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薬剤師は転職を繰り返すと不利になる?面接のポイントと答え方の例を紹介

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何らかの事情から、転職を考えている薬剤師は少なくありません。しかし、過去に転職した経験があると「転職は何回まで大丈夫?」「転職しにくくならない?」と不安を覚えることもあるでしょう。

結論から述べると、転職回数は採用に影響を与えるケースとそうでないケースがあります。そのため、自分の状況をしっかりと理解しておくことが大切です。

そこで今回は、薬剤師が転職を繰り返すことのデメリットや、転職を繰り返していることが内定にどのような影響を与えるかについて詳しく解説します。

1. 薬剤師が転職を繰り返すことのデメリット

薬剤師が転職を繰り返すことのデメリット

薬剤師が転職を繰り返すことのデメリットとしては、以下の4つがあります。

  • 給与があがりにくい
  • 転職時に不利になることがある
  • 専門性を高められない
  • 転職癖がつく

それぞれについて、詳しく解説していきます。

1-1. 給与があがりにくい

薬剤師が転職を繰り返すデメリットとしては、給与があがりにくいことが挙げられます。一般的に、勤務年数が長くなれば、徐々に年収は増加する傾向にあるため、転職回数が多ければ、年収アップの機会を失ってしまいます。

さらに、管理職などにキャリアアップがしづらく、手当もつかないため収入が増えないというケースも少なくありません。希望の職場に転職できたとしても、新しい職場では年収が下がってしまう可能性もあるでしょう。

1-2. 転職時に不利になることがある

薬剤師にとって、転職回数が多いことは転職時に不利になりやすいこともデメリットです。
転職回数が多いと、採用担当者に「雇用してもすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまうためです。

とくに、短期間で転職を繰り返していた場合、転職の理由や動機を詳しく聞かれることもあるでしょう。転職を実現するには、これまでの転職の理由や今後のキャリアについての考えをまとめ、採用担当者に伝えられるよう面接対策をしておくことが大切です。

1-3. 専門性を高められない

薬剤師が転職を繰り返すと、専門性を高められないことがあるため注意が必要です。例えば、以下のような経歴のある薬剤師がいたとします。

25歳:新卒で製薬業界に入る

2年間勤務
27歳:病院の薬剤師へと転職

1年間勤務
28歳:OTC専門のドラッグストアに転職

2年間勤務
30歳:調剤薬局の薬剤師に応募

2年間勤務

このように経歴が右往左往していると、採用側には「それぞれの職場での専門性が欠けている」「十分なスキルや技術がないのでは?」と思われてしまいます。

経歴が一貫していないと選考段階で不利になる可能性があるため、転職するときには慎重に動く必要があります。

1-4. 転職癖がつく

転職癖がつくことも、薬剤師が転職を繰り返したときのデメリットの1つです。転職癖がついてしまうと、職場で困難な状況に陥ったときに、転職を逃げ道として選んでしまう傾向があります。

「今の仕事が面白くないから変えたい」「スムーズに進まないので環境を変えたい」といった軽い動機で転職を繰り返してしまうと、転職時に内定を逃してしまう可能性も高まります。「いつでも働く場所は変えられる」という考えから、無計画に転職を繰り返してしまうこともあるため注意が必要です。

2. 転職を繰り返している人の面接で採用担当がチェックする項目

転職を繰り返している人の面接で採用担当がチェックする項目

薬剤師は、比較的転職しやすい職種ですが、何度も転職歴があると転職がしづらくなる可能性があります。一般的に許容範囲と思われる転職回数は、20代の方であれば3回くらいまで、30代であれば5回くらいまでといわれます。

なお、転職回数が多い人の採用面接で採用担当者が重視するポイントには、主に以下があります。

  • 退職理由は、事業の都合(薬局やドラッグストア店舗の閉鎖)か自己都合か
  • 短い期間で職場を辞めている理由は何か
  • 職場への不満が多いタイプか、自己の成長を重視するタイプか
  • 職場の人間関係を円滑に築けないおそれはないか

採用する企業の側からすると、新たに薬剤師を採用すると、研修や教育に費用と時間がかかるため、新しく採用した従業員が退職してしまうと大きな損失となってしまいます。採用担当者は「雇用したあとにすぐ辞めてしまわないか」という点を重視していることを理解しておきましょう。

