つです。制度の有無だけでなく、実際の取得例や取得実績を聞いてみましょう。

6-3. 女性がキャリアアップしやすい職場かを確認する

昇進を希望している場合は、転職先の職場で女性薬剤師がキャリアアップしやすいかを確認しておきましょう。企業によっては男性が管理職や役職に就くのが通例で、女性の昇進が見込めないことも考えられます。

転職先で女性がどのようなキャリアを築いているのか、内定承諾の前に調べておくことをおすすめします。実際に職場見学をして社員と対話をするのも方法の1つです。

7. 女性薬剤師は転職先をよく見極めて応募しよう

女性薬剤師は転職先をよく見極めて応募しよう

今回は、女性薬剤師がキャリアプランを計画するうえでの多様な側面について解説しました。キャリアにおいて大切なのは、ただ仕事を続けていくだけではなく、自分自身が何を求め、どのように成長していきたいのかを明確にすることです。とくに女性薬剤師には、家庭とのバランスやライフイベントに対する備えも求められます。将来的な変化も見込んで、自分に合った職場環境や働き方を選ぶことが大切です。

転職を考える第一歩として、転職エージェントに登録するのも方法の1つです。薬剤師専門の転職エージェント「アポプラス薬剤師」であれば、コンサルタントがあなたの希望に沿った職場を提案してくれます。自分のキャリアプランが実現する職場への転職を、転職エージェントとともに成功させましょう。

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