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薬剤師が復職するときの職場選びのコツと内定のためのポイントを解説

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仕事を離れてしばらく経つと、復職に不安を覚える人は決して少なくありません。「家事・育児と両立できるのかな…」「職場から離れている時期が長くて、復職するのが怖い…」と悩む薬剤師もいるでしょう。

そこで、本記事では、復職する際の職場選びのヒントや、復職を成功させるためのポイントを紹介します。復職するときにおすすめの職種も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

1. 薬剤師は復職しやすい職業?

薬剤師は復職しやすい職業?

国家資格である薬剤師は復職しやすいと耳にしたことがある人も多いでしょう。薬剤師は資格を持っていないと業務に従事できない専門職です。薬剤師になるには、薬学部を卒業して国家試験に合格する必要があり、誰にでもなれる仕事ではないといえます。

また、薬剤師の職場における男女の割合は、おおよそ4対6と女性が多いです。出産や子育てを理由に休職する女性薬剤師も多いため、復職しやすい環境を整えている企業が多く見られます。

そのため、1~3年程度のブランクであれば、まず問題なく復帰できると考えて問題ありません。3年以上のブランクがある場合でも、仕事内容や医薬品、診療報酬に関する最新情報をキャッチアップする意欲があれば、復職はそう難しくないでしょう。

2. 薬剤師が復職するときの職場選びのコツ

薬剤師が復職するときの職場選びのコツ

薬剤師が復職するときの職場選びでは、以下の4つのポイントを押さえましょう。

  • ・1人当たりの処方箋枚数が少ない
  • ・子育て関連の支援制度がある
  • ・研修制度が整っている
  • ・前職と同じ職種である

それぞれについて、詳しく解説していきます。

2-1. 1人当たりの処方箋枚数が少ない

1人当たりの処方箋の量が少ない職場は、ブランクのある薬剤師が復職する際におすすめです。調剤薬局のような場所では、1人当たりが処理する処方箋の数には大きな差があり、多くの処方箋に対応しなければならないほど、業務が忙しくストレスが増えやすい傾向にあります。

さらに、スタッフが少数しかいない場所では、指導を受けづらく、即戦力を求められることもあり、ストレスが溜まる可能性があります。緊張や不安を抱えたまま仕事をすると、ミスも起きやすくなるため、処方箋の量とスタッフの人数を確認し1人当たりの処方箋枚数が少なく、負担の少ない職場を選ぶとよいでしょう。

2-2. 子育て関連の支援制度がある

子育て関連の支援制度が充実している職場を選ぶことも、復職するときのポイントです。子育てをしている薬剤師が再就職を考えるときには、事前に「ママ薬剤師」が働いている職場かどうかをチェックするとよいでしょう。

子育て中の薬剤師を採用している職場では、子どもが突然病気になったり、急に休まなければならなくなったりした場合でも、柔軟に対応してくれる傾向があります。さらに、子どもがいる人同士であれば、「子どもの熱で急に休んでしまった...同僚から不満を言われないかな...」といった心配も少なくなるでしょう。

2-3. 研修制度が整っている

復職するときには、研修制度が整ってる職場を選ぶのもよいでしょう。仕事をしていない期間が長ければ長いほど、薬剤師としての専門知識や実務経験に不安を覚えることがあります。

さらに、同じ診療科でも医療技術の進展により、治療方法は常に変化していくものです。最新の医療情報をキャッチアップしながら、これまでの薬学の知識を復習する必要があることも、復職が難しいと思う要素の1つかもしれません。

不安を減らすためには、入社後に充実した研修制度がある職場を選ぶことが重要です。職場見学や面接の前に、研修の期間や内容、サポート体制について調べておきましょう。さらに、どういった知識や技術が必要になるかを確認するのもおすすめです。例えば、対応している診療科や在宅医療の件数、薬の処方の頻度などを確認すると、復職後の業務内容を具体的にイメージしやすくなります。

2-4. 前職と同じ職種である

復職するときには、前職と同じ職種を選ぶのも1つの手です。薬剤師は、復職する前にアップデートするべき知識や情報が多くあるため、以前と同じ業種や職務に就くことで、それまでの経験や知識を活用しやすく、情報収集も効率的におこなえます。

例えば、以前は調剤薬局で働いていた場合で製薬会社に復職するなど、異なる分野で再就職すると、過去の経験が活かしきれないだけでなく、仕事に慣れるまでの時間も長くなる可能性があります。