3. 転職を繰り返していても採用に影響が出ないケース

転職を繰り返していても採用に影響が出ないケース

薬剤師は、転職を繰り返していても採用に影響が出ないことがあります。例えば、以下2つのケースです。

  • ライフイベントによる複数回の転職
  • キャリアアップや年収アップのための転職

それぞれについて、詳しく解説します。

3-1. ライフイベントによる複数回の転職

ライフイベントによる複数回の転職の場合、転職回数は問題にならないことが多いでしょう。女性薬剤師は、配偶者の転勤や産休・育休など、ライフステージの変化から転職を余儀なくされることも少なくありません。ライフイベントの転機を理由とする転職は、多くの場合、理解されやすい傾向にあります。

3-2. キャリアアップや年収アップのための転職

キャリアアップや年収アップのための転職も、採用に影響が出ないことが多いです。薬剤師の中には「昇進しても給与があがらない」「思うように昇進できない」といった悩みを抱えている方が少なくありません。

転職時に、そのような状況を詳しく説明することで、将来的なキャリアのビジョンを持って行動していると評価される可能性があります。

また、薬剤師としての専門性やキャリアを高めたいという理由で転職を繰り返した場合も、ポジティブに受け取られることがあります。とくに、資格を取得したあとに転職する場合であれば「新しい挑戦や自己成長のため」と、前向きで説得力のある理由と捉えられるでしょう。

4. 転職回数が多いときの面接のポイント

転職回数が多いときの面接のポイント

何回か転職していた場合で転職の面接に臨む場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • ネガティブな転職理由は前向きな理由に変換する
  • 職歴の理由を伝えられるようにしておく
  • これまでのスキルや経験をアピールする
  • 将来のビジョンを具体的に伝える

4-1. ネガティブな転職理由は前向きな理由に変換する

転職の面接では、ネガティブな転職理由は前向きな理由に変換することが大切です。これまでの経歴や経験も考慮されますが、重要なのは「意欲」や「将来へのビジョン」です。そのためにも、後ろ向きな転職理由や以前の職場の不平・不満を伝えるだけにならないよう注意する必要があります。

例えば、「仕事仲間や上司との間で人間関係のトラブルがあった」ことが原因であれば、「チームワークを活かしたほうがよりよい結果が出せると思い、転職を決意した」といったように言い換えることが可能です。

他にも、年収が低いことに不満があるのであれば「現在、年収〇〇〇万円程度で、職場の先輩たちの話を聞いていると、今後もあがる見込みがありません。将来的に家庭を持つことも考えると、今の職場で働き続けるのは難しいと考えました。」など、具体的な数字と目標を伝えることも有効です。

これまでの転職理由を、どうポジティブに捉えていくかが重要です。転職して自分の成長やキャリア構築につなげたいという意欲を、採用担当者に伝えられれば、評価される可能性もあるでしょう。

4-2. 職歴の理由を伝えられるようにしておく

複数回転職している薬剤師が転職を成功させるためには、職歴の理由を伝えられるようにしておくことが大切です。とくに、「キャリアの一貫性」を明確にすることで、面接官に自分の価値を理解してもらいやすくなります。

過去の転職がすべて「スキルアップ」や「特定の業界への関心」を追求するためだったとすれば、一貫性を強調してキャリアビジョンを伝えることができます。

例えば、新卒で製薬会社に就職したのち、調剤経験を積むために病院薬剤師に転職し、その後、資格を取ったため専門病院に転職、さらに管理職を目指し、新たな病院へと転職を志望するなど、転職の動機が職歴とつながっていることが大切です。このようなケースでは、「病院薬剤師として専門性を高め、キャリアアップしたい」という一貫した姿勢によって、納得感が伝わりやすいでしょう。

4-3. これまでのスキルや経験をアピールする

転職回数が多いときは、これまで薬剤師として身につけてきたスキルや経験を面接でアピールすることも大切です。例えば、管理薬剤師の経験がある方は、チームのマネジメント能力や業務の効率化に関する知識を持っていることをアピールできます。

病院での勤務経験がある方は、医療の現場での知識や、多職種との連携スキルがあることが強みです。また、調剤薬局経験者は、処方箋の処理能力やスピード感のある業務が可能であることを示せるでしょう。

また、これまでの職場で得た経験やスキルをアピールするときには、具体的な実績や成果を伝えることで、より信憑性を持たせることができます。例えば「ドラッグストアの管理薬剤師として業務効率化を図り、業績向上に貢献した」「病院での勤務経験を活かし、患者さまと積極的にコミュニケーションを取り、満足度の向上につなげた」など具体的な事例を交えて伝えるとよいでしょう。

中途採用の場合、即戦力としての経験やスキルが重要視されるため、これまでのキャリアで得た知識や経験を、どのように新しい職場で活かすことができるのかを明確に伝えることが大切です。

4-4. 将来のビジョンを具体的に伝える

将来のビジョンを具体的に伝えることも、転職回数が多いときの面接のコツです。人事や採用担当者は、多くの場合「給与アップ」や「勤務地の希望」だけでなく、応募者の中長期的なキャリアビジョンを理解したいと考えています。

具体的なビジョンを示すことで、自分がその企業でどのように活躍し、どう成長していきたいのかが伝わります。企業とともに成長したいという熱意を伝えることで、採用時に評価される可能性があります。逆にビジョンが不明確だと、次の転職を繰り返す可能性が高いと判断され、不採用になりかねません。

面接では、自分のキャリアプランや新たな職場での自分の役割を熟考し、明確に伝えましょう。

5. 転職理由を聞かれたときの答え方の例

転職回数が多い場合は、転職理由を聞かれたときの答えを、事前に準備しておくことが大切です。ここでは、答え方の例を、以下の2つのケースごとに、紹介します。

  • 複数の職場を経験して多様な経験を積めた
  • 身につけたいスキルがある

5-1. 複数の職場を経験して多様な経験を積めた

【例文】

私は、これまでにドラッグストア、調剤薬局、そして病院での勤務を経て、3度の転職をしてきました。ドラッグストアでは、OTC商品の販売や健康相談を担当しました。次の調剤薬局では、調剤業務を通じて専門家としてのスキルを磨きあげることができました。

さらに、病院で服薬指導や調剤業務のみならず、病棟業務にも従事し、医療の多角的な側面を深く理解できたことは、大変勉強になったと感じています。これまで多様な経験を積み、私は薬剤師として成長してこられたと感じています。

貴院に就職したときには、これまでに培ってきた知識とスキルを最大限に活用し、他の医療従事者と連携しながら、中心的な役割を果たす薬剤師として業務に従事したいと思っています。

5-2. 身につけたいスキルがある

【例文】

これまでの調剤薬局での経験を通じて、私は調剤業務だけでなく患者さまとコミュニケーションを取りながら業務を進めていくことの大切さを学びました。調剤薬局で働く中で、処方箋がない場合の健康相談を、患者さまから受けたことをきっかけに、OTC製品の知識がさらに必要だと感じるようになりました。

また、御社が多岐にわたるプライベート商品を提供していることを説明会で知り、そのビジョンに共感しました。

御社に入社できましたら、プライベート商品をしっかりと理解し、お客さまの要望に対して的確な健康のサポートができる薬剤師になりたいと考えています。

6. 薬剤師の転職エージェントに相談しよう

薬剤師の転職エージェントに相談しよう

薬剤師が何度も転職を繰り返していると、給与が下がりやすい、転職時に不利になるなどのデメリットがあります。しかし、結婚や出産といったライフイベントによる転職や、キャリアアップを目的とした転職は、一概に印象がよくないとはいえません。とくに面接では、転職理由を聞かれることもあるため、自身の経験やキャリアビジョンをしっかり伝えることが大切です。

もし、転職回数が多く、理由を聞かれたときにどう答えたらいいのか悩んだときには、薬剤師専門の転職エージェント「アポプラス薬剤師」にぜひ一度ご相談ください。多くの薬剤師の転職活動をサポートしてきたコンサルタントなら、企業の選考基準を理解したうえで、あなたのキャリアに基づいたアドバイスができるでしょう。

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