そのため、以前と同じ職種の仕事、または診療科が同じ場所で働くことで、再就職がより円滑に進みやすいでしょう。

3. 薬剤師が復職するときのよくある不安・疑問

薬剤師が復職するときのよくある不安・疑問

薬剤師が復職するときにありがちな不安や疑問には、以下の4つがあります。

  • ・育児・家事との両立はできるか
  • ・復職後の業務についていけるか
  • ・職場の人間関係はうまくいくか
  • ・選考が不利にならないか

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

3-1. 育児・家事との両立はできるか

「育児や家事と仕事が両立できるのか」と不安を抱く薬剤師は少なくありません。働く時間や日数は人によって異なりますが、勤務する場所や子どもの通園する保育施設の場所なども、働きやすさにつながる要素の1つです。

面接時には、シフト、時間、場所などをしっかりと確認し、復帰が現実的かどうかを確認する必要があります。また可能であれば、育児や家事と仕事を両立している人がどのように働いているのかを聞き、職場の状況を把握しておくことも非常に重要です。

3-2. 復職後の業務についていけるか

復職後の業務についていけるかも、復職する薬剤師の悩みの1つです。休職期間が長いほど、以前の専門知識が活用できない可能性が高いといえます。医薬品の名前が思い出せたとしても、詳細な副反応や注意事項など、具体的な情報は忘れてしまうことも少なくありません。そのため、休職が長引くほど、復職前にしっかりと復習しておくことが大切です。専門知識の学び直しが必要だと、理解しておきましょう。

3-3. 職場の人間関係はうまくいくか

職場の人間関係はうまくいくかという不安も、復職する薬剤師にありがちな悩みです。新しい職場で新たな人間関係を構築し、他のスタッフに馴染むまでは一定の時間がかかります。

さらに、子育てをしているときには、急な早退や休みを取ることもあり、短時間での勤務をすることで、何か不満を言われないかなど、不安に思うことがあるでしょう。子どもがまだ小さく、急な欠勤や早退が起こる可能性があるときには、職場見学や面接の際に、事前に自分の状況を伝えておくのも1つの方法です。

そして、挨拶をきちんとしたり、積極的にコミュニケーションを取ったりすることも大切です。職場のスタッフの顔と名前を覚えて名前で呼ぶ、業務の報連相をするなどは、すぐにでもできるコミュニケーションの1つです。小さなことでも当たり前のことを積み重ねていくことで、話しかけやすい人だという印象を与えられるでしょう。

3-4. 選考が不利にならないか

選考が不利にならないかというのも、ブランクのある薬剤師によくある悩みです。前述したように、薬剤師は女性の比率が高く、基本的には出産や育児によるブランクにも寛大です。

1年から3年くらいの休職期間があっても、基本的に復職がしづらいことはないでしょう。また、3年以上のブランクがある場合でも、業務手順や薬品、診療費用に関する情報をキャッチアップする意欲をアピールできれば、休職期間だけを理由に採用が見送られることは少ないです。

4. 復職する薬剤師におすすめの職種・働き方

復職する薬剤師におすすめの職種・働き方

薬剤師と一口にいっても、職種によって働き方が異なります。ここでは、復職する薬剤師におすすめの職種、調剤薬局、ドラッグストア、薬局の3つの特徴と働き方を詳しく解説します。

4-1. 調剤薬局

調剤薬局は、休職期間のある薬剤師におすすめの職場の1つです。調剤薬局の数は多く、求人数も豊富に出ているので、自分にあった場所を見つけやすいという特徴があります。

これまでに調剤の仕事をした経験がある方は、復職がスムーズにいく可能性が高いといえます。それでも、休職期間が長くて仕事への復帰に不安を感じる場合は、事前に職場の業務量を調べておくことをおすすめします。薬剤師が多くて1人当たりの処方箋枚数は少ないなど、あまり忙しくない環境を選べば、自分にマッチした働き方が実現できるでしょう。

4-2. ドラッグストア

ドラッグストアは、経験不足の場合やブランクがあっても復職しやすく、調剤薬局に次いで求人数が豊富にある職場です。

大規模なドラッグストア企業では、教育制度が整っていることも多いため、仕事をしながら専門知識を深めたい人にはとくにおすすめです。ただし、ドラッグストアでの仕事には、調剤だけでなくOTC(一般用医薬品)や日常用品に関する多面的な知識も求められます。

そのため、調剤だけを集中しておこないたいと考えている方は、調剤薬局が併設されていて、調剤部門が独立している店舗を選びましょう。また、多くのドラッグストアは年中無休で遅い時間まで開いている場合もあるため、家庭とのバランスを考える方は、シフトが柔軟か、または確実に休みが取れるかどうかを前もって確かめることをおすすめします。

4-3. 病院

病院での復職を検討する場合、経験したことのある分野かどうかで復職のしやすさが変わります。

慢性期病院などは、家庭とキャリアのバランスが取りやすい職場の1つです。一部の病院では、パート勤務の薬剤師は「入院患者さまへの調剤だけをおこなう」などに業務が限定されていることがあるため、定時で帰れる職場もあります。ケースバイケースですが、経験のある薬剤師には、リハビリまたは慢性期病院への勤務がおすすめです。

一方で、専門病院や急性期病院、大学付属病院では、病棟や手術室に配属されるケースが多く、基本的には当直勤務から逃れられません。専門経験があり、かつ労働時間に柔軟性がある場合を除き、避けたほうが無難です。

5. 薬剤師が復職を成功させるためのポイント

薬剤師が復職を成功させるためのポイント

薬剤師が復職を成功させるためのポイントには、以下の3つがあります。

  • ・職場選びの優先順位をつける
  • ・休職理由を前向きに伝えられるようにする
  • ・新薬や法改定の勉強をしておく

それぞれについて、詳しく解説していきます。

5-1. 職場選びの優先順位をつける

復職を成功させるためには、まず、職場選びの優先順位をつけましょう。給料アップやキャリアアップを目指してフルタイムの職場を選ぶのか、家庭を優先させながら時間の融通の利く職場で働くのかを一度整理することをおすすめします。勤務形態ごとのメリット・デメリットは下表の通りです。

時給
メリット
デメリット
正社員
・収入が安定する
・キャリアアップを望める
・勤務先の選択肢が少ない
・拘束時間が長い
派遣社員
2,700円程度
・時給が高い
・時間の融通が利く
・勤務先の選択肢が少ない
パート
2,500円程度
・時間の融通が利く
・勤務先の選択肢が多い
・キャリアアップできない

まずは、通常の労働時間で勤務するのか、または週に2~3日だけ労働するのかなど、理想的な働き方を明確にしておきましょう。

そして、昇進やスキルアップを重視するのであれば短時間勤務は見送る、または体力や心理的ストレスを抑えたいためにフルタイムではなく非正規雇用を選ぶといったように、譲れない項目をリストアップしておくのも有効です。

すべての希望を叶える職場を探すのは難しいため、いくつかの選択肢に迷った場合に参考にできる基準や方針を事前に設定しておくことをおすすめします。

5-2. 休職理由を前向きに伝えられるようにする

休職理由や休職期間について尋ねられたときには、短く簡単に回答できるように事前に準備しておきましょう。もし子育てや出産、介護が理由であれば、理由をそのまま説明しても問題ありません。

もし理由が人間関係や収入に対する不満であれば、前の仕事に対する否定的な意見は避け、ポジティブな視点で伝えるように心掛けましょう。

5-3. 新薬や法改定の勉強をしておく

新薬や法改定の勉強をしておくことも、復職前にはおすすめです。医療分野は常に進化しています。毎年新しい医薬品が市場に出ているため、最新の情報をキャッチしておきましょう。

復職予定の職場で取り扱う医薬品の使い道まで詳しく知っておくと、スムーズに業務をこなせます。さらに、医療保険や診療報酬も、定期的に改定されています。

とくに、「調剤報酬点数」は、厚生労働省の諮問組織である「中央社会保険医療協議会」によって2年ごとに見直されています。新加算や廃止されたルールなど、最新の情報を確認し、基本的な知識として把握しておくことをおすすめします。

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6. 事前準備をして薬剤師の復職を成功させよう

事前準備をして薬剤師の復職を成功させよう

復職は単なる仕事の再開だけではなく、新生活や新しいキャリアを築く第一歩でもあります。薬剤師としての国家資格を持っている以上、ブランクがあったとしても、事前準備と復職のポイントを押さえておけばそこまで難しくありません。

復職先を探すときには、職場の特性を理解し、自分のライフスタイルやキャリア目標に合った職場を選ぶことが大切です。また、職場の文化や環境、勤務形態といった条件も考慮して、長期的に働けるかどうかを確認することが大切です。

それでも、1人で復職活動をするのは不安がある人もいるでしょう。そんなときには、薬剤師専門の転職エージェント「アポプラス薬剤師」に相談してみませんか。専門のコンサルタントが、あなたのスキルや希望をしっかりと把握し、適した職場を提案してくれます。職場選びに悩んでいるときは、転職エージェントへの登録も検討してみてください。

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